ギターを買ってしまいました。2002年製、念願のJames Tyler Classic USAであります。
『出たら買う』と決めていた仕様が突如J-Guitarに現れたので、即日コペンをすっ飛ばして閉店前の店に滑り込み試奏、2秒で購入を決めました。
一度音出しした後、全バラして一通り仕様を確認し、すぐに調整と音作りの悪戦苦闘記に入ることになりますが…そちらについては仕様含めて次のエントリでまとめようと思います。買って帰ってすぐに録った音は下記の通り。
my new gear... James Tyler Classic USA 2002 !!!!!!!!
— 梁井 (@hurryharryhurry) 2020年7月11日
(後半からチューブスクリーマー踏んでます) pic.twitter.com/kQZVgj5JLx
09-42の弦が張られており、弦高も1.3-1.8くらいのセッティングだった為、ややビビり気味です。音も高域が目立ちます。この辺りタイラーらしい気もしますが…、もう少し大人しい音にすべくここからアレコレ弄ることになります。その辺はともかくとして、とにかく探すのに苦労したギターでした。
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『使う音の7割がストラトのフロントクリーン、2割がハム歪み、残り1割がハーフトーンその他諸々』という現状において、『メインのストラトと同じ感覚で扱えて、リアハムがローパワーで高出力のテレキャスのようなイメージで使えるSSHのストラトがほしい』と考え始めてしばらく。
手持ちの日本製Studio Eliteは、音の傾向が大分違う上にリアハムが超パワフルで、何とか使いこなしたいとあれこれ弄り倒してはいる現状です。残る手持ちのSSHである改造G&Lも、ネックの握りが薄く、メインのストラトとはちょっとイメージと違います。
そんな中、SuhrのClassic Antiqueのシェルピンクを試奏したときのイメージが案の定ドンピシャで、『これだ』と思ったものの、その日は一旦冷静になって帰宅。その夜にふと考えたのが、
『どうせならこの感じで本家タイラーがいい』
という完全なロゴへの欲望でした。
※Suhrの試奏を経てメインでほしいと思い始めたTyler Classic SSHのイメージ画像
無事資金繰りの目処もついたので、『メインのストラトと同じ感覚で扱えるJames Tyler Classic SSH捜索の旅』の火蓋が、わりと唐突に切って落とされました。
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が、James Tyler USAのClassic、とにかく弾がありません。
都内の店を徘徊してもデジマートを巡回しても出てくるのはStudio Eliteが大半で、ClassicのUSAは極小数しかありません。出物があってもメイプル指板だったりカラーが好みでなかったり、目当てのブツがさっぱり出ない。出たら出たですぐ売れるので、このおかげで資金が貯まるまで待つことが出来たのは僥倖と言うべきか何なのか…。
気長に探せばいいやとも思いつつ『ハードオフならワンチャンあるんじゃないか』とも考え、吉祥寺店などデカ目の店舗を狙ってあちこち見に行ってみました。するとまあ、あるわあるわ。ドンピシャのは見つけられませんでしたが、吉祥寺店には結構レアな個体が釣られていました。
※夕方のハードオフ吉祥寺店。デカイ。撮影とネット掲載可とのことで以下気になったやつの写真です
※吊られていたTylerシリーズとガラスケースに封印されていた噂のTylerアコギ。値段はAskだそうです。
ローズ指板のフルオプションが珍しかったのと、おそらくマムヨボディーと思われるBurning Warerが渋かったです。
加えて、「この色があったら欲しいな」と思ってたSuhrのClassic Antiqueのソニックブルーを発見。うおー!! と心惹かれたものの、ピックアップが欲しい組み合わせでなかったこと、やっぱり買うならTylerがよいという初志貫徹精神から、試奏もせずに退散。そうそう見つかるもんでもないよなあと、ホープ軒でラーメンでも食って帰ることにしました。
※Suhr Classic Antique。いつ見てもかっこいいですわこのカラー。
※ビザールギターコーナー。モズライトタイプがあったらちょっとほしいとはずっと思っている
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事態が急変したのは、ホープ軒のラーメンを平らげて何気なくスマホをいじっていたそのときでした。
いつもの癖でGoogle先生に「James Tyler」と打ち込んで検索、ヒットしたページを適当に巡回していると、J-Guitarの下記のページを発見。同時に目をひん剥いて、スープをすするレンゲごと固まる私。
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……
…
上記の発見が18:30。コペンで青梅街道をすっ飛ばして池袋まで辿り着いたのが19:30頃。2秒の試奏で購入意思を固め、晴れてお持ち帰りと相成りました。
さあ、僕と一緒にうちに帰ろう…。
※記念撮影
正直、試奏の印象がそこまで良かったわけでもなく、一番欲しかった仕様はClassicのSSHモデルなのでドンピシャかというとそうでもないのですが、「ストラトの形をしたローズ指板のタイラーでボディーカラーが好みであれば後はどうとでもなる」と判断。つくづく、ストラトほどストラトの形をしていればストラトの音がするギターないと思うんですよね…。
帰って即録った音は冒頭の動画の通り。ハイよりの傾向があり、弦も細いもんが張られていたので、交換がてら全バラと調整でなんとかしようその日は買った満足感もそこそこに爆睡してしまいました。次回からしばらく、分解結果、調整記録、ピックアップアッセンブリの丸ごと更新の悪戦苦闘記に入ります。
続きます。