コペンローブ、東北にマグロを食いに行く。その1。
自分にとって毎年恒例となっている夏休みキャンプツーリングですが、2019年は例年と一味違っておりました。
毎度のごとくコペンの助手席にキャンプ道具を満載にして、一週間あちこちフラついていたことに違いはないのですが、何が違ったかというと私にしては珍しく『食』が目的であったことです。この年は東北は青森県、本州最北端の大間(おおま)町まで、マグロを食いに行ってきました。
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事の発端は2019年4月27日における新山さんの下記ツイートです。
大間と言えば、ということで。もちろん美味しかった pic.twitter.com/rsEwMqZeS4
— にいやま (@dokta) 2019年4月27日
10連休となったこの年のゴールデンウイークに、通算3回目となる北海道ツーリングに出た新山氏。曰く、『今まで全部バイクだったのでシルビアで行くのは今回が初。実質初上陸みたいなもん』とのこと。今回は自走で青森まで突っ走り、大間・函館間の津軽海峡フェリーで北海道に上陸したそうです。フェリーって大間からも出てたのか…。
「フェリー搭乗前に食べた大間のマグロが絶品だった」という土産話を遊びに来た新山さんから聞きながら、そういえば久しく東北行ってないなあと思い、今回の行き先が決定しました。
ついでに今年は海沿いを走りたかったので(去年が長野の山間ツーリングだった)、
という、東北外周を日本海側からぐるりと攻めるルートに決めました。このルート取りを決めた去年の自分を褒めちぎってやりたい。風光明媚なルートでした…。
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例によって助手席にキャンプ用具を満載して出発します。今回は3泊すべてキャンプです。
今回のツーリング用に仕入れたアルバム2枚。Chonのセルフタイトルアルバムと、Loyle CarnerのNot Waving, But Drowningです。
ギターアルバムが聴きたかったのと、3020 SOULSに入りたてということもあって現代のチル系ヒップホップを聴き漁ろうと、Tom Misch経由で知ったLoyle Carnerを選択しました。こいつが大当たりでした。2枚とも未だに愛聴してます。
山形県内陸の寒河江サービスエリア。湾岸ミッドナイトC1ライナーの某荒井氏のセリフを見習って端っこに停まるコペン君。走る目的を間違えてはいけない。
昼食。ヘルシーなもんが置いてるなと思って食券機の前に立ったものの指と胃がカツ丼を押してしまいました。まいうーです。
16時前後には無事、にかほ市三崎公園キャンプ場に到着しました。いいペースで走れました…。
思えば海沿いのキャンプ場はこれが初めてかもしれません。景観はよかったですが、夜はフナムシと格闘していました。こいつら魚やら何やらの死骸が主な食料らしいので、じっとしていると食料と思って噛んでくるらしいのですが、動いている限りはとりたて害もないので無視していれば問題ありません。
ここをキャンプ地とする!(キャンプ場使用料300円)
めちゃくちゃ天気が良かったです。車で数分のコンビニに食料調達がてら、バックに鳥海山を臨んで記念撮影するコペン。帰りにもう一度立ち寄ってビールを補充します。
日が暮れてきたので風呂を済ませます。にかほ市象潟(きさかた)町の海沿いのに位置する、展望温泉ねむの丘。
いい湯でした。絶景だった。
ねむの丘に隣接するお土産店のモンベルコーナー。
生酒。氷結仕様らしいです。
謎のアームロック。
海沿いでしばらくチルアウトしてから移動。先程のコンビニでビールを補充して本日のメインイベントを開始します。
※最近テントの中にライトを放り込んで拡散ランプにする技を会得しました。
ビールとウィンナーラーメン。最近キャンプ飯はこれだけあれば十分になってしまった…。外で食えば何でも激烈にうまいですが、この組み合わせは普通に家で食ってもうまいです。香ばしさが増します。
キャンプの定番アルバム、Boards of CanadaのThe Campfire Headphaseを垂れ流しながらツーリングマップルで明日のルートを確認します。基本海沿いで、男鹿半島は残念ながら時間がないのでほぼスルー。秋田県大潟村の謎区画が個人的山場です。ツーリングマップルの編集者に「すごい風景。ここは日本か?」とまで言わせるの、相当ですよね。
続きます。