ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

コペンローブ、仁賀保高原に行く、その2。

鳥海ブルーラインは、途中から鳥海グリーンラインと呼ばれる道路に接続します。

この「ブルーライン」「グリーンライン」という名称、ホントにそのまんまの色彩の道でした。空と海の青を臨みながら鳥海山を駆け下りていくブルーラインと、緑豊かな田舎道をのんびりと走るグリーンライン。どちらも非常に楽しい道です
 
14時頃、仁賀保高原風力発電所に到着しました。
 

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標高約500mという小高い緑の高原。真っ直ぐに走る道路に沿って、白い風車がズラリと並んで建っています。布引山と同じくJ-Powerの風力発電所で、風車はデンマークのベスタス社製。数は15基。
 

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体のすぐ真上を、巨大なブレードがブンブン回って通り過ぎていきます。ブーンという高周波も聴こえます。風車の数こそ布引山に及びませんが、風車との距離が近く、凄まじい迫力でした。近くにキャンプ場があったのですが、これ夜なんか高周波で相当うるさいんじゃないのかな…。
 

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鳥海山仁賀保高原ともに、東北日本海側は、本当に絶景だらけでした。色彩が鮮やかな夏に来たのは正解だったかもしれません。日差しが強くて死にそうでしたが、来て良かったです。
 
 
日が傾く前に移動を済ませ、夕方、山形県酒田市の山居倉庫へ行ってみました。職場のフィアット・パンダ4×4部長に勧められた観光地です。
 
 

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やまい、ではなく、さんきょ、と読むそうです。明治29年、1893年に建てられた米穀倉庫で、きれいなケヤキ並木と並んで建っています。米の収容能力は10,000トンを超え、現在もJA全農によって現役で使われているとか。とても涼しげな場所でした。現在は倉庫内部にも空調設備が備わっているようですが…。
 

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仲良く写真を撮るカップルが楽しげで良かったです。観光地で見かけるカップルって、街で見るより仲良さそうで見ていて飽きません。
 
ちなみに、ここで食べたメロンソフトクリームが絶品でした。写真撮っときゃよかった。
 
 
時間に余裕があり、高速で同じ道を通って帰るのもなんだったので、このまま日本海側を下り、新潟を経由して帰ることにしました。
 
国道7号線を下り、国道345号線、日本海夕日ラインを走ります。
 
期せずして、景勝地笹川流れ」の辺りで夕日が沈み始めました。ノープランで動いては毎度ベストタイミングを逃している私にしては珍しく、景勝地を一番良い時間帯で通過するという好プレイ。初めて知りましたが、夕日って着水してからは結構なスピードで沈むんですね…。チラチラ目をやる度にドンドン沈んでいって、驚きました。
 
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※撮影は走行中ではありません。ブレてますけど…。
 
途中でよい温泉でも見かけたら休憩していこうと思っていたのに、345号線が異様なまでに軽快に流れていて、山居倉庫から新潟市までの150km、ほとんどノンフトップで走り抜けてしまいました。コペンによく合う一車線のワインディングロードで、走ってて非常に楽しかったです。
 
 
21時頃に新潟市着。
 
美味いもんでも食べて帰ろうと思ったものの、日曜の夜でどこもやっておらず、コンビニでカップヌードルを啜るハメに。まあたまにはこんなのもいいか…。
 
関越道に乗り、あとは残りの300kmちょっとを高速でズバーっと駆け抜けるだけ。順調に越後川口SAまで辿り着き、休憩のためシートにもたれて少し目を閉じたところ、
 
 
やっぱり今回も朝になってしまいました。久しぶりに深夜の高速を走りたかったのですが…。もうあれだ、夜に高速で休憩したら寝ちゃうんだな自分は。今後そのつもりで移動しようと思います。
 
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帰宅後、いつものガソリンスタンドの高圧水を使って洗車をし、全行程終了。
 
今回、往路復路ともに休憩で爆睡してしまったこと以外は概ね計画通りで、天気にも景色にも恵まれた旅行となりました。日本海側は、「反対側に来た」ということで非常に遠くに来てしまった感が手軽に味わえ、楽しかったです。今度は金沢の方にも行きたいと思います。お疲れ様でした。