ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

コペンローブ、四国に上陸する、その4。

道後温泉本館二階でヤクザ夫婦としか思えない妙齢の男女の隣に座らされ、恐怖しながら茶を啜り、それでも窓際でぽけっと外を眺めながら体力を回復させ、おやつの時間が過ぎる頃には、早めの帰路につくことにしました。

 
もう1日余裕があれば松山城でも見物して、高知でもう一泊してから帰りたかったのですが…、次の日も天気は悪そうだし、観光はまたゆっくり来ることにします。今回はあくまでコペンで長距離を走ることが目的だったので、一応趣旨は達成できました。
 
松山城の周りを申し訳程度に一周してから南へ。松山自動車道に乗り、あとはひたすら四国を東へひた走ります。
 

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土井さんのホームコース、石鎚山スカイラインを走るように言われていたのですが、通行止めでした。残念。代わりにと上記の写真を見せたら怒られましたが、こんな感じで山間を抜けて、盆地を駆け抜ける松山自動車道は、非常に楽しい高速でした。四国は山の景色がとてもよかったです。海と山とミニチュアの街。石鎚山スカイラインは、また来たときの楽しみに取っておこうと思います。
 

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夕飯のせんざんき重。愛媛の今治市では骨付き唐揚げのことを「せんざんき」と呼ぶらしいです。食べたら骨無しでした。なんだそりゃ。調べてみると、同じく愛媛の新居浜市と北海道では、骨無し唐揚げを「ざんき」もしくは「ざんぎ」と呼ぶらしいので、ごっちゃになっているのかもしれません。
 
「せんざんき」という奇妙な響きの名の由来は諸説ありますが、どうも中国語の訛りというのが有力のようです。日本語の響きとは思えないもんね。下記URL参照。
 
四B連/四国のご当地グルメ
 
 
松山自動車道、徳島自動車道で、約200kmをかけて四国を横断。国道11号を北上して、神戸淡路鳴門自動車道へ合流。四国を離脱します。5時間ちょっとという異様に短かい滞在でしたが、鳴門大橋、淡路島を経由して、兵庫県の神戸に上陸します。
 

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淡路SAにて。明石海峡大橋とハイウェイオアシスの観覧車、玉ねぎラーメンが名物です。玉ねぎラーメンはあっさりしててうまかったし、神戸の夜景も綺麗でした。
 
帰りは阪神高速3号神戸線を使い、西宮JCTから名神へ。そこからは草津JCT新名神、亀山JCTで東名阪、四日市JCT伊勢湾岸道、豊田JCTで東名と、往路と同じルートを取る予定です。家まで約600km。ここからは一気に走り抜けるつもりでしたが…
 
 
刈谷パーキングで仮眠を取ったところ、やっぱり朝まで熟睡してしまいました。
 
「快適に寝る」ことさえ考えなければコペンで車中泊は十分可能なようです。いっそのことクッションで座席を嵩上げして、運転席と助手席をまたいで寝袋で寝るくらいのことは考えてもいいかもしれません。どこかのブログで、実際にその仕様で初代コペンで車中泊している方を見たことがあります。体の節々を伸ばしてから再出発、昼頃には自宅にたどり着けました。
 

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休憩し、給油と洗車を済ませたところの写真。お疲れ様でした。