ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

コペンローブ、北海道に行く。その2。

2日目。2016年の8/5(金)。


起きたら海の上でした。


昼頃に目が覚めます。寝てる間もずーっとゆらゆらゆらゆら揺れているんですが、揺れ具合がちょうどよいのかビールのおかげか、思ったより熟睡できました。ふらつきながらベッドを出て、歯磨きと朝風呂を済まし、デッキに出ます。

 

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※ボカボカと煙を吐くさんふらわあ・だいせつ


いい天気です。

 

向かって左手に陸地が見えます。基本、太平洋側を沿岸に沿って航行しているようで、このときはたしか岩手県辺りだったかと思います。ちなみに洋上なので電波はほとんど届きません。現在位置は船内の案内板で確認できます。


日向ぼっこがてらしばらく放心していると、同じく散策中だった新山と遭遇しました。ちょうどよいので、昼飯を食いながら上陸後のルートを練ることにします。

 

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※船内の自販機(拾い画像)


船内にはレストランが入っておらず、食事は基本この自販機から購入します。ご飯物があるのが嬉しい。適当に買って席に着き、ツーリングマップルを広げて、ちびちび飯を突きながら作戦会議を開始します。

 

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「何から決めますか」


「まず今日の宿だよね。新山さん、今日どこ泊まんの」


支笏湖のすぐ側のライダーハウス。苫小牧から北西に1時間くらいのとこ」


「着いてからキャンプ設営できる時間じゃないもんね。こっちも初日だけは札幌のビジネスホテル。出張で行き慣れてるし。予約してないけど」


「それなら、インテさんの空きが出た分ライダーハウスに泊まってもらおう…と思ってたんだけど、バイク乗りじゃないと泊まれないらしいんだよね、ここ。やっぱり次の日の朝、どっかで合流にするか」

 

「どこにしようか。次の日富良野でキャンプとなると…」


岩見沢とかどうかね。道の駅みかさで合流して、国道12号使って旭川まで北上。そこから国道452号使って富良野まで降りてくる。合流場所の名前がいいね。レールガン撃ってきそうで」

 

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※ルート図


「あーこれあれか。山のせいで東西に抜けられないのか」


「抜けられないこともなさそうだけどね。小道あるし。ただ、峠越えになるし、初北海道だし、2人組となると走りやすい道の方がいいかなって」


「南の道は? 千歳あたりで合流して、国道274号で東いって、占冠村から北上するルートもあるけど」


「そっちの方が近いんだけど、北側の美瑛通ってみたいんだよね。道きれいだって有名だし」


そんなこんだで大筋のルートが決定します。


初日から300km近い走行距離になる辺りが笑えますが、まあこんなもんでしょう。そのままツーリングマップルで昼飯場所やら道中の見所やらを探していると、あっという間に時間が過ぎていきます。18時間の乗船時間、思いの外持て余しません。まあ半分くらい寝てますしね。


日が暮れていきます。

 

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※夕暮れの船上

 

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※近く苫小牧港

 

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※テンションの上がる新山

 

上陸が近づくと、ドライバーは車中で待機するようアナウンスがかかります。新山とはここで別れ、次の日までの安全を祈って、コペンに乗り込み順番を待ちます。


ゴゴン、と音を立てて上陸。

 

 いや北海道かー、という感慨はあるようなないような。出張でちょこちょこと来てはいるものの、コペンで上陸と考えると趣深い思いもなくはありません。恣意的にテンションを上げ、道路脇に停めて屋根をオープン。関東よりやたら広めの道路を札幌に向けて北上します。

 

続きます。

コペンローブ、北海道に行く。その1。

初日。2016年の8/4(木)夜。コペンの助手席にキャンプ道具を満載して出発します。


今回、晴れの日は基本キャンプ泊とします。幸い北海道、キャンプ場だけは鬼のようにあり、寝るところは困りそうにありません。ホテルや格安民宿に毎度泊まってたら金がいくらあっても足りないですもんね。ちなみに所謂ライダーハウスは、車だと泊まれないことがほとんどのようです。


オープンにする為に荷物はトランクに詰めず、必然的に助手席が埋まることになります。こういうとき、コペンはつくづく荷物が乗るバイクだなと思います。

 

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※出発前のコペン


1:45分発のフェリー目指して、いざ大洗へ。


夜出発のドライブはいつやっても良いものです。夏は夜風のおかげでオープンの涼しさが格別であります。


途中のサービスエリアでコーヒー休憩を取っていると、新山から着信がありました。


「うい」


「今どこ。まだ着いてないの?」


「あと30分くらいだよ。まだ3時間前じゃん」


「3時間前に乗船済ませろって書いてあったの見てないのかよ」 


血の気が引きましたが、実際は1時間前まで問題なく受け付けてくれるようです。重量バランス調整の為、三井商船側がかなりのバッファを取っているようでした。すみません次から遵守します。


「まあいいや。多分普通に乗れると思うから。…それより、着いたら悪い知らせがある」


さらに血の気が引きます。


「いや、梁井にはあんま関係ない、のかな…?とにかく、着いてから話すよ。乗船済ませたら連絡くれ。ロビーで待ってるから」



普段より飛ばし気味で大洗港に到着し、受付で予約したチケットを受け取り、指定された時間に合わせて車を乗船エリアに移動させます。

 

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※乗船待ち


エンジンを切って30分くらい時間を潰していると、誘導員のおっちゃんがゴーサインを出しました。誘導に従って乗船します。タラップを登って船内に入った時は、思わず「おおー」と感嘆の声が漏れてしまいました。こりゃおもしろい。ちょっとしたモビルスーツの着艦操縦気分です。

 

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※乗船したコペン


客室のベッドに荷物を置き、船内の探索も後回しにロビーで待つ新山のもとに向かいます。果たして奴は柿ピーと缶ビールで早くも一杯やっていました。


「一体なんだ!財布でも忘れたか?それともバイクがぶっ壊れでもしたか!?」


「勘がいいね。後者が正解。ただし、おれのじゃなくてインテさんのフェザーだけど」


話を聞くと、どうもこういうことらしいです。


仕事を早々に終え、帰宅。さっさと出発しようと愛車を暖気していた新山に、さっき職場で別れたばかりのインテグラ先輩から緊急の着信があったそうです。


「後輪の空気が抜けてる。パンクかもしれない」


パ  ン  ク  か  も  し  れ  な  い 。


即刻応急処置材を買いに走り、パンクの処置後に即出発できる状態を整え、インテグラ先輩んちに向かった新山。首尾よく処置を終え、いざ北海道! とはいかなかったようで、処置材をエアバルブからぶち込み、ガンガンに空気を入れるも、ぶち込んだ処置材もろとも空気が漏れる漏れる。どうもチューブが完全に死んでいるようです。


この時、時刻はすでに19:30。最寄りのバイク用品店は20:00閉店で、どう急いでも30分では辿り着けない。


インテさんは呟いたそうです。


「試される大地、北海道…」


こうして新山は1人大洗に向かったのでした。

 


「なんで出発前から試されてんだよ…」


「いやどうすんのインテさん。諦めんの北海道」


「明日朝イチでバイク屋行って、チューブ変えてもらってから出るってさ。ただし、予約し直せた一番早い便が、明後日昼の新潟発→小樽着で、北海道上陸は明々後日の未明だって。4時っつってたかな」


「おれたちが明日の夜着だから、2日遅れか…。もったいねー」


「まあでも、北海道の何もないとこでやらかさなくてよかったのかもね。ちゃんと直してから行けるわけだし。周りに何もないところでパンクなんかしたら目も当てられないよ」


ちなみに。嘘のような本当の話ですが、私のコペンも出発の一週間前に右前輪がパンクしています。

 

正確に言うとパンクではなく、ド派手な切り傷が入っただけですが…。


ディーラーにオイル交換に行ったとき、メカニックさんが気づいてくれたときは血の気が引きました。コペンローブはタイヤサイズが特殊で(165/50の16インチ)、すぐに替えタイヤが入ってくるか、問い合わせの回答を待たないと分かりません。スケジュール的にギリギリで、みるみる青くなっていく私に、ディーラーの営業さんは「いざとなったら試乗車のタイヤをホイールごと貸してやる」とまで言ってくれました。結果的に前日に納品されて間に合いましたが…。あの言葉には感謝しかありません。帰郷後はお土産持ってお礼に行きました。


「ともあれさ。おれとインテさん、上陸したら、そのまま道東方面に向かって、網走から宗谷岬行って、オロロンライン下って帰ってこようと思ってたんだけど、明後日はインテさんが小樽から向かえるくらいの位置に泊まって、明々後日の午前中に合流できるように、予定変えようと思ってるんだよね。梁井さ、最初は富良野でキャンプする予定って言ってたじゃん」


「言ったね。ジェットコースターの道走って、ケンメリの木見にいくつもりだったけど」


 「小樽から富良野って3,4時間くらいで、ちょうどいいんだよ。というわけで明日明後日同行させてくれ」



地元仲間の気楽さ故、関東近辺はあちこち走り回った新山と私ですが、まさかこんなところまで道連れになるとは。

 

1:45、出発のアナウンスと共に船体がゆらゆら揺れ始めます。

 

取り急ぎインテグラ先輩に概要を報告。8/7(日)に富良野のキャンプ場辺りで待つ旨を伝え、ビールで乾杯します。

 

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 ※さらば大洗

 

インテグラ先輩からは「ヤケ酒中」との返信あり。無事出発できたことをしみじみ感謝しながら就寝します。到着予定は明日19:45。都合18時間の船旅です。時間を考えず、ゆっくり寝ることにします。

 

続きます。

コペンローブ、北海道に行く。その0。

 

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ある夏の日、会社の冷蔵庫を見ると、海ブドウとジーマーミ豆腐が大量に入っていました。このフロアの冷蔵庫に変なものをぶち込む奴は1人しか思い当たりません。


「川崎ー!!」


「ああ、見ました? あれ梁井さんにお土産です。沖縄土産」

 
毎度カレーだのパスタソースだの残業用のデザートだの、冷蔵庫を侵食している奴に説教をぶちかますつもりが、肩透かしを食らってしまいました。

 
「嬉しいけど、またエラいナマモノを…。これ大丈夫なの?」


「保冷パックで持ってきたんで大丈夫ですよ。今日中に持って帰って欲しいですけど」

 
「しばらく休んでるなと思ったら沖縄行ってたんだ」


「夏休み、早めにとって行って来たんです。よかったですよ、沖縄。青い海、青い空、おいしいお酒とクセのあるオツマミ!いやー!やっぱりほら、夏の旅行って言ったら本州から抜け出さないと!梁井さんもダメですよー近場ばっかりウロチョロしてないで、パーっと遠く行かないと!沖縄行きましょう沖縄」


「車じゃ行けないからやだよ。でも、言われると遊びで行ったことないんだよな沖縄」


「え?行ったことない?遅れてるー!」


おまえも今回初めて行ったんだろうが。


ちなみに私は出張で数回沖縄に行っています。旅行で行ったことはないですが。1日レンタカーのオンボロアルトで走り回ったところ、米兵さん達の乗る90年代国産スポーツカーが異様に多かったです。大体ランエボかインプでした。



上記のように盛大にディスられたからというわけではありませんが、この際せっかくの夏休み、コペンで思いっ切り遠くに行くことに決めました。車で沖縄上陸はハードルが高く、どうするかなと思っていたとき、ふと思い出しました。


北海道。


ツーリングの聖地。涼しい気候、雄大な景色、何を食ってもうまい飯。どこまでも続くアホみたいな直線道路。


オープンカーを買ったときから、いつか車で走りたいと思っていましたが、ド派手な夏休みなどそうそう毎年取れるもんじゃありません。機会があればと思ってはいましたが、思い立ったが吉日の精神で、これはもう無理にでも行った方がいいんじゃないか。ふとカレンダーを見てみると、仕事の予定が一切入っていない週が、お盆前にぽつんと予定を空けています。


家で海ブドウをツマミに一杯やりながら、私は決心しました。


今年の夏はコペンで北海道に行こう。



何においてもまずやるべきは、仕事の調整とフェリーの手配です。


上司部下の休みの予定の確認と、大きな仕事のスケジュールを調整し、仮日程を算出。その日程の北海道行きのフェリーに空きがあるか確認します。


そう、フェリー。


ツーリングの聖地、北海道には車で直接は入れません。マイカーで北海道を走り回りたければ、さんふらわあに車乗っけて行くしかありません。東京からだと大洗港発、苫小牧港着のさんふらわあが良いでしょう。どこぞの戦車アニメの劇場版で出てきたので馴染みがある方もいると思います。北海道まで18時間の船旅です。


かくして、フェリーは空いていました。


が、少しだけ迷います。行きの便、これだと新山と同じになるんですよね。


あやつはあやつで職場のインテグラ先輩と北海道行きを企画しており、「いつ行くの?」「この週」「マジで?あーじゃあ向こうで会うかもねー」なんて話をしていたところ、まさかの行きの便までだだ被り。向こうはバイク2人、こちらはコペンでの単独行。予定ルートも違うので現地では別行動となるのに、フェリーだけ一緒にしても悪いかなあと思ったのですが…。


こっちもフルで北海道を回れる便はこれしかありません。背に腹は変えられず、これも何かの縁だと思い予約しました。


「というわけで、いいすかね行きだけ日程被っても」


「大丈夫でしょ。インテさんも別にいいって。せっかくだから初日くらい一緒に回ろうかってさ」


ありがたい。1人旅は気楽で好きですが、一週間丸々1人で回るよりは気分転換になりそうです。


しかし、これがまさかあんなことになるとは…。



そんなわけで2016年の8/4から8/14まで、土日祝日と代休と夏季休暇をフル動員し、北海道大体一周ツーリングを敢行してきました。総日程9日間、総走行距離2,926km。ルートは下記の通り。


大洗→苫小牧→札幌→旭川→美瑛・富良野→帯広→釧路・根室・標津→網走→稚内→留萌→小樽→ニセコ→函館→青森から東北道南下→帰宅

 

苫小牧から反時計回りに北海道外周を走り、最東端と最北端をクリアして函館に抜けるルートです。


中々ない経験だったので、写真付きでブログにまとめておきます。これを読んで北海道に行きたくなっていただければ幸いです。

 

梁井、A3で大阪に行く。

会社の後輩、安藤がアウディA3を購入してから1年ちょっとが経過しました。

 

家が近い為、ちょこちょこと同乗して出かけているのですが、これがまあいい車です。

 

2.0l車並のトルクと、そこそこの軽さ。7速DCT、静粛性と適度な足回りよる安楽な走行性能。そして何よりも、最強に上質なインテリア。…コペンやシルビアとは真逆の位置にいる車なので、尚更良さが身に沁みます。高速域のワインディングにさえ持ち込まなければ、運転していて楽しいです。

 

ちなみに世の中には、自分の車を他者に運転させることに抵抗のある人ない人がいますが、安藤と私が前者、新山が後者です。保険のことやらを考えると後者の方がいいんでしょうけど、前者の人間は、他者に運転をしてもらって、その感想が知りたいんでしょうね。安藤も私も、同乗者の運転が信頼できる場合、出掛ける際は半分くらい運転を代わってもらいます。

 

さらに今回、東京から大阪まで片道500km、なんと安藤のA3を借りて往復する機会に恵まれました。

 

というわけで、私の周りで数少ないドイツ車である、安藤のアウディA3 1.4TFSIのインプレッションを書いてみようと思います。

 

 

「梁井さん、車で大阪いくんですって?」

 

会社にて。現地で車を使う必要があるのでコペンで行こうと思ってるけど、高速巡航がゴーゴーガーガーやかましコペンで500km走るのはちょっと憂鬱だ、なんて話をしていたら、どこから聞きつけたのか安藤がやってきました。

 

「よかったらそれ、A3使ってみませんか? で、その間、コペン貸してもらいたいんですけど…」

 

マジで!?と飛びつく私。こないだの北海道ツーリングからの帰り道、青森から埼玉まで700kmを走り切って以来、ロングツーリングには若干の忌避感を覚えていたので、こいつは渡りに船です。まして安藤のA3には、アクティブクルーズコントロールが付いています。

 

懸念はコペンを貸し出すということですが、普段2ペダルのデュアルクラッチトランスミッションに乗ってるくせしやがって、安藤のMT運転は異様に丁寧なので、その辺りの心配はありません。万が一事故ったときは運転手の保険を使うことだけ確約し、休日の間、車を交換することとなったのでした。

 

 

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近所のショッピングモールで合流したA3の図。

 

「何度も乗ってるんで大丈夫だとは思いますけど、1→2速の変速ショックはそれなりにあるんで、アクセル操作でコントロールしてあげてください。変速はパドルとシフトレバー、どちらでも出来ますけど、梁井さん使わないって言ってましたよね」

 

クラッチレスのシフト苦手なんだよ…。7速もあるとタイミングがわかんないし。必要なときは踏んでキックダウンするよ」

 

「クルコンの操作は、ウィンカーレバーの下のこいつです。頭頂部のボタンでセット、レバー上下で速度調節、レバー手前で前車追随、レバー奥でキャンセルです。ブレーキ操作でもキャンセルされますが、アクセル操作だけだとキャンセルされないので注意してください」

 

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「音楽は、携帯とBluetoothで接続しますよね。設定はここ。ナビはMMI操作なので、今まで横で見てたなら直感的に使えると思います。他は何かありますか?」

 

「暇つぶしにDVD持ってきたんだけど、走行中って表示どうなるの?」

 

「画面表示されませんよ。ガルパン劇場版は音がいいらしいのでBGMとして楽しんでください。それじゃ、お気をつけて」

 

 

一般道をしばらく走り、三郷インターから首都高へ。C1内回りから3号線を経由し、東名に向かいます。

 

A3で高速を走ったのは久しぶりです。一般道、首都高、東名と、一気に走ってみると、走行シチュエーションごとに車の印象がかなり変わります。今回その辺りを書いていきたいと思います。

 

○スペック

 

アウディA3 1.4TFSI (2015年式)

エンジン:直列4気筒DOHC1.4Lターボ
ボディサイズ:全長 4,325 × 全幅 1,785 × 全高 1,465 mm
ホイールベース:2,635 mm
トレッド:前/後 1,535 / 1,505 mm
タイヤサイズ:205/55/R16
車重:1,320kg
最高出力:90kW(122ps)/ 5,000-6,000 rpm
最大トルク:200Nm(20.4kgm)/ 1,400-4,000 rpm
変速比:(1〜7/後退)3.764/2.272/1.532/1.121/ 1.176/0.951/0.795/4.169
最終減速比:4.437(1〜4速)/3.227(5〜7速)/4.176(後退)

 

最小回転半径5.1m

 

○一般道

楽です。DCTは変速ショックが大きいと聞きますが、1→2速時に多少あるくらいでそれ以外は特に感じません。

 

車重の割にはトルクもあって、そこそこ静かなので、街乗りは本当に快適です。私からは文句の付けようがありません。

 

○首都高(ワインディング)

 

首都高に入ると少し印象が変わり、良くも悪くも「軽い」と感じます。60〜100kmくらいの速度域だと、ハンドルが軽く、足回りのフワフワした感覚が気になりました。カーブを曲がるとき、思ったより内側に入ってしまって慌てることが何度かありました。

 

もうちょっとドッシリとした車の印象があったので、これは意外でした。

 

が、MOTOR DAYSの試乗記を読むと、逆に「グリップ感があり、リアのマルチリンクサスペンションのおかげで安定感が強い」と書かれてあります。「シャシー性能が高く、限界が高い」とか。

 

たしかに「曲がらない」という感覚はありませんでした。ので、この辺りは好みと慣れの問題なのかもしれません。

 

…しかし、前ストラット・後トーションビームコペンの方が曲がるときに接地感があり、前ストラット・後マルチリンクのA3の方がフワフワして不安な印象とは…。つくづく車はよく分かりません。ホイールベースとか車重とか、フィーリングに影響する要素が、他にもたくさんあるんでしょうね。

 

※BMW1シリーズ、ベンツAクラスとの比較があったので覗いてみました。タイヤサイズはどれも16インチ。トルクも大差ないものの、1,400kg台の2台に比べてA3は1,320kgと軽く、ホイールベースも2,635mmで一番短い。フワフワしてるけどよく曲がるという印象には合致するので、この辺りが原因かもしれません。
https://clubmini.jp/21210

 

※さらに国産Cセグメントと比較すると、国産は車重1,200kg台なものの1.6NAでトルクが低めなものが多いようです。安藤が「Cセグなら輸入車がほしい」と言っていたのはこのことなのかもしれません。このクラスだと、ダウンサイジングターボは輸入車の方が進んでるんでしょうね。
http://newcars.jp/tech/what-is-c-segment/

 

○高速巡航

 

アクティブクルーズコントロールが恐ろしい力を発揮して、2時間くらいぶっ通しで運転してもあんまり疲れません。トイレ休憩を考えなければ、250kmくらいノンストップで走れると思います。

 

前車追随型なのに加え、レバーで5km/h刻みで速度調節が可能なので、足はほぼ使わなくて済みます。それでもハンドル操作があるせいか、眠くもなりませんでした。

 

100km/h巡航時の回転数は約2,000rpm。エンジン音は静かです。コペンやシルビアとは比べるまでもありませんが、ロードノイズと風切り音だけはどうしようもなく、静粛性が驚くほど高いわけではないと思います。

 

というわけで、高速巡航が楽なのは多分にアクティブクルコンのおかげであり、A3そのものの特性はあまり関係がないように感じました。

 

※合流時の全開加速の為、思いっ切り踏み込むと2速でレッドゾーンまで回り、私の想像よりもずっとスムーズに吹け上がってくれました。また、このときの音はかなり好きです。アウディの名は伊達じゃない(ラテン語で聞くという意味だとか)。

 

※足回りがフワフワすると書きましたが、100km/hを超すと逆に安定感が増す印象がありました。ドイツ車はアウトバーンの速度域の方が得意なのかな…。

 

○内装と外装

アウディの真価はここにあると思います。特に内装。

 

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(去年の試乗時の写真再掲)

 

A3の内装、私は現行全車種の中で一番好きです。ダッシュボード上部がこれだけスッキリしている車はそうないと思います。

 

※オートックワン

http://autoc-one.jp/audi/a3_sportback/report-1521784/photo/0052.html

 

○総括

 

やっぱりいい車です。

 

もし私が2ペダル車を買うことになり、Dセグメント輸入車くらいまで手を伸ばせる予算があったとしたも、コスパのよいCセグメントのA3を買うと思います。ひょんなことから320i、320d、Cクラスクーペにも乗る機会がありましたが、その中で一番よかったのはA3でした。価格、走行感覚、インテリア、エクステリアの好み、すべてのバランスが一番よかったです(Dセグメントは高過ぎる…)。どの要素も上質で、奮発して買ったスーツと革靴を身に付けているときのような落ち着く感覚がありました。乗っていると立ち振る舞いも変わってきそう。

 

実際安藤も、A3を買ってから以前より大人っぽくなった気がします。入社してからの貯金を叩いたみたいですけど、長く乗れそうな、いい車を買ったなと思います。

 

他車との比較はまた別途書くとして、最後にあべのハルカスに登ったときの写真だけ貼って終了します。お疲れさまでしたm(_ _)m

 

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2年乗った上でコペンローブを考えてみる。その2。

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続いて良い点について。概ね満足して乗っているので、ポイントはこっちの方が多いです。

 

①動きがキビキビしている

シルビア乗りの新山と、ひょんなことから知り合ったボクスター乗りさんにコペンを運転してもらったところ、2人とも口を揃えて「速い」と言っていました。 

 

絶対的な動力性能は大したことがないはずなので、今思うと、これは速いというよりも、動きにメリハリがあってキビキビしているという意味だったのかなと思います。

 

エンジンは、開発インタビューなどを読むとバリバリにチューンをされているわけでもないらしく、車重も軽にしては重めです。ぶん回しているときはターボが効いているといっても、最大トルクは先代より落ちているようです。トルクバンドは広がってるのかもしれませんが…。とすると、このキビキビさは、やっぱりギア比の問題なのかと思います。

 

その1で載せたように、コペンローブのギア比は1速から3.182、1.842、1.250、0.916、0.750。最終減速比は5.545。タイヤサイズは165/50R16。 

 

各ギア比は4速からオーバードライブしている以外、他車と比べてみるとそこまで大きな差はないように見えます。とすると、やっぱりこのファイナル5.5という数値がポイントなのかと考えています。…もし詳しい方がお読みいただいているなら、コメントで御指導いただければ幸いです。

 

ちなみに運転している感想としては、2,3速の使い勝手がよいです。2速でぶん回して加速。3速で60km/hに乗せ、さっさと5速に入れてのんびり巡航。エンジンブレーキ等で速度を整えるときは3速までシフトダウンし、ワインディングは基本3速で、思いっきりぶん回すときは2速。

 

5速の高速巡航は高回転でやかましいという特性と概ね合致するので、バリバリにチューンしなくても、ギア比とトルクバンドであのキビキビ感が出せているという考え方は、概ね合っているのではないでしょうか。あとはシャーシだのステアリングだのもあるんでしょうが、あっちは本当に何も分かっていないのでおいおい勉強していきます。

 

※追記:トルクバンドが3,000〜4,000rpmにあるせいで、100km/h弱巡航をするとちょうどその域に入り、(ちょっとした加速時のアクセル開度が少なくて済むのか?)燃費20km/lとかなりよいです。やかましくて疲れる点を考えなければ、高速巡航もうまくこなせるちょうどよいセッティングと言えるのかもしれません。

 

②荷物が載る 

 

載ります。屋根さえ閉めればめいいっぱいトランクが使えるので、「荷物が載らなくて困る」ということはまずないと思います。

 

今のところ残念に感じたのは、2人乗りの時に大量の荷物を積むと屋根が開けられないことぐらいで、普通に乗っている分には何の不満もありません。

 

③オープンになる

 

なんやかんや、これが一番でしょう。ちょっとした買い物や、ふらっと食事に行くときでも、こいつのおかげで沈んでいた気持ちが何度リセット出来たことか。

 

オープンに入れ込んでいるわけではないけれど、屋根の開く車でよかったとはつくづく思います。

 

④話しかけられる

 

これは良い点と言えるか分かりませんが、コペンに乗っていると結構声をかけられます。特に中高年男性からの受けは非常に良いようで、「いい選択をした」とお褒めの言葉をいただくことが多いです。

 

⑤2シーター

 

先日、職場のフィアット・パンダ部長が、社内旅行の為に参加者の足を確保していたときのこと、

 

 「梁井、おまえの車、何人乗りだ!」

 「すみません2人です!」

 

 使えねーな!と吐き捨てられて去っていきましたが、何というか、2シーター乗りはこういうときに誇らしさを感じていしまうんだろうなあと思った瞬間でした。社会的によいことではありませんが。

 

 

そんなこんだで2年間、概ね満足してコペンローブに乗っています。

 

もしこの車が購入の選択肢に上がっている人がいれば、文句なしにオススメ出来ます。サーキットでタイムを狙う人、複数人を乗せて遠出をしたい人でなければ、楽しい日々が待っているはずです。

 

ロードスターの謳い文句ですが、「誰もが幸せになる」というのは、国産のリーズナブルなオープンカーに共通する見事なキャッチフレーズだと思います。これを読んで、コペンを買う人の背中を少し押すことが出来たなら幸いです。

2年乗った上でコペンローブを考えてみる。その1。

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コペンローブが納車されてから、間も無く2年が経過します。

 

思えばあちこち出かけたものです。普段の買い物や、練習への足にも使いましたし、長期の旅行にも使いました。走行シチュエーションも一通り経験し、こないだは念願だった北海道キャンプツーリングにも行ってきました。

 

さらにはこの2年間、他の車にも結構乗らせてもらいました。

 

新山のシルビア、土井さんのインプレッサ、安藤のアウディA3、課長の初代アウトランダー、ぶつけられた際の代車として乗っていたCVTヴィッツ、川崎が去年買ったミラココアなど。それなりにいろいろな車に乗ってみると、やっぱりコペンに感じるものも出てくるものです。

 

一通りのシチュエーションで使い倒し、他車との比較が出来るようになった今、改めてコペンローブを振り返ってみたいと思います。

 

<主要諸元 (コペンローブ5MT)>

 

エンジン:KF型 658cc 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ

ボディサイズ:全長 3,395 × 全幅 1,475× 全高 1,280mm

ホイールベース:2,230mm

トレッド:前/後 1,310/1,295mm

タイヤサイズ:165/50/R16

車重:870kg

最高出力:64ps(47kW)/6400rpm

最大トルク:9.4kg・m(92N・m)/3,200rpm

変速比:(1~5/後退)3.181/1.842/1.250/0.916/0.750/3.142

最終減速比:5.545

 

結論から言って、私にとってコペンローブのネガは下記の2つだけです。

 

①高速道路の長距離巡航がつらい
②エクステリアが子供っぽい

 

これさえ除けば、ほぼ満足して乗っています。必要十分に軽快だし、屋根は開くし、維持費も安いです。屋根さえ閉めれば荷物も載ります。もし2年前に戻ったとしても、同じくコペンを買っていると思います。…NDロードスター発売時期を知ってたら1年待ったかもしれませんが…やっぱり我慢できずコペンを買っていた可能性の方が高いです。

 

ただ、不満点は不満点です。ので、先に気になっている部分をはっきりさせてしまおうと思います。

 

①高速長距離巡航がつらい

 

これはもうギア比の問題だと思います。最終減速比5.5は伊達じゃない。100km/h巡航時で約3,800rpmと結構な高回転になります。ガーガーとやかましいです。

 

ギア比は、1速から3.181、1.842、1.250、0.916、0.750。タイヤは扁平率50の16インチ。

 

勉強中でまだよく分かっていないのですが、ファイナル5.5、5速のトータルギア比3.85という数値を他の16インチ車と比べてみると、ああ、ローギアードなんだなということは何となく分かります(同じ16インチで、7速ある安藤のアウディA3の5速トータルギア比が3.79。7速トータルギア比は2.56)。高速巡航時は、エンジン音もそうですけど、タコメーターを見てると4,000rpm近くを指しっぱなしで、車が頑張って走ってる感が見え見えで結構疲れます。

 

さらに辛いのは、5速MTを選択した場合、フットレストがないことです。

 

運転中の姿勢に気を使うようになった最近、フットレストの有り難みを実感してます。左足はクラッチペダルの真下に置いている状態なのですが、こうすると左足が立って、右足は伸ばした姿勢になり、何時間も運転してると結構疲れます。

 

 

②エクステリアが子供っぽい

 

ちょっと派手だよなあとは毎度思います。ミニと同じく、身近に置いてあるとちょっとワクワクするおもちゃみたいな、ゴロゴロした見た目してるよなと。

 

その辺りは承知の上で買ったのですが、いい加減30歳も近くなり、着る服、身に付けるものを落ち着いたものにブラッシュアップしていってみると、我ながらなかなかファンキーなデザインの車に乗ってるなと思うようになりました。

 

もうちょっと落ち着いた色合いの、装飾の少ない、スラッとした、滑らかなボディラインを持った車に嗜好が移ってきています。

 

また、インテリアは概ね気に入っていますが、Aピラーのゴム材貼り付けがやたら雑なところだけ、たまーに目に付きます。

 

 ◇

 

もしコペンからの買い替えを検討する場合、この辺りを解消できる車を探していくことになるでしょう。

 

つづく。

コペンローブ、仁賀保高原に行く、その2。

鳥海ブルーラインは、途中から鳥海グリーンラインと呼ばれる道路に接続します。

この「ブルーライン」「グリーンライン」という名称、ホントにそのまんまの色彩の道でした。空と海の青を臨みながら鳥海山を駆け下りていくブルーラインと、緑豊かな田舎道をのんびりと走るグリーンライン。どちらも非常に楽しい道です
 
14時頃、仁賀保高原風力発電所に到着しました。
 

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標高約500mという小高い緑の高原。真っ直ぐに走る道路に沿って、白い風車がズラリと並んで建っています。布引山と同じくJ-Powerの風力発電所で、風車はデンマークのベスタス社製。数は15基。
 

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体のすぐ真上を、巨大なブレードがブンブン回って通り過ぎていきます。ブーンという高周波も聴こえます。風車の数こそ布引山に及びませんが、風車との距離が近く、凄まじい迫力でした。近くにキャンプ場があったのですが、これ夜なんか高周波で相当うるさいんじゃないのかな…。
 

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鳥海山仁賀保高原ともに、東北日本海側は、本当に絶景だらけでした。色彩が鮮やかな夏に来たのは正解だったかもしれません。日差しが強くて死にそうでしたが、来て良かったです。
 
 
日が傾く前に移動を済ませ、夕方、山形県酒田市の山居倉庫へ行ってみました。職場のフィアット・パンダ4×4部長に勧められた観光地です。
 
 

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やまい、ではなく、さんきょ、と読むそうです。明治29年、1893年に建てられた米穀倉庫で、きれいなケヤキ並木と並んで建っています。米の収容能力は10,000トンを超え、現在もJA全農によって現役で使われているとか。とても涼しげな場所でした。現在は倉庫内部にも空調設備が備わっているようですが…。
 

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仲良く写真を撮るカップルが楽しげで良かったです。観光地で見かけるカップルって、街で見るより仲良さそうで見ていて飽きません。
 
ちなみに、ここで食べたメロンソフトクリームが絶品でした。写真撮っときゃよかった。
 
 
時間に余裕があり、高速で同じ道を通って帰るのもなんだったので、このまま日本海側を下り、新潟を経由して帰ることにしました。
 
国道7号線を下り、国道345号線、日本海夕日ラインを走ります。
 
期せずして、景勝地笹川流れ」の辺りで夕日が沈み始めました。ノープランで動いては毎度ベストタイミングを逃している私にしては珍しく、景勝地を一番良い時間帯で通過するという好プレイ。初めて知りましたが、夕日って着水してからは結構なスピードで沈むんですね…。チラチラ目をやる度にドンドン沈んでいって、驚きました。
 
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※撮影は走行中ではありません。ブレてますけど…。
 
途中でよい温泉でも見かけたら休憩していこうと思っていたのに、345号線が異様なまでに軽快に流れていて、山居倉庫から新潟市までの150km、ほとんどノンフトップで走り抜けてしまいました。コペンによく合う一車線のワインディングロードで、走ってて非常に楽しかったです。
 
 
21時頃に新潟市着。
 
美味いもんでも食べて帰ろうと思ったものの、日曜の夜でどこもやっておらず、コンビニでカップヌードルを啜るハメに。まあたまにはこんなのもいいか…。
 
関越道に乗り、あとは残りの300kmちょっとを高速でズバーっと駆け抜けるだけ。順調に越後川口SAまで辿り着き、休憩のためシートにもたれて少し目を閉じたところ、
 
 
やっぱり今回も朝になってしまいました。久しぶりに深夜の高速を走りたかったのですが…。もうあれだ、夜に高速で休憩したら寝ちゃうんだな自分は。今後そのつもりで移動しようと思います。
 
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帰宅後、いつものガソリンスタンドの高圧水を使って洗車をし、全行程終了。
 
今回、往路復路ともに休憩で爆睡してしまったこと以外は概ね計画通りで、天気にも景色にも恵まれた旅行となりました。日本海側は、「反対側に来た」ということで非常に遠くに来てしまった感が手軽に味わえ、楽しかったです。今度は金沢の方にも行きたいと思います。お疲れ様でした。