ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

録音後記『Miolion / hurryharryhurry』

全部自分で録ってみようシリーズ、4曲目。シンセオンリーのエレクトロニカです。

 

今まで曲を上げても「修作だから!」「ギター練習のバックトラックだから!!」「作曲って程じゃないから!!!」などと誤魔化してきましたが、こいつはギターも何も入ってません。いよいよ言い訳が効かなくなってきました。

 

 
ビートメーカー・ヒップホップ界隈に足を突っ込み始めてからずっと気になっていたシンセ打ち込み主体の曲ですが、いざ作ろうと思ったきっかけは、アクアライン海ほたるのパーキングで流れていた謎BGMです。
 
たまに街中で耳にすることがあると思うんですが、プラネタリウムとか、子供向けの科学番組とか、理科の授業の教材VTRとかで流れてそうな、ふわふわキラキラしたBGM。アレです。小学生の頃を思い出すのか、無性に好きなんですよね科学VTRエレクトロニカ…。
 
ハイが丸まった高音のアルペジオが、ゆったりとループしているような曲。あんな感じのが海ほたるのトイレで流れてまして、思わずボイスメモで録音。周囲に誰もいなくてよかったです。そいつをたまーに聴き返しながら「こんなん作りたいなあ」と漠然と思っていました。
 
で、早く帰ることができた平日の夜。何ともなしにDAWを起動し、MIDIキーボードで適当なスケールをぶっ叩いていたらメインのフレーズが出来たので、そこにアレコレ足していって完成しました。
 
20時くらいに作業を開始し、完成して投稿したのが26時。翌日死にそうになりながら仕事していたのをよく覚えています。
 
2020年10月16日録音。ハード機材は、ノートPCにUSB接続したKORG microKEY-25のみ。音源は全部Ableton Live内臓のシンセパッドで、5トラック使用。思い返すと結構ミニマムな曲だと思います。トップ画像は今年の5月頃に九十九里浜で放心していたときに撮った写真です。気に入っています。マジックタイムっていうんでしょうか。グラデーションがきれいでありました。

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※はしゃぎまくる謎の子供たち
 
 
少しはフックを効かせようと入れ込んだせめてもの工夫が、①変拍子にしたこと、②音の跳躍幅を広くしたことです。
 
4/4→4/4→2/4でワンループ。これも変拍子というのかは自信がありませんが…。
 
音の跳躍については、例の海ほたるで耳にした謎BGMのメインフレーズもそうですが、科学教材VTRっぽいエレクトロニカの特徴を自分なりに分析したところ、『メインアルペジオの音の飛び幅が広い』ことだと感じました。
 
『ギターだとその音からその音の高さまで飛ばないよね』くらいに跳躍させると、打ち込みっぽさが出る気がします。こういうのやると鍵盤数の多いMIDIキーボードがほしくなりますね…。
 
で、ループの飽きが来ないようにフレーズをこねくり回していて、気に入ったフレーズを聴き返してみたら最後の小節が2/4になっていました。
 
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 使用したトラック。
 
使った音源は今までの曲とほぼ同じですが、パラメーターをいじると割と音色が変わるので今回結構いじくりまわしました。
 
3,4トラックは例によってマリンバアルペジエーターで鳴らしているんですが、今回は①ダウンとアップを別トラックで順番に鳴らして、②若干スウィングさせてみました。②のおかげでちょっと有機っぽくなった気がします。
 
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エレクトロニカといえばKettelI am Robot and Proudが好きなんですが、わりと後者っぽいファニーな音になったなあと思ってます。今度はもうちょっと速いビートも作ってみたいな。
 
 ◇
 

 
毎度トラックが出来上がってからタイトルを考えるんですが、今回も例によってハニーハニー秋葉原店のメイドさんから(勝手に)拝借してます。
 
みおりちゃん。夏に沖縄フェアでオリオンビールが飲めたときに、友達と「みおりおんシグネチャービールじゃん」などとのたまっていたことを思い出して拝借しました。化学っぽいタイトルで気に入っています。

コペンローブ、若洲海浜公園に行く。

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都内及び近郊、お気に入りドライブスポット紹介です。江東区東京ゲートブリッジを臨む若洲海浜公園であります。


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ご覧の通りメインの用途は釣りのようで、人工防波堤で釣りが出来ます。入場無料。サビキを投げてアジを釣ってる人が多い。

 

21時以降、防波堤内には入場できなくなりますが、公園自体は24時間入ることが出来ます。何より嬉しいのは、駐車場が普通車一律500円であることです。

 

よく深夜にふらりと行って、海とゲートブリッジと、結構な頻度で上空を通過する飛行機を眺めて、放心して帰ってきます。


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※数分に一回は通過する飛行機

 

元々がゴミの埋立地だった場所に、1990年、東京都の整備で完成。キャンプ場も併設されています。

 

管理者は東京都港湾局でしたが、2006年にはキャンプ場と後述の公園エリア等、一部が江東区に移管されて『江東区若洲公園』に分離。最終的には、若洲海浜公園若洲公園も、指定管理者制度によって、東京港埠頭株式会社(当初は財団法人東京港埠頭公社)が管理代行となったようです。


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隣接する若洲公園。こっちは子供も遊べる遊具がある普通の公園です。


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風車。デカイです。高さ100m。ドイツのノルデックス社製。真下でぶんぶん回転するブレードを眺められるので見ていて飽きません。


 

最初に書いたように、休日の昼なんかも良いですが、ここは夜来て放心するのが楽しいです。


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若洲昇降タワー。ゲートブリッジの歩道に上がれます。一回500円。

 

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アイスが売ってます。


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ゲートブリッジと猫と夜景。岩場に野良猫が大量に住み着いているとウィキペディアにあります。

 

東京ゲートブリッジは、2007年着工〜2012年竣工。施工会社は五洋建設、宮地エンジニアリング株式会社、日立造船株式会社、川田工業株式会社。

 

羽田空港離着陸の飛行機への影響で架橋の高さに制限があること、桁下も東京港第三航路の船舶航行を確保する必要があること、軟弱な粘性土層であることなど、設計は苦労を極めたようです。

 

建設中も、航路の閉鎖に時間制限がある為、34時間という限られた時間内でブロックを架設するなど、調べればエピソードに事欠きません。これ現場代理人さん胃が痛かっただろうな…。下記の記事に詳しいです。

 

〈建設の匠〉

https://kensetsutenshokunavi.jp/kensetsu-takumi/collection/tatecore06/

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対岸の工場夜景が眺められるので長時間いて飽きません。これはどの辺だったか…。

 

東京の湾岸エリアは暁ふ頭公園をはじめ、京浜島つばさ公園、潮風公園など、ふらっと寄って放心できる公園が多くて気に入ってます。若洲海浜公園は一度年始に行って初日の出を眺めたことがあります。また行きたい。

 

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※2019年1月1日、微妙に曇りであった初日の出。これはこれで趣があった気もします

コペンローブ、本栖湖にキャンプに行く。その2。

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本栖湖の湖岸に椅子を引っ張り出し、ビール片手につらつらと放心していたら、いつの間にか陽が暮れていました。テントに戻って宴を開始します。


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本日の夕飯です。

 

普段はウィンナーラーメンなんですが、残念ながらコンビニに置いてなかったのでセブンの厚切りベーコンを代替採用しました。ちびちびと焼いてつまみにします。

 

 

ジュージューいう。結構油が出るし旨味も強いです。ビールが進む。これはいいぞ…。

 

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サッポロ一番を朝食用に温存し、チキンラーメンを投下します。スープを入れる工程が1つ省ける、ゴミが一個減るとキャンパーに優しいインスタント。久しぶりに食べましたがまいうーでした。

 

 

私のクッカー、ユニフレームの山クッカー角型ってやつなんですが、スクエアタイプでインスタントラーメンがそのままぶち込めるやつなので、大変に愛用してます。ラーメン好きでクッカー探してる方はぜひに。下のやつです。モンベルに行けば大体売ってます。

 

UNIFLAME(ユニフレーム) 山クッカー 角型 3 No.667705

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焼きベーコンをイン。キャンプ飯はビールとこういうので十二分に楽しめます。

 

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夜が更けていく。夜間は暇なのでヘッドライトで最近一推し漫画を読み散らかしてチルアウトします。そのビスクドールは恋をする。まりんちゃん可愛いよまりんちゃん。

 

 

6:30、起床。

 

夕飯時も明け方もパラパラと雨が降っていましたが、タープのおかげで快適に食事にありつけました。買ってよかった…。


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朝飯です。インスタントラーメンの王、天下のサッポロ一番塩ラーメン。


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インスタントは醤油派なんですが、たまに食べるとやっぱりうまいですねこれ…。カレー粉の風味が効いてる。

 

テントだけ早々に片付け、タープと椅子とテーブルだけ残して、小雨がパラつく中コーヒーをしばき倒して時間を潰し、本日のメインイベントに向かいます。

 


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吉田のうどん。

 

ほうとうが猛威を振るう山梨県にて、吉田市近隣に勢力を維持する郷土料理です。

 

暴力的なまでのコシ、太さ、硬さを持つ小麦粉の権化みたいなうどんで、噛んだ瞬間に変な笑いがこみ上げてきます。煮干しベースのつゆが染みていて、前述の太さとコシのおかげか麺の旨味も激烈であり、控えめにいって最高です。今まで食べたうどんで一番うまかった。

 

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食べた店は『手打ちうどんムサシ』。河口湖インターを降り、富士急ハイランドを左手に見ながら数分ほど走って一本路地に入るととあります。駐車場あり。結構な人気店らしく、13:00頃にはスープがなくなって閉めてしまうことが多いようです。

 

具は甘く煮た馬肉とキャベツ。天ぷらがおいしいらしいですが売り切れでした。これだけの為に河口湖まで来てもいいレベル。また食べにこよう…。


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※並んでる間に表示された売り切れの張り紙。あと数分、出発を億劫がってダラダラしてたら食い損ねていた…。

 

一体どうして柔らかい麺のほうとうと、小麦粉の暴力みたいな吉田のうどんが、一部エリアとはいえ同じ県に両立しているのか。調べてみたところ経歴が結構おもしろかったです。

 

元々、日常食である小麦粉少なめのほうとうと、ハレの日やもてなしの食事だった小麦粉たっぷりのうどんは食べ物として区別されており、後者は富士山の参詣者向けに振る舞われていたそうです。吉田のうどんの店舗の多くが一般家庭を改装したようなものが多く、昼間しかやっていないところが散見されるのは、どうやらこの名残だそうです。一般家庭が観光客向けに昼だけうどんを振る舞っていたとか。

 

で。江戸時代から富士吉田では養蚕や機織が基幹産業として発達し(土地が標高が高く寒冷な為に耕作に向かないらしい)、「織物仕事をする女性の為に男性が作った」うどんが、男性作のせいかやたらめったらボリューミーでコシのあるうどんになっていったとか。

 

『ハレの日向けの小麦粉の暴力うどんから派生した、腹持ちを重視した野郎作のうどん』というのが吉田のうどんの由来だそうです。こんなん機織の女性が仕事の合間に食えるのか、甚だ疑問ではありましたが…ともあれうまさは保証します。皆さん富士吉田に行くことがありましたらぜひともムサシへどうぞ。

 

 

一通りの目的は果たしたので、後はお土産を物色して退散します。

 

道の駅なるさわで買った山梨銘菓、信玄餅と、信玄桃。

 

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信玄桃、件の吉田のうどんムサシを教えてくれた方が大の桃好きとのことで、桃系のお土産を物色していたところで発見しました。自分用にも一つ買いましたが食べ応えがあってうまかったです。


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見た目は完全に桃です。

 

ついでに寄った、道の駅富士吉田。モンベルが併設されている、ビアテラスがある、レーダードームが見えると、ツーリング野郎のテンションぶち上がりポイント盛りだくさんな道の駅でした。

 

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※レーダードーム。富士山頂で35年間実際に動いていた気象レーダーの実物を移植した市立科学館らしいです。次は寄りたい。


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中央道の藤野パーキングで夕飯。久しぶりにモスバーガー食べました。ハンバーガーの袋、ガサガサ感がいいですよね。


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山梨に行ったせいで桃欲が高まったのでネクター。たまに飲むとうまい。

 

「すぐ近くの忍野八景もよいよ」と会社の人にオススメされたので、富士吉田を軸にあちこち巡りにまた行こうと思います。サンキュー山梨県

コペンローブ、本栖湖にキャンプに行く。その1。

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鹿児島の先っちょでし損ねたリベンジとしてキャンプに行こう行こうと思っていたところ、四連休の予定がすっぽり空いていたので決行いたしました。

 

目的地は富士五湖。2017年に新山さんと行った西湖が目的地です。

 

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20時過ぎ。出発前のガソリンスタンドにて。毎度のことながら、こんときが一番テンションが上がります。夜のガソスタのモラトラアム感は異常です。

 

この日珍しく夜出発だったのは、本出発前に装備品の買い足しがあったからです。


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サンキューモンベルのくま。

 

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某所のシーシャバーでチルアウトし(サンキューバニーパレス新橋店)、


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久しぶりに都心からC1に上がります。金曜夜のC1、夜景がきれいで好きなんですよね。


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4号から中央道に入るのもいつ以来だろうか。渋谷港北間の3号とはまた違った東京間がありますね。中央フリーウェイ的な。

 

石川パーキングにて。4連休ということもあり『休み感』を味わおうと車中泊を敢行し、

 

………

……


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爆睡を経て西湖に向かったところ満員でした。

 

やむを得ず、混んでるだろうと敬遠していたゆるキャン△の聖地、本栖湖に到着。混んではいましたがキャンプ場のキャパがそれを上回っており、無事設営できました。ガチ聖地である浩庵キャンプ場は閉鎖されていたので、その対岸のキャンプ場に陣取ります。

 

新兵器はタープであります。


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設営後の様子。

 

この四連休、やったら天気が悪いと予報が出ていたので、いっそ予定を変えて引きこもるかとも思ったんですが、脳内のしまりんが呟きました。「雨が降るならタープを買えばいいじゃない」と。

 

佐多岬の豪雨から、タープさえあれば多少の雨でも飯は食えるし本も読めると思い至り、買おう買おうと思っていました。自分の性格上、装備の買い足しは思い立ったが吉日です。ここで買わないと買いません。買えば行動選択が広がります。行くしかねえと判断。

 

結果として少しの通り雨には見舞われましたが、タープのおかげで何のダメージもありませんでした。サンキューモンベルのミニタープHX…。

 

モンベル(mont-bell) タープ ミニタープHX ダークフォレスト 1122474-DKFO


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設営も無事済んだので食事と風呂と散策に出ます。しまりん、本栖湖だよ…。


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コペン本栖湖


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遅めの昼飯。旅行先って無性に蕎麦食いたくなりません?食べ応えあるのに重くなり過ぎないからだろうか。


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西湖キャンプでもお世話になったいずみの湯で汗を流します。説明書を読み違え狂ったおかげでタープの設営に小一時間かかったので(理解してからなら5分かからない)汗だくです。ラベンダーの湯が気持ちよかった…。


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食料も買い込んで、あとはもう飲んで食って寝るだけです。湖畔に椅子を持ち出して、ビール缶片手に小一時間放心します。


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キャンプ、設営して風呂入って飯食ってをやっていると意外と時間を食うので、どれだけ放心する時間を作れるかが勝負なんですが、この日はこの時間がホントに楽しかったな…。

 

続きます。

録音後記『Laughin’ / hurryharryhurry』

ビートメイクシリーズ3曲目。ミドルテンポのダンスチューンです。

 

前曲の反動からか今回はギターを弾きまくってます。初めてミュートロンを使いまして、トムミッシュごっこが捗っています。

 

 
2020年10月11日録音(ただし元ネタは7月31日に録音済み)。ライン録り。インターフェースはFocusrite Scarlett 2i2。シミュレーターソフトはBIAS FX2。
 
ギターはフェンダーストラトキャスター。ベースはCoolZのジャズベースタイプ。ドラムはAbleton Live内蔵のTR707シミュレータ。シンセもAbleton Liveのやつです。Mariaと同じ組み合わせですね。
 
一番のお気に入りは1:50の『ギュオン!』音です。前半ソロのミュートロンのコードストロークと、後半ソロの歪みのグリッサンドが重なって何とも不思議な音が出てしまいました。かっこいい。

 

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写真は大洗アクアワールドのクラゲです。深めの青の動画をストレージから探したところ、クラゲが目に留まったので採用。水族館は動画素材の宝庫だと思う。

 


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今回も7トラック使いました。Live Liteは8トラックがリミットなので最近はギリギリ使い切るか否かです。

 

ラストのソロんところでもう1トラックくらい使い、ロングトーンのシンセでも入れればよかったかなとも思いますが、私の性格上、使用トラック数が無制限になるとアレンジ迷子になる可能性の方が高いので足りないくらいがいいんだと思います。トラック数より展開とアレンジセンスで何とかしたい(出来ない)。


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録音のたびに何かしらやったことないことをやろうとは思ってるのですが、今回のポイントはギターにミュートロンを使ったことです。

 

アナログエフェクターでは持っていなかったんですが、John Mayerやら、何よりTom Misch御大がギターソロでやたらと多用するのでずっと気になっていました。

 

上記の写真は録音時の設定です。もうちょっとワウワウさせたかったので、また使うときに設定はあれこれいじっていきたい。リバーブなどの空間系はともかくとして、『聴かせたいモジュレーションエフェクトは自分の感覚より強めにかけた方がいい』は最近感じます。極力クリーン寄りにしてしまって中途半端になる。


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ミックスが未だによくわかりません。トラック数が多いと、クリップを抑えようとしてどうしても音圧が弱くなるんですよね。現状の解決策として、Live内蔵のミックス用エフェクトをかけちゃいるんですが、もうちょっとイコライザーで飛び出てる帯域を潰さないといけないんだろうなとは思ってます。ただ、Live LiteはAbletonユーザー御用達のEQ Eightがないんだよな…。

 

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ベースは1:50手前のブレイク時の、決めフレーズが気に入ってます。やっと頭に浮かんだフレーズがそのまま弾けるようになってきた…。

 

シンセはメインリフがReverberantというやつで、和音でフレーズを弾くと高域がキラキラして、ディスコ感が出たので使用しました。気に入ってます。

 

裏でなってるアルペジオはMaria同様、Marimbaをアルペジエーターで鳴らしたものです。困ったらアルペジエーターを使えば何とかなると思っている節があります。便利です。次回はZazenのAsobiみたいにもうちょっと主張の強い音で使いたいな…。

 

 

今回は我らがホーム、ハニーハニー大宮店店長、らふぴことらふちゃんからタイトルを拝借しました。

 

aikoが好きだ」と聞いていたこと、秋葉原EP作成中であることがバレていたことから、もっとaikoっぽいネタを考えていたのですが、紆余曲折を経てダンスビートと相成りました。というか一瞬でもaikoっぽいビートを作れると思った自分の頭をはたき倒してやりたい。

 

ベースを買って最初に作ったネタということもあって思い入れが強かったことと、自分としてはイメージに近く仕上げられたので気に入ってます。らふぴ可愛いよらふぴ。

 

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録音後記『Maria / hurryharryhurry』

『打ち込みにも慣れてきたので全部自分で弾いてみようシリーズ』2曲目です。ギターよりも鍵盤系が強い曲にと相成りました。

 

シンセパッドとアルペジエーターが活躍してます。

 

 
 
2020年8月13日録音。ライン録り。インターフェースはFocusrite Scarlett 2i2。シミュレーターソフトはBIAS FX2。
 
ギターはフェンダーストラトキャスター。ベースはCoolZのジャズベースタイプ。ドラムはAbleton Live内蔵のTR707シミュレータ。シンセも例によってAbleton Liveのやつです。
 
鍵盤に慣れようと適当に弾いていたら転調ありのコードループが出来たので、それに合うリズム、ベースを16小節単位で試案。ギターも弾きましたが、後半は「これならいっそ打ち込みに振り切ろう」と単音カッティングに留め、ずっと使ってみたかったとアルペジエーターを後半にねじ込んで何とかビートに仕上げ切りました。
 
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サウンドクラウドのバック画像はすみだ水族館のエントランスの謎照明です。まりあんぬのカラーがピンクなのでピンクの絵が欲しかったのですが…これはこれでイメージに合っていて気に入ってます。
 

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使った音色はこいつらです。
 
コードループがCelestial Pad。アルペジエーターの音がBright Marimba。最後の16小節でうっすら鳴っている謎メロはCanadian Boards。
 
最後のは「Boards of Canadaじゃん」と思って鳴らしてみたところ、好きな音だったのでそのまま使いました。アタックが弱い音なのでメロディーで使うのに苦戦しましたが…。
 
アルペジエーターMIDIキーボードにも機能が付いてはいましたが、ソフト上のが制御しやすそうだと思い、Live内蔵の方を選択。当然っちゃ当然ですが、ソフト上ならテンポ同期も出来るので大層使いやすかったです。
 
アップ式にして、慣れない鍵盤で5音か6音を頑張って抑え、気分で1音抜いたり増やしたりしてパターンを作りました。結構気に入っています。
 
 
ギターは、インターフェースの手前にSweet Honey Overdriveかましてます。Tylerの場合は比較的クッキリハッキリした音になるので直挿しにしてBias上でブーストしますが、Fenderの場合はちょっと濁した方が良い音で録れるような気がしてこうしてます。どちらかというと気分の問題です。
 
ベースは、リアを絞ってフロント寄りにし、トーンをちょい絞りしました。そのせいなのか何なのか、車で聴くと低音がボーボー震えます。
 
ベースラインは結構悩みまして。あーだーこーだ悩んだ挙句、前半はパワーコード押さえでのルート、5度、オクターブ弾き。最後4小節は適当なフレーズで逃げ切りました。ベースのパワーコード押さえ、結構好きです。
 
前回のビートがずーっとコード進行が同じだったので、今回はせめて転調くらいしようと思い、出て来たのがシンセのコードループです。リズムもソロが入る前と後では変えてます。「少しでも曲っぽくならないか」という足掻きが見えます。ベースとリズムは引き出しが少ないので、展開させるとフレーズが出てこなくなるんですよね…。次のビートは展開くらい付けてやりたいところ。
 

 
 
今回のタイトルは、事もあろうか私がよく行くメイド喫茶の店員さんです。
 
おれたちのホーム、ハニーハニー秋葉原店の、まりあちゃんことまりあんぬ。ハニハニの友人と「最近ビートメイクにハマってる」と話していたところ「全部メイドさんの名前つければいいんじゃない?」などという妄言をいただきまして、それを私が本気にし使わせていただきました。まりあんぬ可愛いよまりあんぬ。
 
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上記の写真はメイドさんカクテルのまりあちゃんバージョン。ピーチ入りでまいうーです。

コペンローブ、鹿児島の先っちょにいく。その5。

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5日目。最終日です。

 

7:00起床。この旅行、全般に渡って朝の天気がやたらといいので車内の暑さで目が覚めます。歯を磨いて顔を洗って服を着替え、例の聖地エリアを散歩して朝の神戸を眺めたり、フードコートでダラダラしたり、小1時間を無為に消費した後、「ちゃんと走れば明日は自分のベッドで足を伸ばして寝られる」という何とも言えないモチベーションで出発を決意。残り600kmの帰路に着きます。

 

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9:00頃、大阪環状線の朝渋滞に捕まります。夜のうちに大阪は抜けておくべきだった…。奥田民生で気合を入れ直して渋滞を乗り切り、ひょいひょいとトイレ休憩を挟んで走ります。


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12:00、無事新東名に突入。NEOPASA浜松でちょうど昼飯の時間です。


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うなぎの焼きスパ。実質焼うどん。

 

フードコートで目に止まって物は試しと頼んでみましたがこのビジュアルで不味かろうはずがありません。食べ応えもあって激ウマでした。この旅行でもトップクラスに君臨します。これだけ食べに行ってもいいレベル。


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あまりにうまかったのでそのまま昼寝してたら3時間過ぎてしまいました。


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15:30、最後の給油です。つくづく高速のセルフ給油スタンド増えましたね…。

 

出発します。残り300km。

 

後はもう勝手知ったる新東名を突っ走るだけなので、日も陰ってきた頃合いを見計らってコペンをオープンにし、車線の左っ側をのんびりたらたらと流します。


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帰路は毎度のことながら帰りが惜しくなるので、首都高手前で下道に降りて都心をゆっくり走って抜けます。

 

これも毎度のことなんですが、旅行の帰路にオープンで走っていると、どれだけ買い替えを検討していても「やっぱりコペンがいいや」という思いがしみじみ湧いてくるんですよね。

 

一度の航続距離が伸びに伸びてきた30歳オーバー。高速巡航能力の高いバカデカ排気量セダンに日に日に気持ちが向いていくのですが、今回はそれに加えて、心残りだった最南端に行った帰りです。

 

『下手に買い換え欲求が爆発する前にコペンで行きたいところは早めに行っておこう』との目標も達成され、東名で元気よく走っていく320d (やたら見る)を見るたびに、『お金貯めてちょい古大排気量ドイツ車にでも行くか』という気持ちが湧き上がるのですが…

 

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路肩に停めてこんな光景をのんびり眺めたりなんかしていると、「当面オープンから降りられそうにないなこれ…」と考え直すのが恒例です。今回の旅行は特にそれが強かったです。帰り道の夕方、天気良くてかなり涼しかったしなあ…。


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21:00、無事帰宅。今回もお疲れ様でしたコペン君。ホーム銭湯である健美の湯でひとっ風呂浴びて就寝します。


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※健美の湯名物、イベント湯の月間スケジュール。ビールの贅沢湯が気になります。想像がつかない…。

 


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最後に。今回珍しくトラブルの兆候みたいなものが現れたので書き記しておきます。結果として空振りではありましたが…。

 

家まで残り100kmを切った辺りで、運転席の右足膝あたりにポタポタと水滴が垂れ始めました。

 

微量で、ペースも10分に一度あるかないかなので、まあエアコンの結露だろうと大して気にしちゃいなかったのですが、だんだんとオープンの車内にやたらと甘い匂いが漂ってきました。

 

車内で甘い匂いがするとなると、外部要因さえなければ、考えられるのはクーラント漏れしかありません。

 

おまけに車載の温度計を見ると、平時走行中なら30度ちょいを指すはずの数字が40度を軽く超えていました。

 

「!!?」

 

ちなみに渋滞中です。うわーマジかーと思っていたらだんだん渋滞も解消されてきたので、ペースを上げて走っていると温度も少し下がってきました。走行風のクーリングが効いているものと思われます。

 

念のため下道に降りてから運転席に潜り込んで該当箇所を確認。カバーされた配線からうっすらと水滴が垂れているのを確認しましたが、水滴をライトで確認しても特に色も付いていません。エンジンルームを確認しても、クーラントが極端に減っているようにも見えません。

 

そもそもがエンジン熱を吸収し、走行風で冷やす循環を行うクーラントの配線が、運転席の膝上まで伸びているとも思えません(これは新山さん談。私は言われるまで気付きませんでした)。

 

だとするとエアコンのドレン水漏れか、結露か。仮にクーラントだとしても、残量を見る限り家まではもつだろうと判断し、帰宅。しばらく経ってから12ヶ月点検の際にディーラーに聞いてみたのですが、案の定「おそらく結露」とのことでした。

 

「配線や車内を一通り確認しましたが、漏れも滲みも特に確認できませんでした。一番可能性が高いのが、どこかの結露が配線を辿って、膝上まで来てしまったことだと思われます。他はそうだなあ、雨漏りがどこかに溜まって、それがたまたまそのとき垂れてきたとかですかね。コペンは先代も結構雨漏りと水溜りに悩まされた車ですから」

 

そういえば佐多岬で豪雨には見舞われましたが、日が経っているので少し考えにくいです。おそらくは前者でしょう。

 

「でもお客さん、甘い匂いしたんですよね」

「しました」

「水滴の色は?」

「無色でした」

「匂いはどうです?」

「水滴嗅いでみたんですけど、特には…。車内は甘かったんですけどね」

「うーん…。匂いの件は不気味ですけど、現状からするとクーラントとは考えにくいかな…。後考えられるのは、失礼ですけど匂いの勘違いの可能性ですね。何かしら甘いもの車内にありませんでした?」

 

……よくよく考えてみたところ、毎朝毎晩、せっせとギャツビーのクールシートで体を拭きまくっていました。こいつで鼻がバカになった可能性があります。某病の兆候かとも思いましたが、匂いがしないとは聞きますが狂うとは聞かなかったのでそれはおそらくないとのこと。

 

教訓としては、「車の異常兆候にはなるべく早く気づくだけでなく、最低限の機構は理解しておいて予想は下せるようにしておこう」です。

 

新山さんのように、クーラントの機能から配線位置を予想して「まずそこにあるわけがない」と判断できれば変な予想をすることもないでしょう。ちっとは勉強しようとも思いました。

 

終わります。