一年前の夏の終わり頃なので今更ですが、3枚目の音源が各所で配信されました。今回はLo-fi hiphopのインストゥルメンタルビートです。
Tender Heart Craftworks名義として3作目、2曲入りシングルが各所で配信されました。フェンダーローズの鍵盤の音色と、空間系・モジュレーション系を掛けまくったストラトクリーントーンによるlo-if hiphopです。眠れない夜のお供などにご笑聴いただけますと幸いですhttps://t.co/3aqy4rN5MR pic.twitter.com/UFPjy7LHZD
— 梁井 (@hurryharryhurry) 2022年9月3日
フェンダーローズの鍵盤の音色と、TR-808のリムショットの上で、空間系・モジュレーション系を掛けまくったストラトキャスターのクリーントーンを弾き狂っています。
ふわふわした気分の時には合うんじゃないかと存じます。よければぜひお聴きください。
↓各種配信ストアリンク
https://big-up.style/JRF4vZsm64
ジャケットは適当に撮った虹の写真と近所に咲いてたハナトラノオです。夢想的で気に入ってます。
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「鍵盤の音色でなんかいいやつないもんか」と探っていたら、Ableton Liveの内蔵音源にフェンダーローズを発見。リフが出来たので、合いそうなリズムをぶっ叩いてビートに仕立て上げました。
フェンダーローズの音色を初めて意識したのは、たしかINO HIDEFUMIのスパルタカスのアレンジで、「何だこの柔らかいキーボードは!!!」と戦慄して、そこからBill EvansのFrom left to rightを聴いて意識的に好きになりました。
同じ電子ピアノとして、ウーリッツァーの音色をカーペンターズや新居昭乃の曲で聴き狂っていたのが大きかったんだと思います。好きな音としてインプットされていたんでしょうね。今でも全楽器で一番好きな音です。
加えて、「BIAS FX2の空間系・モジュレーション系エフェクターを可能な限り試してえ」という欲求から、リフとギターソロ(前半)がうっすらコーラス、ギターソロ(後半)がディレイマシマシのトラックと相成りました。
基本ギターのクリーントーンは「塩振り程度のリバーブと録音時はトラックに掛けるコンプとエンハンサー」のみが正義だと思っているのですが、今回のギターに関しては意識的にエフェクトを掛けました。その方がフワフワした感じになるのと、「宅録でてめーがギターにエフェクトを掛け狂うとこうなる」という資金石が欲しかったからです。
音色についてはハチャメチャに気に入っています。ピックアップポジションは、リフがセンター、ソロは前半も後半もフロントです。
ちなみにベースレスです。ローズの音色がわりと低域にいたのと、曲調からふわっとしていた方が合うかなと思い、数フレーズ試した結果入れないことにしました。代わりに後半ソロの時にシンセパッドの白玉を足してます。
最後に、付け合わせで弾いた2曲目は、toeのトレモロアンドディレイのオマ、もとい超絶劣化オマージュです。バッキングはトレモロ、リードフレーズはディレイを掛けてます。
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タイトルは、昔バカハマりしていたコンカフェ嬢にmiumiuの鞄やら財布やらをプレゼントしまくっていたことに由来します。おかげで今も私のGmailにはmiumiuの販促メールが届きます。懐かしい。