ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

録音後記『君はSHOOTING STAR / Mogi El』

ギターで参加しました。テレキャスターのミックストーンでオブリガートを弾きまくってます。

 

 

トラックメイカー、Mogiさんによる女性ボーカルのポップソングです。ボーカルは宮下エマさん。天使の歌声であります。ギターは左チャンネルのオブリが私で、右チャンネルのコードギターと他全部がMogiさんの演奏です。

 

2020年10月18日録音。使用ギターはfullertoneのテレキャスター、ミックストーン一発です。私の34歳の誕生日はこの曲の録音で家から出ずに過ごしました(白目)。


歌メロが決まっていない状態でトラックをもらってギターを入れたのですが、「坂本真綾が歌ってそうな激可愛コード進行のポップソングだ」というのが初聴の印象でした。「これは歌が入ったらえらいことになる」と思い、半端なものは入れられんと、死ぬ気でフレーズを考えた覚えがあります。サビのフレーズは渾身の出来です。

 

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ジャケットはノーコピーライトガールさんのイラスト(にMogiさんが私のテレキャスターをコラったもの)。「どんな曲?」と聞かれたらこれを見せています。かわええ。

 

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愛用のFullertoneテレキャスターを前面に押し出してくれました。嬉しいであります。

 

ミックストーンを全面で使ったのは初めてかもしれません。超気持ちよく弾けました。テレキャスのミックス、歌物に合わせるとハイパー抜けがいいですね…。

 

 

Mogiさん、初めて知ったのは下記のトラックがきっかけでした。

 

 

宇宙遊泳みたいな浮遊感のあるトラックです。


3020 SOULSに入って、ビートメーカーの方々がTL上にたくさん現れるようになり、「あ、この人かっこいい」と思ったら脊髄反射的にフォローしているのですが、Mogiさんもその中のお一人でした。ある日My trickerを聴いて「おおおおお!?」となったことをよく覚えています。


そのうち、同い年で、趣味も大体同じ(リツイートするアニメキャラ絵の好みがドンピシャ)ことから、意気投合。いつか一緒にやりましょう!と話していた中で、「ラウンドテーブルみたいはポップソングを作りたい」というMogiさんのツイートに私が反応。ギター入れの機会を無事勝ち取ることと相成りました。


半月ほどしてトラックが送られてきまして、大層ぶったまげました。めちゃめちゃキュートかつ爽やかなポップソングであります。


Aメロはスタンダードな進行ながら、Bメロ突入に向けてフックを仕掛けてきて、サビで7thを気持ちよく使ってくるので、音を選びながら弾いていくのが超楽しかったです。


メインの音はコーラスをうっすらと掛け、ボリューム8くらいでパキパキと弾き、2番のオブリからサビ前までは、コーラスを外してリバーブを増し、ギター側のボリュームを全開にして弾いています。


「2番のオブリがよかったです!」と言ってもらえることが多かったので、常時あのくらい音を前に出した方が良かったかな…。


ちなみにあそこはギターソロだと思って好き放題弾いていた為、歌が入ったトラックを聴いた時は、「こ、これ大丈夫ですかね…?」と戦慄したのをよく覚えています。メロがもう一ついる状態なので歌いにくかっただろうなここ…。



そう、歌です。この曲、ボーカル探しに紆余曲折がありまして。


私がギターを入れた時点ではメロも決まっておらず、そもそも女性ボーカルを入れるのか入れないのか、出来れば入れたいけれどもMogiさんも私も今回はアテがないというどん詰まりの状況でした。


その状況下でMogiさんが出した結論は下記の通りです。


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あとは俺が少女になるだけだというパワーワード


モギルコバージョンも大変聞いてみたかったのですが……トライしたところ、残念ながらご本人の中でボツとなったようです。アルバムを作る機会があったらぜひ隠しトラックで入れていただきたい。



モギルコボーカルをボツにしてまでMogiさんが発見したボーカルは、宮下エマさん。激ウマです。

 

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※初聴きの際の私の感想


坂本真綾みたい、というのが超良い意味で伝わってくれればいいのですが…。元々曲調が坂本真綾が歌ってそうだ、と思っていたところで、この抜ける声質とうまさです。イメージドンピシャでした。


ミックスで弄っているとMogiさんも言っていましたが、この方、ツイッターのサンプルトラックを聴いても分かるように、フラットな状態でも激うまです。私も女性ボーカルモノをやるときは依頼発注させてもらおうと画策しています。


 

 

「ポップな女性ボーカル曲でテレキャスターを弾き狂う」というのを兎にも角にもやってみたかったので、今回超絶に満足しています。


最近は自分一人でトラックを作ることが多かったので、人と一緒に曲を作っていく楽しさを改めて思い知りました。大体こちらの予想の斜め上を超えてくるので、素朴な驚きと喜びがありますね…。


出来上がったトラック、ヘビーローテーションしてます。車で聴いても低音のダブ付きがないので聴きやすいです。ナイスボーカル、ナイストラック、ナイスミックスであります。

 

なお、全部終わった感でこれを書いていますが、Mogiさん作ギター入れ曲、手をつけていないのがまだあと一曲ある模様。