ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

エフェクターボード(2019年10月時点)

ギター弾きのエゴと浪漫と欲望の結晶体、

エフェクターボード。


こんなに人間のエゴが詰まったもの、この世に数多溢れる演奏ツールの中でもそうそうないと思います。足元に並ぶカラフルなペダル。歪みの選択やツマミの位置で、弾き手が何をやろうとしているのか見る側に想像させてしまう異様な情報提示力。魅力です。


アンプ直のどダイレクトさも好きですし、最近は足元にHX Stomp一発という人も多くて、大体においてそういう人の方がどストレートに良い音を鳴らしてる気もするのですが、私は未だにアナログペダルが並んだ人様のボードを眺めるのが好きです。


エレキギターを本格的に弾き始めて4年。エフェクターが増えてボードに並べて以来、宅録時もバンド時も練習時もほぼほぼこのラインナップなので、わりと最初の頃から方向性は間違っていなかったのだろうと思い、これを機にまとめておこうと思います。


 

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①TS808 / Ibanez (オーバードライブ)

②Sweet Honey Overdrive / Mad Professor 

(オーバードライブ)

③Fishing is as Fun as Fuzz / Ninevolt Pedals (ファズ)

④Aqua Puss Mk 2 / Way Huge (ディレイ)

⑤SCH-Z / Arion (コーラス) 

⑥TR-2 / BOSS (トレモロ)

⑦Bluesky / Strymon (リバーブ)

⑧RC-1 / BOSS  (ルーパー)


◯ボード…EBB1-L / Music Works

◯電源…AC/DC Station 4 / Custom Audio Japan

◯パッチケーブル…SL-8(Nickel) / Free the Tone

◯ギター…主にストラトタイプ (たまに気分でレスポールなどなど)


漢の直列8発です。


※速いディストーションの曲を弾くときには、③ファズをディストーション (SL drive / Xotic)に変更してTSでブーストします。


※カッティングで押し切るような曲をやるときには、①TSをコンプ (Home Run King Comp / Ninevolt Pedals)に変えてます。

 

※音はストラトの紹介記事掲載のYouTube動画あたりをご覧ください。


 

コンセプトは『クリーン主体。後は大体これで出せる』です。


基本はSweet Honey Overdriveをプリアンプ的にかけっぱ、ボリュームとトーンを若干絞ってフロントクリーンを出してます。


装飾音を入れるときにはディレイ・コーラス・トレモロを気分でオン。ビル・フリーゼルみたいな音を出して遊んでます。


歪ませるときとテンションがぶち上がったときは、TSでブースト。John Mayerの音を狙ってます(出るとは言ってない)。


バーブは、全ツマミマックスでキルドライ、ボリューム奏法でストリングスみたいなロングトーンを出すのに使ってます。ノーマルの残響リバーブは基本アンプ側かDAWソフト上でかけてます。

 

元々はルーパーで遊ぶ為に作ったボードなのですが、どこまでも使い勝手が良く、重宝してます。飽きないです。



使用頻度は低いですが、肝はTSとリバーブだと思います。


TSはホント一家に一台レベルで便利です。ゲインを上げて単体で使ってもおもしろいですが、一番はやっぱりブースター使用です。TSの鼻づまり感解消のためトーンは上げ目、ボリュームマックス、ゲインは最小レベルで、前段の歪みをブーストすると抜けます。超抜けます。なんでこいつは単体で使うとミッド命の何とも言えない音がするのに、ブースター使いすると抜けてくるのか意味がわかりません。

 

TS独特のコンプ感にも最近慣れてきました。TSオン時は普段より強めに弾いて、ピッキングでゲインを上げてやるのがコツだと思います。ハイの歪み成分が出て音が抜けてくる気がする。


続いてリバーブ。ルーパーで遊んでると、こいつが一番楽しいです。ギタリストの憧れる音は、サスティンが延々と伸びるクリーントーンだと思うんですよね。それが出来ないから世のギタリストはゲインを上げてきたわけで。


キルドライ及びボリューム奏法のリバーブは、このカタルシスを一撃で解決します。一小節分のループに、適当な和音のボリューム奏法を加えるだけで世界観が一変します。トム・ミッシュっぽいことをやりたくて使っている奏法です。まあエレハモのフリーズ買えって話なんですが……。


最後はルーパーです。「人と合わせられない間のリハビリ相手」として買ったルーパーですが、これのおかげで毎日ギターを触るのが楽しくなり、リードだけじゃなくオブリを練習するきっかけにもなりました。DTMに憧れるギター弾きはインターフェースやDAWソフトを買うより扱いやすいルーパーを一台買うのが一番じゃないかと思います。もれなく展開が苦手になりますが…。


※近年展開の苦手さは、端からルーパーにコード・リズム展開のあるフレーズを吹き込むことで解消を試みています


 

以上、個々のエフェクターは時間のあるときに題材にしようと思いますが、エフェクターボード全体に関するまとめです。

 

クラプトン、ジョン・メイヤー、トム・ミッシュが好きな私ですが、片鱗は感じるでしょうか。Aqua Pussをど真ん中に据えているところでメイヤー熱が伝われば幸いです。

 

このレベルなら持ち運びも便利なので、しばらくはこの編成であっちやこっちや出張っていこうと思います。

 

 

追記:

 

ボードをMUSICWORKSのEBBにしたのは、固定方式がマジックテープであったからです。

 

当時すでに使うエフェクターは固定されてきており、メインで使うペダルを売ることはそうそうなかろうと、筐体の裏にマジックテープを貼ることに抵抗はありませんでした。マジックテープ固定なら気分で入れ替えるのも楽そうだとも思いましたし、それは実際その通りでした。たまにTS808をTS-9にしたりして遊んでいます。

 

なお、持ち歩くときにペダルのズレを防ぐ為にクッションで固定する人が多いと聞き、今のところ下記のように対応しています。

 

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これを、


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こうして、


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こうです。これでぶん回してもそうそうペダルはズレません。

 

澪ちゃんのぬいぐるみは遥か昔にゲーセンでゲット。Roseliaのクッションは最近秋葉原ラムタラメディアワールドで購入しました。買ったときはノリノリでしたが、先日新しいバンドの初練習に持ち込んだときはさすがに羞恥心が生じまして、さっと出してさっと仕舞い事なきを得ました。ちなみに私は紗夜さん推しです。くどはる可愛いよくどはる。