アルピナ、車検を受ける。
我が愛しのBMW ALPINA B3 biturboにも、とうとう車検の季節が到来しました。
※車検の為にショップに持ち込まれたB3。心持ちか落ち着かない様子、かどうかはともかくとして、オーナーは当然にドッキドキである。
車としては9年目、走行距離89,482kmでの車検です。
先に結論から行きましょう。B3がウチの子になってから1発目、初年度登録から9年目の車検に掛かった費用は下記の通りです。
車検整備費用25,000円
ショートパーツ3,000円
代車費用7,000円 (代車BMWへのアップチャージ)
エンジンオイル2,000円×6.5L=13,000円
(ワコーズプロステージS 10W-40)
オイルフィルター3,900円
(マーレOX387D)
ブレーキフルード抜き替え2,900円
別途工賃9,100円
検査登録代行24,000円
テスター料4,800円
行政書士代4,200円
消費税9,690円
法定費用52,750円
(自賠責保険17,650円
重量税32,800円
印紙代2,300円)
合計 159,340円 也
電動ファンの修理費用より安かったです。見積もり完了の電話をもらったときは、安堵の余り膝から崩れ落ちそうになりました。
「ブレーキパッドもパッドセンサーもバッテリーもスパークプラグも、ミッションオイル周りまで前オーナーさんが換えてますし、本来であれば換えるところはしばらくないはずでして。チャージパイプと電動ファンは、ちょっと、その、たまたまというか…」
「ホイールも?」
「ホイールも、正直、たまたまとしか言いようがないというか…」
一応断っておきますがショップさんの言う通りだと思います。そんなところまでいちいち保証できません。予防保全っつっても限度があります。
「イグニッションコイルはどうですかね? 10万km近くで寿命と聞きますが…」
「未交換ですけど、6発全部同時にいくことはないですから。1つ不具合が出て、1つ交換。2つ目に不具合が出て、また1つ交換。3つ目が死んで、じゃあこのタイミングで残り全部換えちゃおう、と、そんな流れがいいんじゃないかと」
調べた限り一本1万円前後だそうです。高くても6発で8万円しない。まあ何とでもなりそうです。だんだん感覚がおかしくなってきましたが。
そんなこんだで、ウチのB3は無事初の車検をクリアし、今現在も元気に走っています。
走行感覚は相変わらず甘露の如しで、エンジンの存在感がいい感じにデカいです。トルクは盛り盛り、低回転域の回転フィールもきめ細やかで、アクラポピッチマフラーの中域が効いた快音が、控えめに、程よく耳に届きます。
回しても、5,500rpmを超えた辺りからのもうひと伸びがあって大層気持ちがいいです。段差を乗り越えたときの感触も丸みがあって、心地良くさえあります。最近は偏愛が極まってきているのか、エアコンスイッチを押した時の感触や、ウィンカーレバーのクリック感まで愛おしく感じている次第です。この辺はアルピナ関係ありませんが…根本やっぱりF30が好きなのでしょう。
じわっと踏んだときのシフトアップ後の回転数である1,000〜1,200rpm辺りは、さすがに車重からするとトルクがスカスカなので、以前よりぶん回すようになってしまい、結果として一般道の燃費はやや悪化しています(7.0〜9.0km/l)。が、冬になって空気の密度が増せば少しは改善するでしょう。
夏の長期キャンプツーリングも無事にこなし、去年のトラウマを解消することもできました。今後も元気に乗っていきます。
……一点だけ不気味なのは、真夏のある日、窓を全開にしながらエアコンをかけていたところ、温風しか出なくなったことが2度ほどありました。
A/C MAXにすれば冷風が出たので、とりあえず気のせいということにしてエンジンを切り、飯を食ってから再始動したところ復活していました。これが2度ほど起きています。
3度目が起きたらショップに持ってこうと思っていますが、窓全開でエアコンを掛けることを避けるようになったので、今のところは来年の夏まで様子を見ることになりそうです。
調べてみたところ、A/C MAX時以外に冷房が効かなくなるのは、ヒーターレジスターの不具合ではないかと出ましたが……平時は問題ないので、結露や湿度によってレジスター(抵抗)が機能しなくなるか、センサーが効かなくなってるとか、そんなもんじゃなかろうかと予想します。
『高温多湿の外気導入し狂いながら冷房をかける』という、結露がヤバいことになりそうなことを避けていれば何とかなるでしょう。ちゃんと考えて、高負荷が掛かりそうなことは当たり前に避ける。ちぃ覚えた。
というわけでB3、どうか今後ともお手柔らかにお願いします。