2018年8月23日(木)、6:00過ぎにコペンの運転席で目が覚めました。
自分の特技に『わりとどこでも寝られる』というのを追加してもいいのではないかと、この頃から思い始めています。長距離ランのとき、よくサービスエリアに停めて運転席で仮眠を取るのですが、仮眠どころか気がついたら朝になっていることがほとんどです。体はバキバキになりますが、目覚めは爽快です。運転席から這い出てぐいぐいと伸びをします。
昨日の夜景と同じアングル。諏訪湖が臨めます。朝からこんな景色を拝めるとは…。
高原をふらふら散策しようと思いましたが、テント不可の場所にキャンプするつもりで来てしまったバツの悪さもあり、今回は退散することにしました。次はきちんと下調べして来ます。
それにしても高ボッチ山、これもすごい名前だなと思います。歴とした山の正式名称です。
命名の由来は定かではないようですが、ダイダラボッチが休んだ土地だとか、窪地のことだとか、突起のことだとか、諸説あるようです。私はずっと「高いところにひとりぼっち」だと思ってました。長野はおもしろい地名が多いですね。
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高速に乗ってすぐ、諏訪湖サービスエリアで朝食。スターバックスコーヒーをしばき倒します。
諏訪湖は数少ない温泉に入れるサービスエリアなので、朝風呂でも浴びて行こうかと思ったものの、メインイベントがこの後に控えているので誘惑を断ち切り出発。中央道を100km上り、甲府昭和インターで降り、甲州街道を20km程走って、本旅行一番の目的地に到着しました。
ほったらかし温泉です。
1999年オープンの比較的新しい温泉で、甲府盆地の北端、やや小高くなっている傾斜地に位置します。標高700mm。ゆるキャンでは『ほっとけや温泉』というファンキーな名前に変更され、しまりんの高ボッチキャンプと同日に、野クルのメンバーが訪れています。
甲府盆地と富士山をパノラマで見下ろせる『あっちの湯』と、木造りと岩造りの風情豊かな『こっちの湯』の2つの温泉が楽しめます。営業時間は『日の出1時間前〜22時』というロックな営業形態。ご来光入浴はチケット制になる程の大人気だそうです。
変わった名称の由来と成り立ちは、下記に詳しいです。昔ながらの温泉施設なのかと思っていましたが、ある意味モダンな経営なんですねここ。
<事業構想 Project Design Online 2016年12月号>
https://www.projectdesign.jp/201612/hotsprings/003304.php
今回はあっちの湯に入ります。
天気が鬼のように良かったこともあり、筆舌に尽くしがたい絶景でした。1時間以上かけてゆっくり浸かってしまった。良い時間の過ごし方だった…。
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風呂から上がるとちょうど昼時でしたので、腹ごしらえと参ります。
舞茸そば。激うまです。うどんもあります。
例のやつです。温玉揚げ120円。
たしかにこれはうまかった…。居酒屋で出してほしいです。
朝から激烈に良い天気だったのに、そばを啜っているうちにいつの間にか雨が降り始めました。驚きつつも、雨音が心地よいのでぽけっと眺めて休憩します。
写真を撮り損ねましたが、休憩所があったので野クルよろしく雨宿りの昼寝をかまして来ました。気持ちよかった…。
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夕方。帰路の談合坂サービスエリアで良いものを発見。自分用のお土産を購入します。
2回まわして、大垣ちゃんとしまりんでした。しまりん、クリスマスキャンプ以降は大垣ちゃんを千明と呼び始めてるのがエモいですよね。
格之進Exの熟スタミナ丼。昼がそばだったので夜は丼物にします。まいうーです。
首都高4号線上り、代々木パーキングで、帰宅前最後の休憩。
ここ、C1ランナーでR32の佐藤さんがノブと走るときのスタート地点ですね。ここの2回、緩いカーブを抜けてく車をのんびり眺められるのが好きです。帰りたくなくなるという。
好きな作品の聖地巡礼とやらをするのは、思えばこれが初めてかもしれませんが楽しかったです。次は陣馬形山やら、しまりん年末キャンプの静岡の御前崎やら、なでしこ初ソロキャンプ前の富士宮散策やらを狙っています。また行こう。
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<番外編>
この年、5日間をフルに使ったロングツーリング用の休みを取らず、比較的近場で済ませたのは、もう一発旅行の予定が入っていたからです。
会社の後輩アウディA3乗りの安藤と、同じく会社のフィアットパンダ取締役に連れられて、蓼科山に登山に行って来ました。
ゆるキャン聖地とは何の関係もありませんが、同じくゆるキャンにハマった安藤とキャンプの話をしていたことをきっかけに取締役に目をつけ、もとい誘ってもらえたこと、先の旅行の翌週にまーた蓼科まで来てしまったことから、番外編として記しておこうと思います
七合目登山口の一の鳥居。ここに安藤のA3を停めて出発します。
岩がゴロゴロ転がっている坂道を登ります。ここが一番きつかった。
中間地点。飯は降りてから食べるのでスルーしますが、山菜きのこラーメンは気になります。
だんだんと様子がおかしくなって来ました。登山とは?スイスイ進む安藤と、ぜえぜえ言いながら追っかける私とフィアットパンダ取締役。
全身モンベルおじさんの私。手持ちがなかったのでハミルトンのカーキを付けてきましたが、アウトドア用のナイロンベルトの時計がほしいところです。
写真で見ると笑えてくる。もはや岩のよじ登りです。
登頂!!
標高2,530m。結構な高さです。霧だらけで景色は残念でしたが、気持ちがよかったです。
下山中に目に付いた苔むす木。
無事降りて来ました。はしゃぐ安藤と取締役。
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下山後は、フィアット取締役が昔仲間とよく来ていたという蓼科山のホテルに一泊。翌日早々に帰路へ。解散前に「ラーメンが食いてえ」などとおっしゃる取締役に応じ、八王子市民・安藤が連れて来たのがここ、八王子の煮干鰮ラーメン圓。
普段から野村克也バリにボヤきまくるフィアット取締役から「まあまあだな」との言質を取ったので、安藤は「おれの勝ちですね」と満足げに帰って行きました。またこのメンツで登山も行きたいな…。