ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

全所有ギターまとめ(2020年6月現在)。

2020年6月6日。#楽器の日 というハッシュタグツイッターで流れてきまして、一度やってみたかった全竿集合写真を撮って一人ではしゃいでいました。

 

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◯Fender Custom Shop / Stratocaster

◯Gibson Custom Shop / Les Paul (Collector's Choice #29 Tamio Okuda 1959)

◯Fullertone Guitars / TELLINGS

◯James Tyler Japan / Studio Elite HD

◯Paul Reed Smith / Custom24

◯G&L / LEGACY (Mod)

◯Martin / 000-18

◯Lowden / F32C

◯大学の先輩製作 / クラシックギター試作4号機

 

エフェクターボードコンデンサマイクも写ってますが、最近はもっぱらBIAS FX2を使ったライン録音が便利でハマっています。オーディオインターフェースFocusriteScarlett 2i2 Studioです

 

現状所有する竿は計9本。よくまあこんなに集めたもんです。これだけあると持て余しそうですが、自分でも意外なことに、全部それなりに使っています。曲に仕上がっていないものも含めれば、PRSとG&L以外はすべて3020 SOULSの録音で使うことができました。嬉しい限りであります。

 

そのPRSも、アニソンソロの練習機として結構な頻度で活躍しており(死ぬほど弾きやすいです)、G&Lは改造実験台としてちょこちょこと電装部品を交換されています。G&L、リアのTB-4の出力がちょうど良いのか、思いの外使いやすい歪み音がするのでバッキングで重宝しています。

 

これだけ揃うと新しいギターへの欲求も少しは薄れてはくるのですが、もちろん無くなる訳ではなく、たまに箱物を眺めたりストラトを眺めたり、手に入れたことのないキルトトップのド派手なギターを眺めたりしては、水面下で燻る欲望をふつふつと滾らせています。

 

「手持ちのラインナップと方向性が被らなければギターは使い分けて全部使う」傾向にあることがわかったので、「仮に次買うなら何に行くか」を思案することを目的に、一度手持ちのギターを全部まとめて振り返ってみようと思います。

 

 

Fender Custom Shop / Stratocaster

最近弾き終わりにネックをクロスでさっと拭くとき、「よちよちかわいいでちゅね〜よい子でちゅね〜」と脳内で褒め狂うレベルになってきました。超大好きです。ハムの音がほしいとき以外は、これを使えばすべてが解決します。

どクリーンからクランチ、オーバードライブまで、どのピックアップポジションでも好みの音が出てくれますが、特にフロントクリーンでボリュームとトーンを少し絞ったときの太さが絶妙です。セッティングと弾き方次第でジャズトーンもバリバリ出ます。

「ポップっぽい曲だからテレキャスのミックスでバッキングしてフロントでソロ弾くか…」と思っていた曲でも、結局ストラトのフロントで弾き切ってしまうレベルです。愛しています。

あと、このストラトはネックシェイプが絶妙です。Cシェイプでやや厚みあり、レリックの都合上、塗装が剥がされているせいか手触りが良いです。弾きやすい。

 

Gibson Custom Shop / Les Paul (Collector's Choice #29 Tamio Okuda 1959)

長らく手持ち唯一の2ハムだったこともありハムバッカーの基準になっています。

フロントクリーンでジャズを弾いたり古いソウルっぽい音を出したりするときに良いですが、最近はクランチにして、ミックスでバッキング、フロントとリアを切り替えながらブルースっぽいソロを弾くのにハマっています。

ディストーションに近いところまで歪ませたときは、57classicのローパワー故か音が潰れず、マホガニーバックの特性かそれでもミッドに粘りがあって、これも最近お気に入りです。レスポールをハイゲインで使いこなしていると、ビジュアルもそうですし、音像も独特でかっこいいですよね。イコライジングが肝だと思い最近悪戦苦闘してます。

 

◯Fullertone Guitars / TELLINGS

レスポールの音をもう少し歯切れよくしたい、ストラトの音をより野太くしたいときに使います。が、フラートーンは全体的に野武士みたいな厳つい音がするので、往々にしてレスポールよりパワフルな音が録れてしまうことがあり、それはそれでこのギターらしくて気に入っています。特にリア。出力レンジが広いせいだと思います。

ごく稀にですがミックスのチャキチャキトーンが恋しくなるときもあり、そういうときにはやっぱりテレキャスターじゃないと出ない音なので、手元にあると助かります。一十三十一が好きなのですが、あの人の曲を弾くときは気分的にテレキャスターに行きますね。音色のイメージの問題です。

ゲインの低いロケンローを弾くのが音色的に一番ハマるのですが、ゲインの低いロケンローを弾くことがあまりないので、普段はフロントでトーンを絞ったソロギターが一番使用頻度が多いです。 

 

◯Paul Reed Smith / Custom24

ハイゲイン用。ハイパー使いやすいです。

ガッツリ歪ませても抜け感が残る、ローゲインでもパワー感がある、リアにバイト感があって、フロントにしても音が潰れません。歪ませたモダンなやつを弾きたいときはまずPRSを手に取って、もうちょっと粘りが欲しいときにレスポール、パンチを出したいときにTylerに持ち替えるような使い方をしています。

幅広ネックのせいかプレイアビリティーもよく、なるべく弦高を下げて使ってます。

やたらタイトなブリッジの調整を半泣きでやったのも良い思い出です。おかげで愛着が湧きました。買ってよかったですPRS。

 

◯James Tyler Japan / Studio Elite HD

手持ちのギターで一番のじゃじゃ馬です。特にリア。SUPERという出力の高いやつが付いており、しかもタイラーの特性上出力レンジがやたら広いので、何も考えずにプラグインすると何とも扱いにくいザーザーした音になることがよくあります。

フロント、ハーフトーン、センターはクッキリハッキリした音がするので使いやすいです。タッチの反応もよいので、フェンダーストラトと間違えても違和感のない音が出せます。特にハーフトーンでソロギターっぽいフレーズを弾くときは、輪郭が際立つのでこっちの方が良い気がします。

目下最大の問題はミッドブースターで、いまいち使い方の得心がいきません。ブーストオン、ツマミゼロでの使い方は兎も角として、クラプトンのミッドブースターみたいにソロ中にグイグイゲインを上げていくような使い方がしたいのですが…。

ブリッジの設定を変えたり弦高を弄ったりとあれこれ試行錯誤を続けているので、こいつのハイゲイン時の性能を引き摺り出すのが最近の目標です。

 

◯G&L / LEGACY (Mod)

もっぱら改造用として、半田付けの練習がてら電装系をあちこち交換されています。

ピックアップを何にしようか悩んだ挙句、リアは定番で出力の高過ぎないのが良かろうと、SH-4 JBのトレモロ弦間ピッチタイプのTB-4、フロントは他ストラトとの差別化でちょっと出力が高い方が面白いかもとSSL-5を載せました。センターはシングルコイルらしくしたかったのでSSL-1です。

バランスくそくらえなギターになってしまいましたが、そこそこのゲインでリアハムとフロントシングルを切り替えるようなときにはわりと便利で、リアのTB-4のパワー感がちょうどよくて癖もないのでたまに使っています。

ピックアップの切り替え感は下記の感じです。

好みの色のストラトタイプを改造しまくったこともあって見た目も好みですし、今後も使っていきたいと思います。

次はフロントをシングルサイズのハムにしてみようかな…。

 

◯Martin / 000-18

アタックがサクサクしていて気持ちが良いので、主にバッキングで使っています。アルペジオもよいですが、ストロークの歯切れ良さが絶品です。

ボディーも小ぶりで抱えやすいので、ちょっとアコギ弾きたいなというときにはこれをさっと手に取ることが多いです。ゆるキャン△のテーマは気持ちよく弾けたな…。

 

◯Lowden / F32C

響きが豊か過ぎるくらい豊かで存在感がある為、ソロギターではこっちを使うことが多いです。バッキングでも、カラッとした感じではなく情感豊かに弾きたいときはこっちにするとこが増えてきました。

 

◯大学の先輩製作 / クラシックギター試作4号機

ガットが一本あると大変に便利です。テンションがキツくないので指に優しいですし音色も暖かで気持ちが落ち着きます。

ボサノバを録ったときに使いましたが、ビートの素材でガットがあると生楽器感が増して映えるかなと思うので、フレーズを思い付いたら積極的に使っていきたいですね。

 

 

現状のラインナップを踏まえて次に行くなら何に行くのかを考えるとなると、箱物か、追加のストラトか、後はその他で『見た目の問題でほしいやつ』の3タイプくらいです。

 

箱物に関しては、今現在手元にないので所謂あの音が出せません。BIAS側や手元のツマミをいじくりまくって、ストラトテレキャスレスポールで近い音(と自分が感じる音)は出せるようになりましたが、以前持っていた335の抜けの良い箱物フロントが恋しくなることがたまにあります。

 

ストラトについては、現状メインのストラトに対して2番目に使用頻度の多いレスポールのような、比較的ローパワーだけど程よくミットの効いたリアハムバッカーの音が欲しいとき、持ち替えせずに出せればいいなとは思うことが最近増えました。

 

かといってリアシングルはあれはあれで使いやすく、ピックアップ載せ換えの踏ん切りまでは付かないので、いっそThornbuckerを載せたSuhr ClassicのSSHタイプが最近ほしいです。Tylerはハイパワー過ぎるし、G&Lはフロントの出力が高いので、歪みが良いですがクリーンが弱いという。

 

というわけで次回エントリは、『次にほしいギターを物色する』にしたいと思います。書き出すことでちっとは物欲が抑えられれば幸いです。