ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

次に乗りたい車を物色する(レクサスIS-F)。

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グランツーリスモ6にて、筑波サーキットを走る初代IS-F君

 

最近友人がAMGのSLKを買いまして。

 

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※我が友人、通称ぽりぽりの愛車、メルセデス・ベンツ SLK55 AMG。5.5リッターNAのFRオープンカーです。


一報を受けたときは「何考えてんだこいつ」と思ったものですが、正直今でもそう思っています。ひょっとしたら本人もそう思ってるのかもしれません。


が、たまに拾ってもらって助手席に乗せてもらうと、落ち着いた内装(アナログ時計が付いてる)と、圧倒的に広い室内空間(オープンカー比)と、大排気ならではの余裕のある挙動に「こりゃあいいなあ」と感嘆し切っています。しかも屋根まで開く。


触発されて調べてみたところ、ちょっとお高めな大排気量クーペ、結構値落ちが早いんですね。200万円台で一昔前のハイエンドモデルが出ていることさえあります。


コペンを乗り尽くしたら次はNDロードスターの新車だな、と考えてはいるんですが、同じ金額を出せば新車価格で700万円級の車が中古で買えるとなると、少し悩んでしまうところがあります。しかも3.0Lターボだの5.0Lだのの超弩級がゴロゴロいるという。屋根は開きませんが…。


そんなわけで、『国産を新車で買うのと同じくらいで買えるファンキーな車』を軸に数台物色してみます。まずはこいつ。


◯レクサス IS-F(初代USE20型)

 

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のっけから5.0Lの化け物車です。これ、今200万円台で出てるんですよね。


エンジン: 2UR-GSE型4,968cc V型8気筒 直噴DOHC

ボディサイズ:全長 4,660 × 全幅 1,815 × 全高 1,415 mm

ホイールベース:2,730 mm

トレッド:前/後 1.560/1.520mm

タイヤサイズ:(前)225/40R19/(後)255/35R19

車重:1,690kg

最高出力:423ps(311kW)/6,600rpm

最大トルク:51.5kg-m(505N・m)/5,200rpm

変速比:(1~8)4.596/2.724/1.863/1.464/1.231/1.000/0.824/0.685

最終減速比:2.937

 

最小回転半径5.1m


2007年発売。35GT-Rと同い年ですね。


IS-Fをはじめて知ったのはグランツーリスモ山内一典氏で、たしか山内さん、この車でニュルブルクリンクのレースに何度か出ていた記憶があります。YouTubeにも動画が残っていて、それを見てレクサスのイメージが覆りました。元のエクステリアは落ち着いてるのに、フロントのボンネットの盛り上がりやらリアディフューザーのマッチョさやら、凶悪さが滲み出てるなと…。


当時まだろくに車を知らなかったのですが、率直にM3みたいだなと思った記憶があります。ああいうノーマル車がメーカーカスタムでほんのり凶悪になったみたいな車、好きなんですよね。


そんなわけで、グランツーリスモの5では結構IS-Fを使っていました。当時は「こんなスペックの車買えるわきゃないだろ」と思ってたんですが、あれから10年ちょい。気がつけば新車のロードスターくらいの値段まで下がっています。


 

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IS-Fの魅力は、バカ排気量V8エンジンのFRセダンであること。これにつきます。


コペンからの乗り換えを考えとなると、その目的はパワーと居住性とエクステリアの落ち着き具合です。


IS-Fが落ち着いているかどうかは議論の余地がありそうですが、他のすべては叶っています。どうせ屋根が開かない車に乗るならいっそのこと利便性の高い4ドアがよいです。シートを倒して寝られる、この喜びは2シーター乗りの悲願であります。


パワーに関しては申し分ありません。


ありようはずがない、というかむしろ有り余っています。トルクは505N・m。踏めば吹っ飛んでくでしょこれ。最大トルク発生の回転域は5,200rpmと比較的上の高めですが、これだけの排気量があれば、低回転域が細いはずがありません。


マニュアルじゃないことはあまりデメリットには感じていません。というか、これだけのハイパワーエンジンをマニュアルで乗るのは若干の恐怖があります……。


問題があるとすれば、私はまずサーキット走行をしないということです。


これだけのパワーとスペック、公道じゃ持て余すに違いないのですが…、メーカーチューンドのハイエンド、それも天下のトヨタが、M3やC63と真っ向勝負するかのように、GT-Rと同年に出してきた最強のスポーツセダンです。ベースのISからは7割のパーツに手が加えられていると聞きます。GTカーか。ロマンです。ロマンがあります。


さらに言えば、「IS-Fは性能のピーキーさより許容性を重視している」というような旨を、製品企画主幹の方がcarviewのインタビューで話されていたので、街中で乗っていてフラストレーションがたまる類の車ではないでしょう。……多分。


サイズは、F30型の328iとほぼ同じ。ホイールベースが10cm程短いですが、その分旋回性が高そうです。


 

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2000年の排ガス規制後、衰退したかに見えた日本のスポーツカー市場ですが、2012年にトヨタが86を出してから、2014年のコペンローブ、2015年のS660、NDロードスターシビックタイプRの復活、2016年の2代目NSXと、一挙に盛り上がりを見せてました。


その端緒になったのは、2007年の日産GT-Rと、何よりも、よりにもよってトヨタがレクサスブランドで出してきたIS-Fの発売だったんじゃないかと勝手に思っています。


そこから2010年、レクサスは改めてLFAを出し、「天使の咆哮」とまで言われる官能的なスーパーカーを市場に叩きつけた上で、「トヨタは運転して楽しい車を作るんだ」という布石を打った。で、「誰でも楽しめるスポーツカー(にしては高いけれども)」である86を出すシチュエーションを整えたんじゃないかと。


そういう、日本の車事情のターニングポイントを感じられる、トヨタが作った2007年時点で最強の車、というロマンが初代IS-Fにはあります。それが手に届く値段で、まだ乗れる状態で市場に出てるとなると、やっぱり心は動きますよね。

 


しかし、まあ、やっぱり屋根が開かないんですよねIS-F…。

 

諸々問題だらけの2021年。オープンカーがあるだけでどれだけ心が救われてきたか。オープン云々より走行感覚とコストパフォーマンスでコペンを選んだ私ではありますが、乗って7年。もはやオープンなしでは平常心を保てる自信がありません。

 

仮に大排気量FAのクーペを買ったとして、屋根が開かない場合、コペンとの二台待ちさえあり得る所存です。

 

その辺の事情を勘案しながら当面次に乗りたい車を物色していきたいと思います。

 

続きます。

録音後記『Navy Blue Coastline / hurryharryhurry』

全部自分で録ってみようシリーズ、6曲目。『Toeみたいなやつ』を録ろうとしたら『初期Daft Punkみたいな謎ビート』になってしまった、テレキャスターストラトツインギター曲です。今回わりと自信作であります。

 

 

2020年1月17日〜1月31日録音。うんうん唸りながら1月中に完成させて、アップしたのは2月5日の0:00ちょい。なんでこんなピンポイントかというと推しのメイドさんの生誕だからです(迫真)。

 

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トップ画像は千葉県の袖ヶ浦、通称千葉フォルニア。緊急事態宣言中なこともあって、「コペンをオープンにして海沿い突っ走りたい」と悶々としながら作っておりました。

 

聴いてもらった人からは「サウンドが爽やか」「オープンを感じた」と言ってもらえたのが嬉しかったです。ドライブを意識した曲で、車好きの方から感想もらえるのはホント嬉しいですね…。

 

 

録音順は、ドラム→メインループのテレキャスターアルペジオ→メインループのシンセ→ベース→ストラトアルペジオマリンバアルペジエーター→中盤の展開→ストラトソロです。

 

使用トラック数は8。Ableton Live Liteの使用制限フルで使いました。同時に鳴ってる音でいうと6つまでなんですけど、意外と何とかなるもんですね…。

 

ドラムトラックは例によってTR-707のシミュレーターです。今回、いつもより生っぽさを出したいとToeの柏倉さんのドラムを聴きまくった結果、「リバーブをかければそれっぽくなるんじゃないか」とリバーブ増し増しに設定しました。馴染みのいい音になったんじゃないかと思ってます。ループの軸になってくれてました。

 

一番のお気に入りはベースラインで、聴いてくれた人からも「ベースが良い」というのが一番いただいた感想です。嬉しい。転調含めて、ベースラインでぐいんぐいん引っ張れた感があります。

 

逆にいうとベースが固まったおかげで、ToeからDaft Punkに曲調が寄った感がありますが…。

 

アウトロのギターソロは、兎にも角にも気合で弾きました。

 

全くフレーズが思いつかず一週間が過ぎ、この週末に録れないと完成しないという1/31(日)の日曜日。23:00にふて寝から目覚め、夜が明けるまでの6時間の間に四苦八苦の挙句に完成しました。入りのDavid T Walkerフレーズが出来てからは早かったですが、それまでは思い悩み続けました。入りが出来てからはほぼワンテイクで録ってます。感情を込め散らかしました。

 

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※録れん録れんと悶々としていた時に撮ったストラトちゃんとテレキャスタイラーちゃん。みんな、とっても可愛いよ…(白目)

 

 

 

我らがホーム、ハニーハニー秋葉原店の女神麗子ちゃん。麗しさで他の追随を許さないメイドさんであります。良い一年になりますよう。

 

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コペンローブ、利根水郷ラインを走る。

行くところに迷ったら大体ここを走りますシリーズ、千葉県北部編です。

 

国道356号線、通称『利根水郷ライン』。

 

我孫子市から銚子市をひたすら利根川に沿って伸びる、全長約100kmの快走路です。

 

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こんな感じ。何もない土手沿いの道がひたすら数十キロ続いて、ときどき思い出したように街が現れます。北海道かな?

 

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行程はこう。国道6号線から利根川に交差するところで県道170号に逸れ、以降ひたすら利根川沿いを走ります。

 

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スタート地点の我孫子付近。6号沿いは集合住宅が多いです。五月晴れのやたら陽気な1日でありました。

 

我孫子から40km程走ると、道の駅こうざきが現れます。香取市成田市の間に位置する神崎町の道の駅。ここは道路を渡って利根川の土手に降りられます。

 

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絶景です。川と雑草と謎の歩道と、遠くに臨む電波塔しかありません。風がほどほどに吹いているのが、季節柄涼しくて良いです。

 

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海から51kmの表記。利根川換算で銚子港までの距離のことだと思いますが、まだまだ距離がありますね…。この日は犬吠埼から九十九里まで下る予定だったんですが結構な時間がかかりました。九十九里に着く頃には真っ暗だった。

 

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道の駅こうざき。発酵の里らしいです。

 

神崎町は米の名産地で、酒と味噌の醤油で有名だとか。この町、千葉で一番人口が少ないらしいですが(約6,000名)、そういった町の方が特徴的な道の駅ができるのかもしれません。今度時間かけて見て回ってみよう。


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海まで11km地点。大分下ってきました。こうして見るとつくづく利根川ってデカくて長いですね…。

 

利根川、日本三大暴れ川に数えられる、群馬県はみなかみから太平洋に注ぐ一級河川です。

 

元々は、現在の古利根川を通って東京湾に流れ込んでいたものを、江戸時代の治水事業、通称『利根川東遷事業』で銚子へ注ぐように開削され、今の流路に至ったようです。目的は水害対策と、外堀として東北地方からの侵攻を防ぐ狙いもあったとか。

 

名称由来は古くは万葉集に『刀祢』の名があり、別称でいつの間にか『坂東太郎』(東諸国を流れるバカでかい川の意)という異名もついていたようです。…4号線を北上しているとやたら目にする飲食店、坂東太郎はこれが由来かと調べていて今知ったという。


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利根かもめ大橋。千葉の銚子市と茨城の神栖市を結ぶ有料道路です。電灯が風車みたいだ。


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銚子市川口町。銚子漁港。インダストリアル感溢れる港町でした。

 

この日は時間がなくてスルーしましたが、犬吠埼で太平洋をぼんやり眺めて放心し、太平洋沿いを南下して適当なところで高速に合流し帰るのがオススメです。また走りたい…。

 

録音後記『君はSHOOTING STAR / Mogi El』

ギターで参加しました。テレキャスターのミックストーンでオブリガートを弾きまくってます。

 

 

トラックメイカー、Mogiさんによる女性ボーカルのポップソングです。ボーカルは宮下エマさん。天使の歌声であります。ギターは左チャンネルのオブリが私で、右チャンネルのコードギターと他全部がMogiさんの演奏です。

 

2020年10月18日録音。使用ギターはfullertoneのテレキャスター、ミックストーン一発です。私の34歳の誕生日はこの曲の録音で家から出ずに過ごしました(白目)。


歌メロが決まっていない状態でトラックをもらってギターを入れたのですが、「坂本真綾が歌ってそうな激可愛コード進行のポップソングだ」というのが初聴の印象でした。「これは歌が入ったらえらいことになる」と思い、半端なものは入れられんと、死ぬ気でフレーズを考えた覚えがあります。サビのフレーズは渾身の出来です。

 

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ジャケットはノーコピーライトガールさんのイラスト(にMogiさんが私のテレキャスターをコラったもの)。「どんな曲?」と聞かれたらこれを見せています。かわええ。

 

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愛用のFullertoneテレキャスターを前面に押し出してくれました。嬉しいであります。

 

ミックストーンを全面で使ったのは初めてかもしれません。超気持ちよく弾けました。テレキャスのミックス、歌物に合わせるとハイパー抜けがいいですね…。

 

 

Mogiさん、初めて知ったのは下記のトラックがきっかけでした。

 

 

宇宙遊泳みたいな浮遊感のあるトラックです。


3020 SOULSに入って、ビートメーカーの方々がTL上にたくさん現れるようになり、「あ、この人かっこいい」と思ったら脊髄反射的にフォローしているのですが、Mogiさんもその中のお一人でした。ある日My trickerを聴いて「おおおおお!?」となったことをよく覚えています。


そのうち、同い年で、趣味も大体同じ(リツイートするアニメキャラ絵の好みがドンピシャ)ことから、意気投合。いつか一緒にやりましょう!と話していた中で、「ラウンドテーブルみたいはポップソングを作りたい」というMogiさんのツイートに私が反応。ギター入れの機会を無事勝ち取ることと相成りました。


半月ほどしてトラックが送られてきまして、大層ぶったまげました。めちゃめちゃキュートかつ爽やかなポップソングであります。


Aメロはスタンダードな進行ながら、Bメロ突入に向けてフックを仕掛けてきて、サビで7thを気持ちよく使ってくるので、音を選びながら弾いていくのが超楽しかったです。


メインの音はコーラスをうっすらと掛け、ボリューム8くらいでパキパキと弾き、2番のオブリからサビ前までは、コーラスを外してリバーブを増し、ギター側のボリュームを全開にして弾いています。


「2番のオブリがよかったです!」と言ってもらえることが多かったので、常時あのくらい音を前に出した方が良かったかな…。


ちなみにあそこはギターソロだと思って好き放題弾いていた為、歌が入ったトラックを聴いた時は、「こ、これ大丈夫ですかね…?」と戦慄したのをよく覚えています。メロがもう一ついる状態なので歌いにくかっただろうなここ…。



そう、歌です。この曲、ボーカル探しに紆余曲折がありまして。


私がギターを入れた時点ではメロも決まっておらず、そもそも女性ボーカルを入れるのか入れないのか、出来れば入れたいけれどもMogiさんも私も今回はアテがないというどん詰まりの状況でした。


その状況下でMogiさんが出した結論は下記の通りです。


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あとは俺が少女になるだけだというパワーワード


モギルコバージョンも大変聞いてみたかったのですが……トライしたところ、残念ながらご本人の中でボツとなったようです。アルバムを作る機会があったらぜひ隠しトラックで入れていただきたい。



モギルコボーカルをボツにしてまでMogiさんが発見したボーカルは、宮下エマさん。激ウマです。

 

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※初聴きの際の私の感想


坂本真綾みたい、というのが超良い意味で伝わってくれればいいのですが…。元々曲調が坂本真綾が歌ってそうだ、と思っていたところで、この抜ける声質とうまさです。イメージドンピシャでした。


ミックスで弄っているとMogiさんも言っていましたが、この方、ツイッターのサンプルトラックを聴いても分かるように、フラットな状態でも激うまです。私も女性ボーカルモノをやるときは依頼発注させてもらおうと画策しています。


 

 

「ポップな女性ボーカル曲でテレキャスターを弾き狂う」というのを兎にも角にもやってみたかったので、今回超絶に満足しています。


最近は自分一人でトラックを作ることが多かったので、人と一緒に曲を作っていく楽しさを改めて思い知りました。大体こちらの予想の斜め上を超えてくるので、素朴な驚きと喜びがありますね…。


出来上がったトラック、ヘビーローテーションしてます。車で聴いても低音のダブ付きがないので聴きやすいです。ナイスボーカル、ナイストラック、ナイスミックスであります。

 

なお、全部終わった感でこれを書いていますが、Mogiさん作ギター入れ曲、手をつけていないのがまだあと一曲ある模様。

コペンローブ、岬カフェに行く。

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休日ぶらり千葉シリーズ、私が最強に好きなスポットがここです。岬カフェ。

 

正式名称 : 音楽と珈琲の店 岬

住 所  : 千葉県安房鋸南町元名1

アクセス : 富津保田インターから車で11分

営業時間 : 10:00〜17:00

 

東京方面からだと富津金谷インターの方が近い上に、国道127号線(内房なぎさライン)に合流するときの視界の開け方がハイパー絶景なのですが、岬カフェに入ることだけ考えると絶対に富津保田から行くことをオススメします。

 

入り口が分かりにくい上に、渋滞時は右折で入れず泣きを見ることになるからです。

 

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画像は、富津保田から北上していった場合の左折ポイント。Key Coffeeの看板が目印です。


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アイスコーヒー(550円)とピザトースト(500円)。休日、奇跡が起こって「普通に出勤するのと大して変わらない時間に起きたな」というときには、ふらりとここまで走って遅めの朝食を摂るのがよいです。


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ベランダ席もあります。おやつ時ならバナナアイスがオススメです。ブレンド(500円)とバナナアイス(400円)。フレーク入り。


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放心します。波音を聴いて水面を眺めてるだけで小一時間はすっ飛んでいく。

 

わりと客足は絶えないものの、ソロのライダーさんか、せいぜいが2人組のカップルご夫婦くらいなので、いっぱいで入らなかったことは今のところありません。

 

館山自動車道が夕方わりと混むので、連休に来ると帰りが遅くなりかねませんが、関東近郊の方はツーリングがてら行ってみるのはいかがでしょう。


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※写真は往路途中、市原サービスエリアで遭遇した人相の悪い猫

 

 

番外編として、ガッツリ昼食を食べたい時のオススメスポットがこちら。漁師料理かなやです。

 

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岬カフェから数キロ北上したところにある道の駅じみた休憩スポットで、お土産処や、日帰り温泉『海辺の湯』も併設されています。ここの海鮮料理が、量が多く大体うまいです。

 

やたら広いので、多少混んでいても飯にありつける点もありがたい。どれだけうまくても店まで入れないと食えないですからね…。


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房総名物なめろう丼。さっぱりしたものが食べたい時はオススメです。なめろうが千葉名物であることを最近認識しました。

 

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アジフライ。やたら高いやつが二枚。これだけでかなり腹が膨れます。肉厚でまいうーです。


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画像は異常独身男性3人組で訪れたときのもの。岬カフェ→かなやでアジフライ→富津岬で放心のコンボツアーは気に入ってもらえたみたいで安心しました。このツーリングも追ってエントリに上げたいところです。

コペンローブ、鋸山に行く。


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海あり、山あり、キャンプ場あり。魚も水も野菜もラーメンもうまい。関東エリアの魔境、千葉県。

 

個人的に生まれが千葉ということもあり、愛着も一塩です。休みの日にどこに行こうか悩んだら大体千葉に行っています。食べるものにも困らないですし(大体富津でアジフライか竹岡ラーメンを食ってる)。

 

そんな千葉における個人的最強の景勝地がここ、鋸山です。

 

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こんな感じ。長年の石切で出来上がった、断崖絶壁の体現みたいな山です。

 

鋸山。正式名称は乾坤山。標高392.4m。曹洞宗の寺院、日本寺を抱く、日本百低山の一つです。

 

日本寺は聖武天皇の時代、725年に開山されたとあるので、結構歴史のある山寺のようです。採石が盛んに行われていたのは江戸時代〜昭和にかけてで、靖国神社やら早稲田大学やらに使われたとか。

 

自然保護及び安価な外国産石材の流入により、1985年に採石は終了。現在は観光地として、週末は結構な観光客を受け入れているようです(何度か行きましたが山頂はいつもそこそこ混んでる)。

 

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内房を走る国道127号線、通称内房なぎさラインから小道に逸れ、麓の有料駐車場に停め、徒歩でつらつらと登ります。


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しばらくノーマルな登山道を進むと、この山独特の景観が現れ出します。よくまあこんな綺麗に切り出せるもんだ…。


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てっぺんが覗けます。


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富津館山道が見下ろせる。いつもあそこを走ってると思うと不思議な気持ちです。

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日本寺の境内入り口。拝観料は700円。


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北口から入ると百尺観音が出迎えてくれます。でけえ。


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山頂展望台に向かいます。


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名物、地獄のぞき。高所恐怖症の方は厳しいかもしれません。

 

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なんせ立つのがここです。こうして外から見ると中々身が縮む思いがしますね…。


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境内はそれなりの時間をかけて巡れる広さで、半日くらい楽しめると思います。大仏はちょっと笑えるデカさなので、時間があれば是非見ていっていただきたい。この日はそんなに余裕がなかったので、地獄のぞきだけ済ませて退散します。


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マムシ注意。


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7月ですが紫陽花がまだ咲き残ってました。綺麗です。

 


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麓の笹生精肉店でおやつ。ハムカツ、1つ120円也。まいうーです。

 

ついでに、時間があれば近くに絶景海沿いのカフェがあるのでぜひとも寄っていただきたい。岬カフェ。次のエントリで紹介します。


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続きます。

録音後記『Cynthia / hurryharryhurry』

全部自分で録ってみようシリーズ、5曲目。「久しぶりにちゃんとアコギを録りたいな」と思って作った、レギュラーチューニングのソロギター曲です。

 

 

2020年11月3日録音。マイク録り。トラックはアコギ2本のみですが、DAW上でソロにディレイをかけたので都合3トラックを使ってます。

 

左トラックがMartin 000-18、後半から入ってくる右トラックのソロフレーズがLowden F-32Cです。マイクはFocusrite Scarlett CM25(コンデンサマイク)、インターフェースは毎度毎度のFocusrite Scarlett 2i2です。

 

元々がソロギターから入った人間なので、トラックを作り始めたときから「牧歌的なアコースティックを一曲やりたい」とはずーっと思っていまして…。北米っぽい、Candy Ratレーベルにありそうな雰囲気にできればと、去年くらいからポロポロと弾いていたネタを、今回気合で曲に仕立て上げました。

 

トップ絵は8月にツーリングで行った、熊本県阿蘇山大観峰の景観です。高原っぽいイメージだったので使用しました。この景観ほんとに絶景だったな…。

 

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ソロギター界で私のアイドルといえば、Andy Mckee、Don Ross、Craig D'Andreaの御三家です。


大学でクラギのアンサンブルサークルに入り、そこで何故かクラシックギタリストより先にDon Rossを知り、それがちょうどAndy MckeeがDriftingのYoutube動画でバズり始めた時期でした。

 


Acoustic Nation Presents: Andy McKee "Mythmaker" Live

 

※Driftingはあまりに有名なので最近の曲を。タイトルがそのまんま神話作家です。アルバムジャケットも羽根ペンとインクと羊皮紙という。本人も作風を意識しているのかもしれません。


Andyはわりとファンタジックな曲を作る印象があって、他のジャンルにはない、ファンタジックな曲調が多いことからCandy Ratレコード界隈のソロギターが好きになったのですが、最終的に一番好みだったのは、Craig D'Andreaでした。

 


Craig D'Andrea - In with the Purple and out with the Blue


すごい曲調が牧歌的なんですよねこの人。


ソロギターは、アメリカンルーツミュージックになるか、幻想的になるか、歌謡曲になるかの極端な傾向が強いと思うんですが、Craigは前者2つのバランスがいいように思います。和音の美しさはあるけれど、素朴で牧歌的。1stのCrazy is Catchingと、2ndのGetting Used To Isolationのアルバムジャケットまんまの曲調です。


チューニングは結構エゲツないのを使っているものの、コードはレギュラーチューニングで追えるものが多くて、「自分でもこういうの弾きたいなあ」とずっと思っていました。前作ったPastoralはCraigをパクるつもりで作ったのですがアレはわりと聴くとわかるんじゃないかと思います。


今回の曲がCraigっぽいかはともかくとして、「素朴で若干のアメリカーナを感じるけど和音感があるやつ」というイメージは踏襲できた気がしています。


そんなわけで、素朴感を重視しようとフォーキー寄りなMartinでメインフレーズを弾くことにしました。大層気に入っています。イコライジングでもうちょっとハイを効かせてもよかったとは思っていますが…。

 

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※録音完了後の記念写真。2本録る場合は大体伴奏がMartin、ソロがLowdenです。

 


ソロギターにギターソロを入れるのはDon Rossのパクリです。

 


Don Ross - Jesse Helms' Night in Havana - www.candyrat.com


あの人はソロギター中にギター1本でアドリブを入れてくるので私の20倍くらいヤバいことをやっていますが…。Thin Airや、Jesse Helms' Night in Havanaなんかがそうですよね。

 

ソロにはディレイをかけてみましたが、重くなり過ぎず、華やかになってくれたのでよかったです。Lowdenちゃん、生音のリバーブ感も強い上に空間系エフェクトのノリもよいという。恐ろしい子…!

 

 

シンセパットが幅を利かせたクリーントーンのギタートラックが多かったので、気色の違った曲が出来て満足しています。

 

 

タイトルはいい加減まんまなタイトルよりボカして使おうとこの名前にしましたが、ツイートで全部吐いているので本末転倒です。しあわせイエローさんには笑顔で高原を駆け回っていただきたい。