Aqua Puss Mk 2 / Way Huge
Aqua Puss Mk 2 / Way Huge
手持ち最強のディレイペダルです。
ぶっちゃけもっと使いやすいディレイは探せばたくさんあると思いますが、ロマン枠で使い続けています。思い切って買ったDM-2が結局サブになっているという。
比較的クリアな音が特徴のアナログディレイだと思います。
BOSS DM-2やMXR Carbon Copyと比べると結構主張の強い音で、踏んだ瞬間「あ、今Aqua Pussの音になった」と思わせる音です。Feedbackの設定次第ではありますが、ディレイ音がクリアなのであんまり滲まないことが理由だと思います。それでも、
・John Mayerが使っている
・筐体が激烈にかっこいい
・スイッチの踏み心地が天上に昇るレベルで良い
という3点から意地と根性で使い続けています。ペダルボードでも渾身のど真ん中配置。見た目でいえば全ペダルの中で最強に好きです。むしろこれを真ん中に置きたいが為にボードを組んでいるという。
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私の使い方は大体3パターンです。
①リバーブ代わりのショートディレイで使う
②アルペジオ等の装飾音にかけてボカす
③ソロ中気分で発振させる
動画も上の順番に準じています。
設定はそれぞれ下記の通りです。
①リバーブ代わりのショートディレイで使う
Delay(ディレイタイム)短め、Feedback(反復回数)やや低め、Blend(エフェクトレベル)やや低めに設定してます。
買ってしばらくは兎にも角にもAqua Pussを使いたいが為にこの設定で常時オンにしていましたが、最近は音をスッキリさせたくてリバーブをアンプかDAWソフトに任せているので、敢えてAqua Pussを踏むときはFeedbackを上げて②のような音にすることが多いです。
②アルペジオ等の装飾音にかけてボカす
Feedbackを上げるといい感じに音がフワンフワンしてくれます。
これでBlendもちょっと上げると、アナログディレイらしく音が滲んでくれるので、アルペジオやちょっとしたオブリフレーズなど、装飾音に使っています。コーラスやトレモロと併用すると楽しいです。
Delayツマミは基本短めが好みですが、最近は気分で上げたり下げたりしています。
③ソロ中気分で発振させる
アナログディレイの隠し武器、発振です。
Aqua Puss、発振音も結構クリアです。DM-2がフォンフォンフォンフォンという音だとすると、Aqua Pussはキュオンキュオンキュオンヒンヒンヒンヒンという感じでハイが上がりです。しかもわりと暴れる。
ソロ後半これで暴走するのが楽しいですが、うまくコントロール出来ると一瞬の装飾音として使えることがあるので、操り慣れていきたいところです。リバーブのキルドライ音のように通常のギターの音じゃないので、ソロやループプレイのときに気分変えられてよいですよね。
※ボードの中央に鎮座するAqua Puss
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Way Hugeは、Jeorge Trippsが1993~1999年の6年間で展開していたハンドメイドエフェクターブランドを、本人がJim Dunlopへの入社後に同社で再興する形で展開しているものです。
このAqua Pussも初代のリイシューというこので、Mk2の名が冠されております。
その後、タップテンポやら付点の設定やらが出来るSuper Pussや、モジュレーションもかけられるEcho Pussや、小型化されたMk3(通称Small)など、人気商品らしく一気に仕様が増えているようです。Super Pussは知ってましたがいつのまにかこんなに…。
私は基本ショートディレイと発振がメインで、筐体の大きさも程々で気に入ってるので、今のところMk2一本で来ていますが、Smallはサブで一個買っても楽しそうだなと思っています。
追記として、電池の入れ替えが非常に楽でドライバーが不要な点、スイッチの踏み心地が異様に良いという点がプラスの評価ポイントです。スイッチのあの適度な抵抗感はくせになります。手で押しても足で踏んでも心地いいという。世のエフェクター、BOSS以外全部このスイッチになってくれないかな…。