コペンローブ、北陸に行く。その1。
2017年の夏休み、コペンで北陸から山陰まで突っ走ってきました。
2014年は長野ビーナスライン、2015年は山陽から四国、ついでに名古屋からSuper GTを見に三重へ、2016年は北海道と、コペンを買ってからは毎年夏休みに長距離ツーリングに出かけています。4年目はどこに行こうかと考えたところ、毎度の候補地選定基準である『そこそこ遠くてまだ行ったことがない場所』となると、もう日本海側の西の方くらいしかありません。
※九州は2016年冬に。東北は社会人なりたての頃に青森まで通走済です。新潟から山形・秋田は、2015年に鳥海山を見に行ったときに走破しています。
逆に、北陸から山陰にかけては、鬼のように全国を飛び回る現職の出張を勘定に入れても、滅多に行くことがありません。せいぜいが北陸新幹線の停車駅で降りてさっと帰ってくるくらいです。
買って4年目にもなってくると「コペンで全国各地を走破する」という野望も生まれてきたので、この際ほば未踏である北陸・山陰地方を攻めることにします。目的地は金沢、鳥取砂丘、出雲大社です。
◇
2017年8月19日(土)、助手席にキャンプ道具を満載して出発します。
コペンはトランクに荷物を入れるとオープンに出来なくなるので、ツーリング時はいつもこの積載方法なのですが、遥かな昔、やっとのことでドライブに誘い出した女の子に「…あ、助手席に荷物とか置いちゃうんだ」と言われたことをふと思い出しました。
以来、助手席は「誰かが座るシート」であると意識してそれなりに気をつけてはいたのですが、そのうち面倒臭くなり、今ではもうキャンプに行くときは須らくこの積載方法です。なおその子には当然のようにフラれまして、ヤケになってPRSを買った思い出があります。一応ね、助手席に人が乗るときはちゃんとシート拭き上げてるんだよ。
関越から藤岡ジャンクション(群馬県)を経由して上信越自動車道へ。新潟県を北西に駆け上がって、日本海を目指します。
普段そのまま関越を北上して魚沼やら長岡に行くことがほとんどだったので、滅多に通らないルートです。見慣れない景観に一人テンションを上げながら突っ走ります。
天気が不安定でしたが、わりとオープンで駆け抜けることが出来ました。高速走行時なら多少の雨はフロントウィンドウで弾かれて車内に吹き込むことはまずありません。
妙高サービスエリア(上信越自動車道・新潟県)で夕食。まいたけそば。妙高は近隣山麓に古くから伝わるそば種『こそば』の名産地らしいです。まいうー。
日が暮れる頃、上越ジャンクション(新潟県)で北陸自動車道へ合流。以降、日本海沿いをひたすら西へ突っ走ります。
この辺の土地に全く明るくないので、走っていて気になる景観も多くおもしろかったです。
まず驚いたのは工場夜景。
新潟県最西端、糸魚川市(いといがわ)のセメント工場地帯を通り抜けます。寝坊したおかげか夜に通ることが出来たのは僥倖でした。後で調べたところ、糸魚川市は鉱石ヒスイの名産地で、親不知をはじめとした多数の景勝地のおかげでジオパーク指定までされている名所だらけの土地らしいので、そのうちじっくり旅行してみたいと思います。
続いて富山県を通り抜けます。
富山といえばアコースティックギタールシアーの大家OGINO GUITARSさんやSUGI CRAFTさんが工房を構え、プロアマ共に多くの演奏家が住まうアコースティックギターの超盛んな土地なので、こちらもゆっくり旅行してみたい。冬に温泉入りに行きたいな…。
◇
21:00過ぎ、無事金沢に到着しました。
お宿はHATCHi 金沢 by THE SHARE HOTELS。所謂カプセルホテルのきれいなやつです。たしか一泊3,000円代だったと思います。
普段キャンプ泊が中心の車移動ばかりですが、今回金沢はあちこち歩いて回ろうと思ったので、宿を拠点に2泊します。ついでに明日は昼からビールでも飲んでゆっくりしようと思います。
夜食を探しがてら、しばらく散歩してみました。さすが金沢、夜でも景観が良いです。2015年に行った岡山県倉敷市の美観地区を思い出します。
主計町(かずえまち)茶屋街。どうも元遊郭街のようです。
浅野川を渡る梅ノ橋。
ラーメン若大将。物量で押してくる。ごちそうさまでした。
休み予定?
大樋美術館。十一代続く大樋左衛門氏の焼物と作動の美術館らしいです。
明日は徒歩で金沢を回るのでコペンは1日お休みです。コンビニで買ったビールをかっくらってこの日は私もぐっすり寝ます。お休みなさい。