ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

次に欲しいギターを物色する。その1。

ジムに行けなくなって数ヶ月が経過して、いよいよ体重がのっぴきならない状態に陥ったので、自宅でスクワットとプランクを始めました。

 

『#痩せるのが先かES175を買うのが先か』という謎ハッシュタグを作り、毎日せっせとプランクをこなしています。以前似たようなタグ (PRS)を作ってジム通いをしていたものの、案の定PRSを買うのが先だったので、今回はそのリベンジにあたります。

 

無事体型改善が達成された暁にはご褒美に一本くらい買ってもいいのではないか、という安直な思考が決意の甘さを伺わせますが、いざ『実際買えるとなったら何が欲しいのか』を考えたところ、ふと立ち止まってしまいました。

 

前回のエントリではその辺を踏まえて手持ちのラインナップを整理してみたのですが、今回は『じゃあ次買うなら何にするのか』を具体的に考えてみようと思います(買うとは言ってない)。

 

◯箱物

Gibson ES-175

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手持ちのラインナップからして物理的に出せない音が『箱物のフロント』です。ストラトで大分近い(と自分が感じる)音を出せるようにはなりましたが、トーンを絞ったソロギターを弾くときには、やっぱり昔持っていたES-335の音が恋しくなります。

 

対症療法なのか物欲ブーストなのか、そんな頃からジム・ホールジョー・パスをよく聴くようになりまして、だんだんと興味が335から175まで広がってきてしまいました。


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ジム・ホールはピックアップがP90か何かだった気がしますが、手に入れるならサンバーストの1ハムか2ハムのモデルが良いです。何やかんや箱物のフロントはハムの方が輪郭がハッキリしそうな印象があります。

 

ただ如何せんES-175は弾がありません。現行モデルは滅多に見かけないですし…。

 

コピーモデルかビンテージの方が余程購入が現実的という厄介なモデルです。次箱物を買うなら『ナローネックじゃない程々に厚くて太いやつ』が第一条件なので、モデルとしては50〜60年代前半がターゲットになりますが、高いんですよね。PAF搭載機は80〜100万円するので、メインになり得ないギターにかけるにはちょっとパンチがある値段です。

 

そんな中、Archtop Tribute AT105というコピーモデルが評判もよく気になっています。国産で10万円代。渋谷の箱物ギター専門店ウォーキンのショップモデルだそうです。

 

 


小沼ようすけ、岡安芳明、矢堀孝一が弾く!Archtop Tribute AT105|Jazz Guitar Gear Vol.1連動動画

 

触ったことがないので何ともですが、ネックも太めらしいのでフィーリングは合いそうです。ツイッターで好きなギター弾きである『ねいろ氏』が使っているようなのですが、超良い音を出していていつも物欲が刺激されています。機会があれば渋谷に行って弾いてみたいですね。

 

Gibson ES-335

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※写真は以前持っていた1969年製ES-335のカールトン仕様改造機

 

とはいえ、いざ店頭に175を見に行くと「ボディー厚いよなあ」「使うかな」という懸念が毎度頭をよぎります。

 

メインで使うわけでもないなら、フルアコに振り切った方が使い分けできて面白いんじゃないかと思いますが、その度に昔持っていた335の程よいポコポコ感がその度に脳内再生されています。あれ使いやすかったよなあと。

 

335というとカールトンと、最近だとエリック・クラズノーが激烈に良い音出してますよね…。

 

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アイバニーズからビンテージに持ち替えたらしいです。いい色合い…。

 

335に関してもネックが程よく太いやつ、できれば色合いが焼け気味なサンバースト、となると例によって弾がなく、仮に60年代前半ビンテージなんていこうものなら車が買えるレベルです。

 

2010年前後の中古で良い出物があれば手を出すか、なんてことを考えながらつらつらと店を彷徨っています。

 

ストラト

・Suhr Antique Classic

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次に気になるのはSuhrのストラトです。出来ればリアがThornbuckerのSSHタイプ。

 

今のところこの世で一番好きなギターはストラトでして、メイン機はFenderのSonic Blueの3Sストラトです。とはいえリアでディストーションを出すことも増えたので、たまに「この音のまま持ち替えずにレスポールのリアハムが出せたらなあ」と無い物ねだりをしているのですが、考えうる限り、理想に一番近そうなのが上のSSHのClassic Antiqueでした。

 

一度ローステッドメイプルネック、フロントとセンターがML、リアがThornbucker仕様のShellpinkを試奏したことがあるのですが、イメージ通りの音がしました。ハイパー使いやすかったです。

 

そのときは「G&Lを同じ仕様にすれば近くなるかな…」と言い聞かせて撤退しましたが、ネックの感触が印象的で、ふとしたときに「あれ良かったなあ」と思い返しています。個人的にSuhrヘッドへの憧れもあるので、サブ的にほしいですねSuhrのストラト

 

Sonic BlueのSSH Classic Antiqueが現れたら行きたいと考えております。

 

・James Tyler Classic (USA)

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男の憧れ、やっぱり気になるJames Tyler、本家USAモデルです。

 

憧れが長じてJapanのStudio Elite HDを手に入れ、意地と根性で悪戦苦闘しながら使っています。Tylerっつったらミッドブースター付きのStudio Eliteだろうとこいつを選んだのですがえらいじゃじゃ馬です。未だに「弾きこなしている!」と思えるタイミングがディストーション時にはまだありません。今後もあれやこれやと試しながら付き合っていきます。

 

が、タイラーはやっぱり好きで、かつ前述の理由でストラトも超絶に大好きであり、Studio Eliteで大分タイラーっぽさにも慣れてきたなると、次買うならやっぱりClassicじゃなかろうかと。

 

さらに、巷でよく言われる「やっぱりUSAは違うよ。ハイに独特な暴れ具合があるんだ。Japanも良いんだが、USAを持つことでよりTylerらしさを味わうことができるだろうな。USAを持つことできれいなガールフレンドも出来たし年収もアップしたんだ。アメージングだよ」みたいな所謂「本家が超いい」という感覚、あれだんだんと脳みそが侵されて来ますよね。

 

2000年代前半のくらいのクラシックでカラーリングが好みのものがあれば、ある意味Suhrとは別の意味で、憧れ一発で手に入れてみたいものです。使いやすい使いにくいなど関係なしに意地と根性で使ってみたい。

 

 

以上、今のところはやっぱり買うなら箱物かストラトが最強です。超かっこいい(語彙力)。

 

ラインナップ上「今ほしい!」というものはないので、しばらくは物欲を抑えて彷徨いながら、「出物があったら買える、おれは買えるんだ!」という状態を作っていきたいと思います。

 

追加として、パート2でビジュアルオンリーで手に入れてみたいギターを挙げてみます。