ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

コペンローブ、利根水郷ラインを走る。

行くところに迷ったら大体ここを走りますシリーズ、千葉県北部編です。

 

国道356号線、通称『利根水郷ライン』。

 

我孫子市から銚子市をひたすら利根川に沿って伸びる、全長約100kmの快走路です。

 

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こんな感じ。何もない土手沿いの道がひたすら数十キロ続いて、ときどき思い出したように街が現れます。北海道かな?

 

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行程はこう。国道6号線から利根川に交差するところで県道170号に逸れ、以降ひたすら利根川沿いを走ります。

 

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スタート地点の我孫子付近。6号沿いは集合住宅が多いです。五月晴れのやたら陽気な1日でありました。

 

我孫子から40km程走ると、道の駅こうざきが現れます。香取市成田市の間に位置する神崎町の道の駅。ここは道路を渡って利根川の土手に降りられます。

 

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絶景です。川と雑草と謎の歩道と、遠くに臨む電波塔しかありません。風がほどほどに吹いているのが、季節柄涼しくて良いです。

 

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海から51kmの表記。利根川換算で銚子港までの距離のことだと思いますが、まだまだ距離がありますね…。この日は犬吠埼から九十九里まで下る予定だったんですが結構な時間がかかりました。九十九里に着く頃には真っ暗だった。

 

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道の駅こうざき。発酵の里らしいです。

 

神崎町は米の名産地で、酒と味噌の醤油で有名だとか。この町、千葉で一番人口が少ないらしいですが(約6,000名)、そういった町の方が特徴的な道の駅ができるのかもしれません。今度時間かけて見て回ってみよう。


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海まで11km地点。大分下ってきました。こうして見るとつくづく利根川ってデカくて長いですね…。

 

利根川、日本三大暴れ川に数えられる、群馬県はみなかみから太平洋に注ぐ一級河川です。

 

元々は、現在の古利根川を通って東京湾に流れ込んでいたものを、江戸時代の治水事業、通称『利根川東遷事業』で銚子へ注ぐように開削され、今の流路に至ったようです。目的は水害対策と、外堀として東北地方からの侵攻を防ぐ狙いもあったとか。

 

名称由来は古くは万葉集に『刀祢』の名があり、別称でいつの間にか『坂東太郎』(東諸国を流れるバカでかい川の意)という異名もついていたようです。…4号線を北上しているとやたら目にする飲食店、坂東太郎はこれが由来かと調べていて今知ったという。


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利根かもめ大橋。千葉の銚子市と茨城の神栖市を結ぶ有料道路です。電灯が風車みたいだ。


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銚子市川口町。銚子漁港。インダストリアル感溢れる港町でした。

 

この日は時間がなくてスルーしましたが、犬吠埼で太平洋をぼんやり眺めて放心し、太平洋沿いを南下して適当なところで高速に合流し帰るのがオススメです。また走りたい…。