ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れたとある会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

PRS Custom24 (Maple Neck).

Paul Reed Smith 2016 Limited Custom24 10Top 1-Piece Figured Top Slate Blue Stained Figured Maple Neck.

 


Paul Reed Smith 2016 Limited Custom24 10Top 1Piece Figured Top Slate Blue Stained Figured Maple Neck


ガッツリ歪みつつハイが抜ける2ハムを探し歩いて数ヶ月。辿り着いたのがこいつ、メイプルネックのPRS Custom24の2016年モデルです。

 

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スペックから言ってしまえば珍品です。我ながらよくまあこれを選んだなとも思いますが、紆余曲折がありつつも「今回こういう音のPRSがほしい」という志向にそれだけハマったんだろうと思います。

 

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怒りのメイプル1ピーストップです。


変な杢目してんなあと思って見ていたらまさかの継ぎ目なしでした。音に影響するかは不明ですがレア感はたしかにあって、買うときの決め手になったかと言われれば間違いなく一助にはなりました。思えばFullertoneのテレキャスターも1ピースボディーなので、私は思いのほか木材関係に惹かれるタチなのかもしれません。ついでに10TOPです。

 

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続いて、メイプルネック仕様です。


マホガニーボディーにメイプルネックのギターというのはこれが初めてだったのですが、「音抜けの良いPRS」を探していた自分にとってはこれがハマりました。音の傾向は後述しますが、通常のマホガニーネックのCustom24と弾き比べて悩んだ末にこちらを購入。それならCE24でいいじゃないかという話ですが、今回手持ちのギターとの差別化もあって『セットネックのマホガニーボディーの2ハムで、レスポールより歪ませたときに密度があるやつ』がコンセプトだったので通常のCustomに狙いを定めておりました (CEはボルトオンネック)。


それとPRS、ボリューム・トーンポッドの部分の木部加工が好きなんですよね。

 

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CEやSEはここがフラットです。加工コストの問題か。操作性にどう影響があるのかは比べてないので分かりませんが、見た目の好みの問題で落とし込み加工をしている方が私は好きです。

 

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ネック裏もゴリゴリに塗装されてます。


ツイッターかどなたかのブログで見かけた表現に準じて、私はこれを『メンヘラネック』と読んでいます。こいつの場合SLATEカラーのせいか実に不健康そうな色合いで、試奏中もこの派手なネックを受け入れられるかが懸念だったのですが、最終的に「いざとなったらショップに頼んでリフィニッシュすることも検討しよう」と割り切ることにしました。



音色の印象は、「クッキリハッキリした音が出るハイパワーな2ハムギター」です。


私がエレキに傾倒し始めてから「PRSって多分こういう音がするんじゃないか」と想像していた音がします。クリーンは雑味の少ないクリアな音、歪みはハイパワーで深く歪み、リードを弾くと伸びやかで太い。思ったよりリアの歪みにバイト感があったのは嬉しい誤算でありました。


というのも、私が触った個体に特殊仕様のものが多かったせいか、PRS、特にCustom24の音の印象に「抜けないモコモコしたマホガニー2ハムギター」というイメージがこびり付いておりまして……。PRSというと癖の少ないクリアな音と言われる世の印象と大分ギャップがありました。


さらにいうと、実のところ昔一本PRSを持っていたことがあります。

 

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人生最大級に仕事が炎上していた2017年。私生活でもロクなことがなく憂さ晴らしがてらに買った、Custom24-08です。完全に見た目に惹かれて買った衝動買いの一本です。ピックアップが58/15 MTという比較的ローパワーのモデルであり、そのせいなのか他2ハムギターとの差別化がイマイチ取れず、今のメインのストラトを買う際に手放してしまいました。

 

見た目は最強に好きだったのですが……。今だったら調整等で少しは扱い切れるのではと、中古で現れないかデジマートを眺める日々です。

 

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思えばこいつ、フロントピックアップが何故か逆に取り付けられてるんですよね。24フレットモデルだからピックアップの取り付け方で甘い音を、というなら通常位置のが有利なんじゃと思うのですが……。どういう狙いなんだろう。

 

 

それから2年経った2019年。この年の春から夏にかけて、私の脳内は完全にPRS一色でした。

 

3020に加入して録音に凝り始めたこと、James Tyler Japanを手に入れて苦手だったディストーションに取っ付き始めたことに加えて、好きなギター弾きがやたらめったらPRSを使い始めたことが原因です。

 

John MayerBAND-MAIDの遠乃歌波、声優の大塚紗英、ラブリーマイエンジェル工藤晴香、果てにはセクシー女優の高橋しょう子に、girlghostのテレキャスターことnemo asakura氏まで。

 

ツイッターを眺めているだけで雪崩れ込んでくるPRSの情報に脳みそを侵食された私は、「昇格して給与も増えたし、少しは弾けるようにもなってきたし、もう一本くらい歪み用の竿があってもいいんじゃないか」とふらふらと楽器屋を彷徨うようになりました。

 

この辺りの紆余曲折はそのうち別に書こうと思いますが、PRS捜索時、下記のようにかなり志向が変遷しました。

 

①Custom24→定番だしもう一度と思い試すも、フロントクリーンの「音質はクリアなのに音色がモコモコな印象」がどうしても拭えず保留。「Custom24も、エボニー指板だったりメイプルネックだったりコリーナボディーだったりいろいろあるんで、クリーンの抜け感が気になるなら木材で試すのもいいかもですね」との店員さん談が頭に残る。

 

②Mccarty→ふと目に付いたコリーナモデルを試奏したところ印象が激烈に良くてPRSに対するイメージが変わる。クリーンなのにピッキングに食い付く印象。ここから「PRSは22フレットが本質なんじゃないか」とか思い始める。3020でフロントハムのクリーンを多用するようになったこともあり、「レスポールよりクリーンの抜け感のある22フレットのPRS」を求めるようになる。

 

③Modern Eagle→「22フレットのPRSを探している」と話したことから勧められ、ホイホイ試奏。打ちのめされる。過去弾いたギターの中で最強に印象が良かった。ハカランダネックの恐ろしさ。すべてを張り切って買う直前までいったものの、狙いを定めていた個体が売れてしまい喪失感の中ふと冷静になる。

 

狙っていたモダンイーグルが残っていたら、またはコリーナバックのマッカーティーが好みの色だったら、その時点で決着が付いていた可能性がありますが、幸か不幸かモダンイーグルを買い損ねたことで方向転換の機となりました。

 

22フレットのPRSはたしかに印象が良かったものの、レスポールがある以上、同じ方向性のギターじゃどちらか一本弾かなくなるのは目に見えていおり、代わりに少しでもタイプの違うギターは、近年録音で重宝する為に定期的に触る傾向にあります。

 

となると、今回の「PRSがほしい」という物欲に理性で折り合いをつけるなら、下記のようになるんじゃないかと決心しました。

 

「手持ちにない24フレット仕様で、レスポールとは明確にサウンドキャラクターが異なり、ガッツリ歪ませたときに深く歪む上に帯域のバランスの良いギター」

 

 

そうともなればあとは簡単で、Custom24で好みの色と木材仕様のブツを見つけ次第試して比較検討するしかありません。最終的に、マホガニーボディーマホガニーネックのノーマルタイプか、コリーナボディーコリーナネックのモデルか、マホガニーボディーメイプルネックのこやつかの3本に絞り、悩みに悩んだ挙句にこやつに決定しました。

 

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同行いただいた新山氏撮影。新山さんはマホガニーの通常タイプの方が低域にガッツがあって好みと話していましたが、「鳴らす環境にも依るし、あとはもう好みの問題だよね。どっちも良い音鳴らせてると思うよ」と言ってもらえたことで決意。無事お買い上げと相成りました。

 

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購入時のブリッジのセッティング。フローティングかつ結構低めの弦高です。最近アームをグリングリンやっていたら「ガキン!」と音がしてセッティングが狂ってしまったので適当に直しましたが、不安になってきたので近々調整に里帰りさせようかと思っています。


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スプリングはデフォルトで4本。バネの力はやや弱めな気がします。


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配線。バイパスが付いてるのかな…?


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PRSはボディーバックのマホガニーが良いです。


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バインディング。メイプルの杢目がきれいです。

 

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最後に、PRSは新品購入してユーザー登録をすませるとハンガーとハンコが送られてきます。木の触り心地がよいのでどちらも会社で愛用しています。

 

呑み屋紹介『串吟 岩本町店 (2号店)』

串吟 岩本町店 (2号店)。

 

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何食ってもうまい居酒屋、私が人生における全幅の信頼を勝手に置いている『串吟』の2号店です。

 

串吟、秋葉原界隈に計3店展開しており、1号店は昭和通りから17号に合流する大通りに門を構える、常にガヤガヤ賑わう看板店。3号店は靖国通りを越えたところに位置するゆっくり座って飲める店。今回の2号店は、立ち呑みながら2人組くらいでも落ち着いて飲める店と、がっつりコンセプト分けされているようです(予想)。

 

前回、1号店で出会ったイカツイにーちゃんに 連れられて初めて2号店を訪れたところ、「店舗ごとにメニューが違う」という事実に衝撃を受け、こりゃ店の場所を忘れないうちに行っておこうと再訪することにしました。

 

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サワラの炙り刺し。これは単に今日の魚だったのかもしれない。

 

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オマール海老のクリームコロッケ。これはここでしか見たことがない。アツアツで激ウマです。

 

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アスパラの串揚げ。縦じゃなくて横だった。これが最強でした。1号店にあったら菜の花肉巻きと芽キャベツ肉巻きと合わせて食いまくってる。

 

入店早々「はい兄貴何飲みやしょーーーーーーう!!!!」的な豪声は響かないので、ゆっくり飲みたい方は2号店のが良いかもしれません。あれはあれでとても好きですが…。比較的空いてるので (それでも月曜からほぼ満席だった)、誰かと行くときはこちらも確認するといいかもしれません。

 

 

今回謎のアニキに「にーちゃん越谷か!!おれ浅草だわ!!こしがやー!!!カンパーイ!!!!」とレモンサワーを一杯ごちそうになってしまいました。多謝です。次お会いした時に返します。

Lowden F32C.

Lowden F32C


北アイルランド名工、ジョージ・ローデン率いる最強メーカー、ローデン・ギターズの定番モデルです。

 


Lowden F32C (Whole Step Down Tuning)

 

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グワングワンと響く、ピアノみたいな音色のギターです。

 

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サイドバックはインディアンローズウッド。トップはシトカスプルース。

 

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ネックはマホガニーと薄いローズウッドの5ピース。良し悪しは分かりませんが、5ピースネックなんて私はこれ以外モノホンを見たことがありません。

 

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指板はエボニーです。エボニーにしては柔らかそうで、謎の杢目模様が出ています。

 

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ブリッジはボーコテ。バインディングはメイプルのようです。装飾は最小限。


ナット幅45mm、スケール650mm。ネック幅が広く、長いですが、弾きやすいです。000-18で苦戦していたフレーズが、ローデンだとわりとスムーズに弾けたりします。ネック端の処理が良いのか。

 

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ブリッジが独特で、スルータイプの上にセパレートサドルです。これのおかげなのか何なのか分かりませんが、サスティーンがアホみたいにあります。曲終わりで音を揺らしていると、ミュートするまで延々と音が止みません。


音色は、適切な表現かどうかわかりませんが、ピアノみたいな音がします。


サウンドホール内でゴリゴリのリバーブがかかっているような独特の響き方です。帯域もハイとローに寄っていて、ミッドはどちらかというと薄めです。この辺りはスプルース・ローズの組み合わせの特性かもです。


おまけに音がポーンと前に飛んでいきます。10年近く昔、はじめて触ったときはあまりに音が前に出るので「弾けるかこんなもん」とビビった記憶があります。ピーキーです。


手持ちのMartin 000-18など、自分のイメージする「所謂普通のアコギの音」はもう少し身の詰まった、アタック感のあるタイトな音がします。が、こいつは単音を弾いても響きと倍音感でぐわーっと包み込んでくるような謎の迫力があり、存在感が独特なので、どちらかというとソロギターに向いている気がします。一回くらいバンド系の録音でも使ってみたいですが…。


どうもローデンはギター作りの大半を独学の試行錯誤の中で学ばれたようで、そのせいか、ブレイシングの設計も他メーカーに比べるとかなり独特だそうです。スルータイプのブリッジによるサスティーンと、ブレイジングによるサウンドホール内の増幅が合わさって、こんな不思議な音が出るんだろうなと、弾きながらぼんやりと思っています。


低音の響きが豊かなので、ダウンチューニングが合う気がして、普段1音下げにしています。記事冒頭の動画がその状態です。下のはレギュラーチューニング。

 

 


Lowden F32C

 

テンションの問題か音の張りはさすがにレギュラーの方が良いので、今度弦のゲージを上げた上で1音下げにしておこうかと画策中です。



購入は2017年5月5日。御茶ノ水のギタープラネットにて。


購入動機は「ソロギターに合う響きのきれいなギターがほしかった」……という理由を傘にした、とどのつまりが人生の憂さ晴らしです。


手帳を見返すと、2017年春は我ながら「よくこれで逃げ出さなかったな」と思うレベルの仕事のスケジュールであり、年度始めから面白いくらいに続出する問題を必死こいて蹴散らしていた時期でもあり、仕事でも私生活でもロクでもないこと続きあった私は、死んだ目でギタープラネットに入店しました。


単に弦の補充が目的でしたが、ついでにカポタストがぶっ壊れていた為、せっかくだしG7のちゃんとしたやつでも買うかと御茶ノ水まで足を伸ばしたところで、どうせいろいろ見るならばと久しぶりにアコギ専門店に足を踏み入れたのが運の尽きでした。


ギタプラの奥に入ると、ローデンが壁一面に吊られていました。


「…………」


疲れた目でローデンの壁を眺めながら、しばらくその場で呆けます。Andy MckeeやらDon Rossやらが使っていたローデン。あの頃に聴いた欧米ソロギター独特の和音感覚。記憶の中の響き。

 

まだ学生だった頃に一度だけこの店でローデンを触らせてもらったことがありますが、そのときは前述の「何を弾いても音が前にすっ飛んでいく」感覚に圧倒され、「これはとても自分に扱えるもんじゃない」と10秒くらいで試奏を切り上げた記憶があります。


が、こちとら卒業後もゴリゴリバリバリギターを弾き続けており、少なくとも当時よりは腕が上がっている(はず)です。今弾いたら多少は違うんじゃないか等と考え始めたところで店員さんが声をかけてくれたので、思い切って弾かせてもらうことにしました。

 

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「今使ってるやつがここで買ったSeagull(シダートップ、サイドバックがチェリー)で、小さめのボディーのやつなので、ドレッドノートかそれに準じたタイプが気になってる」と話すと、「比較的定番モデルである」ということでF32Cと、比較用に同じ木材仕様のD-28を出していただけました。思えば28弾いたのもこの時が初めてな気がします。


何分大分昔なのでぼんやりとしか覚えていませんが、Martinは「イメージするアコギの音だ」「ネック幅が細いなあ」と思ったこと、Lowdenは「やっぱり響きが独特過ぎる」「ネック幅が広い」と思った記憶があります。


ただ、以前Lowdenに感じた「これはとんでもないギターでありこんなんまともに弾ける気がしない」みたいな印象は、良くも悪くもありませんでした。個体の問題なのか自分が変わったのか。

 

基本試奏は短く済ませるべきと思ってるのですが、このときは結構な時間弾いてしまった気がします。「気に入りました?」「け、結構…」「どうします?」「と、とりあえず出直してまた来ます」「取り置きしましょうか?」「…………お願いします」

 

などと答えたあたり、多分この時点で腹はくくっていたのでしょう。

 

後日。良いは良いものの、モノがモノなのでふらっと買うのも思い切りがいる、せっかくだし他にも色々試してみようと、あちこちの店をふらついたものの、ピンとくるものがありませんでした。強いて記憶に残っているのは下記のメリルギター。

 

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Blue-Gで、「ローデンが気になってるけど他を見ている」と話したところオススメしてくれました。アメリカ・バージニア州のメーカーだそうです。サイドバックがコアだったのか…。朧げながら、柔らかできれいな音だった記憶があります。

 

ただ、どうにも気持ちが上がらず。あれこれ考えた結果、今回自分は良いアコギがほしいんじゃなくとにかくローデンがほしいんだと確認するに至り、ゴールデンウイーク終盤、先日買い忘れていたカポを買いに行く(という理由をつけて御茶ノ水に向かう)道中、購入を決意。「今回は買いに来た」と再びギタープラネットに突撃することとなりました。

 

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「もう何が何でも買うので他の個体も比較で試させてほしい」とお願いし、いくつか弾かせてもらいました。ただし、

 

「①ボディーサイズはF(ローデンはS・F・Oの順で大きくなる。今回はドレッドノート前後のがほしかった)、②トップはスプルース(音より見た目の好みの問題)、③カッタウェイ付き(あるなしでハイポジションのアクセスが段違い)」とまで限定すると弾はそうあるわけでもなく、唯一試したのは下記のF35C IR/ADです。


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F32Cとの違いは、コンター加工付きであること、トップがアディロンダックスプルースであること(やや白が強い)、サウンドホールに装飾があることです。

 

ローデンは英字でサイズを、数字で木材の組み合わせを表すらしく、32はスプルーストップ、ローズウッドのサイドバック。35または50は、所謂カスタムモデルを指すようです。上記の違いは32を基にしたカスタムオプションでしょう。


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ディーサイドのコンターはほしいっちゃほしかったですが、音色は同じ傾向で、そこまで大きな差を感じませんでした。しかもF35Cは、恐ろしいことに値段が大台に乗ってます。購入当時半ばヤケになっており、「もし35の音が昔聴いたような『吹っ飛ぶ音』だった場合はそこまで行ってしまおう」とも考えていましたが、幸か不幸か激烈な差は感じられず。それなら買える値段で、ということで、F32Cに決定いたしました。


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今回のオチは、キャンペーン中なのか何なのかG7カポが付いてきたことです。

 

カポを買うつもりでギターを買ったらカポまで付いてきた。喜ぶべきか何なのか。他、セットで付いてきたストラップ、トートバッグ、ポロシャツ、クロス、サービスで付けていただいたエリクサーの弦2セットです。


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※2018年メインだったFullertoneのテレキャスターとのツーショット

 

 

半ば衝動的に買ったローデンですが、長年水面下で憧れていたこともあってか、手に入れてよかったとしみじみ感じ入っています。

 

仕事に疲れて帰ってきてこやつを弾くと、あまりに響きの柔らかさに、あらゆる感情がふわふわと虚空に消えていきます。コペンをオープンにしてふらふらドライブしているときと同じ感覚です。

 

響きが豊かなせいか、長く弾いているとコードからつらつらとメロディーが続けて出てきて、こいつのおかげで何曲か自然発生しました(Church、Wintergreen、Pastoralなどなど)。ソロギターの幅が広がった気がします。

 

素朴で柔らかな曲が弾きたいとずっと思っていたのですが、方向性が固まりました。弾いていると情景まで浮かんでくるギターはこいつくらいです。末永くよろしくお願いします。

 

今後の目標は何とかこいつを3020で使うことですが、どうなることやら……。

 

 

梁井、BMWに3シリーズを見に行く。その2。

※2016年当時のBMW3シリーズ(F30型)試乗記録です。

 

とある曇りの日、ディーラーにて。


コペンの車検が切れるのは来年なので仮に買うとしても当分先だけれども、3シリーズが気になって見に来た」と伝えると、せっかくなのでと、営業さんが試乗を勧めてくれました。


「これおもしろいですよ」という言葉で営業さんが出してきてくれたのは、何と320d。

 

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※写真は青梅に展示されてたやつ


ディーゼルかよ!乗ったことないよ!  比較可能な対象が、コペン納車前にちらっとだけ乗ったアクセラディーゼルだけなので、ほぼ経験がないに等しいですが…、まあせっかくオススメしてくれたし、売れてるらしいしと思い乗ってみました。これがたしかに面白かったです。というわけでまずは320dについてです。


◯320d(F30)


①スペック


BMW 320d M sports

エンジン:直列4気筒2.0Lターボディーゼル

ボディサイズ:全長 4,645 × 全幅 1,800 × 全高 1,430 mm
ホイールベース:2,810 mm
トレッド:前/後 1,535 / 1,550mm
タイヤサイズ:前225/45/R18 後255/40R18
車重:1,550kg
最高出力:140kW (190ps)/ 4,000rpm
最大トルク:400Nm(40.8kgm)/ 1,750-2,750rpm
変速比:(1~8/後退)5.000/3.200/2.143/1.720/1.314/1.000/0.822/0.640/3.456
最終減速比:2.813


印象通りの、ガッシリした高トルク車でした。


1,500kg超えの重量級にも関わらず重たい感じはありません。これは後に320iと、ひょんなことから318iに乗ったときも同様でした。ハンドリングが良いせいだと思います。ただ、ディーゼルは挙動がガッシリした印象がありまして、最大の理由はハンドルが超固い点だと思います。


後に乗ったガソリンタイプと明らかに違っていたので営業さんに聞いてみたら、あえてパワステの設定を変えているみたいです。何でですか?と聞いたところ、「正直分かりませんが、やっぱりどっしりしたイメージ出したいからじゃないですかね。直進を安定させるのが楽になるので、比較的長距離ランに向いているディーゼルには重いハンドルを、って考えなのかもしれません」とのこと。

 

概ね好印象でした。ターボディーゼルはアクセルレスポンスが悪いとよく聞きますが、特に違和感は感じません。むしろトルクバンドから踏んだときのダッシュ力は相当なもんですし、普段ターボのマニュアルに乗ってる人間からすると挙動がイメージしやすかったです。レッドゾーンが5,500とディーゼルにしては高めなこともあってか、頭打ち感もそんなにありません。そもそも2.0Lのディーゼルを上まで回すようなシチュエーションは街中じゃまずありませんが。

 

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ディーゼルタコメーター。ご覧の通りレッドゾーンは5,550rpmから

 

ディーゼルのガラガラ音は、アイドリング時にはさすがに聞こえますが、気になるほどではなかったです。このくらいならむしろ「ガソリンと違うなあ」くらいで気持ちよいです。

 

「ほぼ初ディーゼルとのことでしたけどどうでした?」という営業さんに「ストレートにおもしろかったです」と答えて車を降りました。


 

「とはいえ元々はガソリンモデルを見に来た」とのことで、定番モデルの320iも試させてもらいました。


◯320i (F30)


BMW 320i sports

エンジン:直列4気筒2.0LDOHCターボ


ボディサイズ:全長 4,625 × 全幅 1,800 × 全高 1,440 mm
ホイールベース:2,810 mm
トレッド:前/後 1,520 / 1,560mm
タイヤサイズ:前225/50/R17 後255/50/R17
車重:1,540kg
最高出力:135 kW (184ps / 5,000 rpm
最大トルク:270Nm(27.5kgm)/ 1,250-4,500rpm変速比:(1~8/後退)4.714/3.143/2.106/1.667/1.285/1.000/0.839/0.667/3.295
最終減速比:3.154


ディーゼルタイプに比べてハンドルが軽く、普通の乗用車的でした。

 

動きは軽いです。回転数を上げた状態でのレールチェンジで、やたらと挙動が軽やかでした。

 

営業さんの運転で、パドルシフトを使って上まで回したときの吹け上がりと動きが助手席で感じた限りでもよかったので、ターボとはいえさすがはエンジンのBMWというべきかぶん回したときの気持ち良さは高いみたいです。ただ、パドルシフトが苦手な私がオートマモードで普通に踏んだとき、シフトアップをしないように上までぶん回すには踏み方にテクニックが必要だったので、それならマニュアルがほしいなとは思いました。

 


意外だったのが、アウディA3と運転感覚があまり変わらなかったことです。


車重はたしかにアウディの方が200kg軽いですが、トルクウェイトレシオは320iの方が上です。ギア比込みで考えたらまた違うのか、アウディは前後配分が駆動輪である前輪にかかっているからなのかなど、いろいろと理由を考えましたが、新山さんに聞いてみたところ、

 

「……もしかしたら単純に、スロットルのセッティングの問題かもね。トルクはあくまで最大トルクだからさ。さっき言ってたように、ギア比とタイヤ径で変わってくるし。それより、スロットルの開き具合と燃料噴射の相関関係で、アクセルを踏んだ時のダッシュ感は違うから。結局、おれたちの感じてるのはスペック上の最大トルクというより、トルク感に過ぎないんだよね」

 

とのことです。

 

総じて印象は良かったし、見積もりの条件も良かったし、「長距離ラン時に回転数の低くて荷物が載って座席の倒せる楽な車に乗りたい」欲求が最大に膨れ上がっていた時期だったので、帰って金策が出来たら行っちまおうかと思いながらディーラーを出たものの、毎度のことですがコペンに乗って帰路についた途端、

 

「……こっちの方が楽しいな」

 

となり、結局この後4年近くコペンに乗り続けることになります。


セダンに憧れはあるけれど、小さな車体をMTで思いっきりぶん回せる楽しさの方が、現状の自分には合っているようです。ましてBMWは、アウディと違って厳つさもあるので、大人としての自分に自信が持てたら考えようと思います。

梁井、BMWに3シリーズを見に行く。その1。

※2016年当時のBMW3シリーズ(F30型)試乗記録です。

 

3シリーズが好きです。

 

この好きは、ひとえにブランドイメージに寄るものが大きく、このとき試乗するまで3シリーズどこから当然BMWにも乗ったこともなかったのですが、それでもやっぱり好きです。一番の理由は、姿勢の良さだと思います。

 

セダンとしてのジェントルさと、初代M3から受け継いで漏れ出る見た目の凶悪さ。このバランスが3シリーズの魅力だと思いますが、実車を見て思うのは、つくづく姿勢の良い車だなということです。

 

真っ直ぐ走っているときも、コーナーをぐいぐい曲っているときも、ゆっくりとした発進時も、停まっているときも、ドイツ車特有の剛性のせいなのか何なのか、姿勢がビシッとして、動きにブレが見えません。の割に、どこでもサーっと駆け抜けていってしまうので、重さの鈍さも感じません。

 

駆け抜ける喜びというメーカーが発信しているブランドイメージと、車を外から見たときに感じるイメージの間に、ギャップがないんですよね。どこまでも姿勢よく走っていく姿を見かけるうちに、気がついたら好きになっていました。

 

※セダンとチューニングカーの合いの子というとRB26エンジン時代のスカイラインGT-Rですが、M3の方が出発点のわりにやっていることがエゲツない気がします。下の写真は、磐梯吾妻スカイラインに行ったときに出会ったM4のフロントです。エグい。

 

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出来たばかりのBMW GROUP Tokyo Bayに行ったのが2016年の7月の話で、これが中々面白かったです。

 

豊洲スーパーオートバックスの帰り道、新山を乗っけたままコペンで突撃しました。基本バカでかいディーラーそのままで、入退場自由。明らかに財力の低そうな20代のにーちゃん2人にはセールスさんも声をかけて来ず、まあまあ好きに見て行きたまえとばかりに営業スマイルで見守ってくれます。こういう機会はあまりないので素直に楽しかったです。申し込みをすれば試乗も可能な模様。

 

3シリーズも何種類か置いてあったので、当時現行であったF30型のエクステリアが全セダンの中で一番好きな私がほいほい吸い寄せられてフロントマスクを眺めていると、新山がおもむろに後部座席に乗り込みました。しばらくして、「あーいいわー」との声が聞こえて来ます。

 

「…普通そういうときって運転席に座らない?」

 

「セダンの価値って後部座席にあると思うんだよね。サイサポートが効くくらい張り出しのあるシートで、足元と高さにも余裕があると、長く乗ってても全然疲れないんだよ。SUVってスタイリング優先して、意外と後席に余裕なかったりするじゃない? 後席の居住性は、やっぱりセダンが一番だと思うんだ。…さすが世界のベンチマークの3シリーズ。こりゃ楽だわー」

 

「…自分の車の後部座席に座ることって、ほぼなくね?」

 

「ないけどね。でもなー、将来家族増えて、車のタイプ変えるなら、こういう後席のしっかりした車がほしいよ。セダンは運転感覚もいいしさ」

 

新山の意外な趣味を発見しました。そういえば遠出中、田舎道で古いクラウンや3シリーズを大切に乗っている老夫婦を見たとき、「…ああいうジジイになりたい」とボヤいていたのを思い出しました。伊達に幼少期からの車好きをやっているわけではないらしく、こやつは本当に、私とは車の見方が違います。

 

ちなみにX3、7シリーズまで後席に乗ってみたらしいですが、「一番いいと思ったのは3。サイサポートがしっかりしてたから」と言っていました。7より3かよ。まあたしかに、私は7の後席はラグジュアリー感が高過ぎて逆に恐ろしくなりましたが。

 

 

なんてことがあってから、3シリーズに対する興味が日に日に増してきました。

 

ただでさえコペンの長距離巡航性に厳しさを感じ始めた中、安藤のA3でドイツ御三家の一角の実力を身に染みて知ったばかりです。

 

べらぼうに高いのは分かっていますが、それでも型落ちしたF30型を将来中古で買う選択肢もないわけではないし、ちょろっと試乗するくらいならバチも当たらなかろうとタカをくくった私は、ふらふらと近所のBMWディーラーに突っ込んで行ったのでした。

 

つづく。

梁井、タイラーをフローティング設定に戻すの巻

久しぶりにブリッジを弄り回しました。

 

 


James Tyler Japan Studio Elite HD Custom Blue Shmear Edition #1.

 

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ブリッジが対して平行、アームアップで半音上がるくらい。弦高は1弦で1.5、6弦で2.0です。普通っちゃ普通ですが、モダンタイプにしては弦高高めの設定かなと思います。


メインのソニックブルーFenderストラトベタ付けで、あれこれいじり倒したところ音色は圧倒的にベタ付け・弦高高めが好みであることが分かったので(低域が増す)こいつは設定を変えるつもりがなく、その上で「ストラトタイプをもっと弄り倒したい」と考えた結果、差別化も考えてまずはタイラーをフローティングに戻すことに決定致しました。


ついでに弦高ペタペタ、モダンギターの極致みたいな設定を試みたものの、やはり人間好みというものがあり、


「……あんまり楽しくないなこの設定」

 
となったので、再び弦高をアップ。ボディー裏トレモロユニットのネジとオクターブをグリグリ調整し、都度弦高具合を確認しながら上記の設定に落ち着きました。

 

弦高が低けりゃ低いほどクリーンの低域が死ぬ印象があるんですよね……。


PRSを筆頭にトレモロタイプギターメーカーの推奨設定が「ブリッジとボディーが平行」だったので、「そういうもんなのか」と見よう見まねでやってみたところ、意外と弦高との兼ね合いがシビアでして。弦高を弄る→ボディー裏トレモロユニットのネジを弄る→弦高を弄るの無限ループに入りかけて頭を抱えた頃、ようやっと弾いた感じでしっくり来る設定に落ち着きました。オクターブ?合ってるよ。多分だけど、大体。


微妙なビブラートをアームでかけるのが難しく、まだイマイチ使えていませんが、「ブリッジを手の端でグリグリすることでビブラートをかける」、「ディストーション時に思いっきりアームダウンしてギュイーンとする」などで楽しく遊んでいます。

 

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アームも純正3本に戻しました。いつ見ても塗装が卑猥です。

録音後記『冬暁 / 3020 SOULS』

3020 SOULS参加曲の3曲目です。

 

 


2019年7月の録音。マイク録り。「Tom MischがBarney Artistとやってた、ちょっとトボけた崩しジャズみたいなのがやりたいね」とリーダーと話しながら作った曲です。


3020 SOULSでは珍しく小編成の生楽器主体なので、バンド感のある曲になりました。気に入ってます。


マイクはFocusrite Scarlett CM25、インターフェースはFocusrite Scarlett 2i2、アンプはFender Super Champ X2、ギターはストラトのフロントです。きっかけがTom Mischだったので今回はストラトだなと…。



ギターは地味に3本重なっています。メインリフ、オブリフレーズ、トレモロ装飾音の3つ。


メインリフは、我ながらこれを思い付いた時には「勝ったな」と思いました。トボけた感じが出せたんじゃないかと思ってます。


ストラトのフロントで箱物みたいな音を出すのが目標なんですが、わりとイメージに近い音が出せた気がします。自分なりに歯切れよく弾けました。コードは下記の通りです。


F#M7(9) F#m7(9)  / EM7 A B

F#M7(9) F#m7(9)  / EM7 G#m7 B


左chのオブリフレーズはTom Misch感がほしくて入れたんですが、ラップが入った状態で聴くと邪魔になりそうなのでちょっと落としてもらいました。もうちょっと控えめな単音カッティングみたいなやつの方が良かったかなとも思いますが、ブリッジ後の雰囲気を変えるのには役立った気がします。一応ブリッジ前の、ラップが歌メロになるところからこっそり入っています。


右chは、トレモロとうっすらコーラスをかけた単音装飾です。


ioriさんのラップがメロディアスだったので、コード感を引き立てたいなと思って後から追加しました。ラップや歌メロの前に導入音的に入れたり、サビのメロディーにユニゾンしたりハモったりしてます。


タイトルが決まってから「トラックも冬感を出したいな」と思ってこの音色にしました。トレモロをかけた単音装飾、Bill Frisellっぽくて好きです。


両チャンネル共に、控えめにしたり前に出したりのミックス具合が気に入ってます。サンキューリーダー。


アウトロソロはオブリから雪崩れ込むような形でパッションで弾きました。可もなく不可もなくというフレーズですが…曲調には合ってるかなと思っています。



ベース、リズムトラック、ミックスはリーダーjamjamaさんです。


ベース、激烈に好みです。休符の効いた丸い音。ノリが最高です。「しばらくベースを弾き込みたい」と話していたタイミングだったので、リーダー的にも気合が入っていたのか。基本ループだと思いますが効いていて飽きません。


リズムトラックに関しては、毎度リーダーに全幅の信頼を置いているのですが、今回も最高です。リムショットの音色が印象的ですが、わざわざスタジオ行ってこれだけ録ってきたとのこと。The Lightにもうっすらとハンドクラップ混ぜてたりと、凝ってます。


あと、ギター弾きやすいんですよねリーダーのリズムトラック。


ラップはioriさんです。一緒にやらせてもらうのは初めてでしたが、「きれいなメロディーを作るラッパーさんだな」という印象が今回で固められました。ラップの要所要所でメロディーラインが変化するので効いてて飽きが来ません。


0:57からの『自由飛行 空中遊泳な気分で そう また乖離気味』のメロディーの浮遊感が最高です。ご本人曰く、


『リリックのイメージは冬の朝で、弱い自分、強い自分が夜の寒さ、朝日の光とリンクしました』


『前半は自身過剰な自分、後半は自身損失な自分。トラックが途中変調?するところで切り替えてます』


とのこと。情景が伝わってきます。



この曲、冒頭に書いた通り録ったのは真夏なのですが、まさか冬の曲になるとは思ってもいませんでした。『気怠げな感じ』がioriさんの中『冬に自室から見る景色』に展開されていったようで、人と曲を作るのはやっぱりおもしろいなと実感しました。


ちなみに冒頭のSEは、jamjamaさんとioriさんが以前作ったNotes #53という曲の引用だそうです。続編的な。ピアノサンプリングが印象的な、きれいな曲なのでぜひ。