ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

呑み屋紹介『大衆イタリアンかね子 / 秋葉原』

メインの酒場エリアとしてフラついている秋葉原で、ここ最近の大ヒット店を発見したので紹介させていただきます。

 

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<大衆イタリアンかね子>

住    所:東京都千代田区神田佐久間町2-11

最寄駅:JR秋葉原駅(出入口1) 徒歩2分 (昭和通りを越えた高架線沿いの通り)

営業日:年中無休

 

秋葉原の呑み屋については全幅の信頼を勝手に寄せている『串吟』が不動の一位ではあるのですが、いかんせんあそこはハイパー混んでいるので、1人行っても入れないことが稀にあります。そういうときは歩いて数分の2号店3号店に退避します。するのですが、飲む気満々でいざ入れないとなると、気持ちを切り替えて別の店に行きたくなる日も出てきます。

 

とはいえ串吟があまりにも旨過ぎるので、気持ちを切り替えるにも切り替え先である『同レベルに旨い呑み屋』を見つけられず、気持ちだけ迷子になる日が散発的に発生していました。こいつへの対策は、『同レベルに旨い呑み屋』を近所に見つけるしかありません。

 

かくして、この日「ごめんねーオギ君今日いっぱいなんだよねー2号店行く?」の店員さんの言葉に「あーじゃ今日は帰りますわまた来ます」と大ボラをこいて退散。未開拓であったエリアをフラつきに昭和通りを越え、総武線の高架線下を浅草橋駅方面まで散策してみることにしました。

 

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※この辺。楽器勢はリボレ秋葉原でマイニューした帰りに祝杯をあけに行くと良いかもしれない

 

すっぴんカフェ&バーなちゅらるという超絶に気になる看板に目を奪われて路地を伺うと、『イタリアン』と題されているわりにはいい感じに居酒屋居酒屋している呑み屋を発見。こういうコンセプト創作料理系の居酒屋には一抹の不安を感じますが、店はハイパー賑わっています。喉の渇きも限界に来ていたのでここで手を打とうと、物は試しで入店してみることにしました。

 

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ちなみに反対側の路地まで店が展開していて、そっち側は屋根付きの野外席になっています。夏場は気持ちが良さそう

 

この選択が大正解でした。結論から申し上げますと、出るもの出るもの激ウマです。

 

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駆けつけ一杯レモンサワー。ハイサワーで出てくるのが嬉しい。ナカ、サワーともに個別に注文可能です。氷は無料。


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様子見で頼んだ燻製ポテトサラダ。こいつを一口食ったところで勝利を確信しました。スモーキーかつ旨味が効いていて激ウマです。味がしっかりしているので最初のアテに良い。


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続いて来ました、ホルモンメンチ。ここで撃沈しました。見てくださいこの肉汁(提供段階では割れていません)。衣は厚く、メンチ状のモツがぎっしり詰まっていて食べ応えがあります。どんぶり一杯食いたい。


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2杯目。氷を頼むとこれで出てきます。自分で注ぎ足せるのは気楽で良いです。

 

ここまでイタリアン要素がありませんが大丈夫です。もつ煮が出てきた辺りから様子がおかしくなります。


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もつ煮。どうも本店金子がもつの店らしく、ここでもオススメメニューになっていました。なんとバジルが振ってある。

 

ブイヨン風の旨味凝縮スープで柔らかく煮込まれており、もつ特有のクセが全部旨味に変換されてる感じです。超まいうーです。

 

多分これを基にイタリアン居酒屋のコンセプトに持ってったんじゃなかろうか。もつ煮、嫌いじゃないけどそんなに好きでもないんだよねという方にぜひ食べてみていただきたい。もつの良いとこだけ感じられるんじゃないかと思います。


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牛ハラミのグリル。フライドポテトが付け合わせというレベルを超えて埋まっています。パワーで殴りに来るイタリアンという感じ。赤ワインが合います。


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エビのアヒージョ。バルかな?にんにくが効いてて旨いです。


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締めはピザかパスタがおススメです、日替わりメニューもあります。この日はベーコンと空豆のクリームフェットチーネ。レモンサワーと一緒にいただくものではない。空豆たっぷりで超おいしかったです。


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常設のパスタはカルボナーラとミートソースだった気がした。こちらはカルボナーラ。コショウの利かせ方が絶品でありました。これだけ食いに来てもいいレベル。


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好きな飲みもんランキングトップ3には入るハイサワーの青リンゴ。酒が回ってからはこいつでチルアウトしながら締めに入ります。

 

 

客席はかなり多く、店員さんも結構な人数で回していることから結構繁盛しているものと思われます。常にガヤガヤ賑わっています。

 

1人で夕飯がてら呑んで帰るときは、静かな店より鉄火場的にギャンギャンザワザワしている店の方が落ち着くという酒飲みは結構多いんじゃないでしょうか。

 

静かなところだと店員さんと小粋なトークをかわしながら呑むのがスマートみたいな謎イメージもあり、店員さん側も気を使って話しかけてくれるケースも多いのですが、わりとこっちは『ガンガンに食って飲んで旨さに集中して帰りたい』みたいな状態で来ているので、ざわついている中での方が、『埋もれ感』があって心地良いのだと思います。

 

旨い、早い、そこそこ安くて量が多い、繁盛していて常時結構騒がしい中で食う妙に本格的なパスタは謎においしかったです。また行きたい。

 

次は隣の金子本店の方にも行きたいところであります。