James Tyler Classicを買ってから、早くも1年が過ぎました。
愛用しまくっています。これしか弾いていないということはありませんが大体こればっかり弾いています。完全にファーストチョイスです。
3Sピックアップの状態で購入し、当初の目的通りフロント・センターをSuhr ML Standardに、リアをSuhr Thornbuckerに換装し、SSHで1年使ってきましたが便利です。持ち替えの必要がありません。
各ピックアップの音は上記の通りです。クリーンがスッキリしてて使いやすい上に、タッチでそこそこ太くも鳴らせます。エフェクト乗りも良く、そこそこ歪ませてもギャンギャンと食い付いて来てくれます。
何が良いかって、「自分にとってはこれ一本で全部出来る」ことなんですよね。
フロントのやや雑味のあるクリーントーン、センターのカッティングやアルペジオ、ハーフトーンでの和音やソロでのアクセント使い、そして歪ませたときのリアの食い付き。
フロントに関しては「ストラトの形をしていてストラトのピックアップが付いていれば全部ストラトの音がする」と思い込んでいる節があるのですが、SSHに起こり得る問題である『リアをハムバッカーにしたときの、「妙に出力強いなこのリア」という感じ』を何とかできないものかというのが、James Tyler JapanのStudio Elite HDを使っていたときの悩みの種でありました。
そこでこいつです。
トラッド系ギター弾きが一度は通る「ストラトとレスポールの音を持ち替えずに切り替えて出したい」という欲求を、こいつはかなりの満足度で叶えてくれます。
異論を恐れず乱暴な言い方をすれば、Thornbuckerのリアはレスポールの音がします。
どクリーンで鳴らしても「出力高めなテレキャスかな?」というような、ややスッキリしたハムバッカーの音で、歪ませるとゲイン感がピッキングに食い付いてくる感じが、レスポールのイメージに近いです。多分ですがピート・ソーンとSuhrは『ストラトボディーにマウントしたときに』レスポールのPAFに近い音がする、というイメージでThornbuckerを開発したんじゃないかと想像しています。
SuhrのClassicを弾いたときのに印象があまりに良かったので、Tyler Classicの3Sで好みの竿が出たらピックアップ全部Suhrにしてやろうと思っていたのですが、1年使って改めて正解だったと感じています。
フロント・センターの音は飛び抜けて特徴があるわけではなく、ややスッキリ目のストラトの音ですが使い勝手が良いです。
ハイパスも付いているので、もうちょっとクリアにしたいときはボリューム絞ってコントロール出来ればと思っています。隅から隅まで使い倒していきたいところです。