ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

コペンローブ、東北にマグロを食いに行く。その4。

 

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2019年8月14日(水)。最終日です。


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『岩手秋田青森限定』の表記に惹かれて購入した朝の缶コーヒー。ツイッターにて北海道の方に「限定なのは隣のデミタスですね」と教えていただきました。ショック。でもおいしかったです…。

 

目的は達したので後はもう帰るだけなんですが、せっかくここまで来たので観光らしく恐山に寄って行くことにしました。

 

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この迫力。

 

我々の世代だとシャーマンキングで知った人が多いんじゃないでしょうか。開山は862年。開祖は最澄の弟子、天台宗の円仁。恐山菩提寺を抱くお山です。景観は常に下記のような感じ。


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この世とは思えない。

 

苦労して山登ってこんなところに辿り着いたら、そりゃ「死んであの世に迷い込んだんだ」と思いますわ。石灰のせいで全体的に白っぽい岩場が雰囲気を増強してます。

 

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散策してると湖が見えます。


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宇曽利湖(うそりこ)。恐山のほぼ真ん中に位置するカルデラ湖です。


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南国の海か?

 

p.h3.5近いゴリゴリの強酸性の湖らしいです。湖底から噴出する硫化水素が原因とのこと。ウグイという、酸性湖に住む魚が住んでいるらしいですが発見はできませんでした。

 

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ウィキペディアのここの解説が中々に恐怖です。あまりに景観が良かったので小一時間ぽけっと眺めてしまいました。もっと恐ろしいところかと思ってたのにこんな景色が見れるとは…。寄ってみてよかった。


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いよいよ本当に帰るだけです。青森市場によって、丸青食堂名物ホタテ丼を食い、


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三ツ星製パンで補給食とコーヒーを買って、


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ラジオ安部礼司を聴きながら700kmを自宅まで突っ走ります。飯野平太くんと南総サトミちゃんの会が好きなんですよね。


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岩手県奥州市、前沢サービスエリアで食った豆太郎納豆ラーメン。今回の旅行はホント食うもん全部おいしかったな…。


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途中休憩を挟みながらのんびり帰り、2019年8月15日(木)に無事帰宅しました。洗車終了までが旅行です。


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総走行距離2002km。今回目的も食べるものも決めてかかった旅行でしたが、よかったです。景観もツーリング人生トップクラスに美しかった。東北はまた走りたいな…。

コペンローブ、東北にマグロを食いに行く。その3。

 

津軽海峡夏景色。

 

 

2019年8月13日(火)、6:00ちょいに起床しました。昨夜の強風のせいか雲は綺麗にすっ飛ばされており、快晴で、テントも無事でした。ペグ強めに打っておいてよかった…。

 

出発前に名曲・津軽海峡冬景色に唄われる風の岬、龍飛碑を拝んで行きます。


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絶景です。

 

ついでに言うとここ、冒頭のツイートの通り、碑の赤いスイッチを押すと結構な爆音で石川さゆりの歌声がワンコーラスがっつり再生されます。これだけの為に来てもいいレベル。


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本日のコースは陸奥湾沿い。国道280号で青森市まで突っ走り、昼飯がてら青森市場を覗いてから、夏泊半島に寄り道しつつ湾の反対側である大間崎テントサイトを目指します。

 

秋田と青森の海沿いの国道、兎にも角にも絶景でした。

 

走行中の景観は死ぬまで忘れることはないでしょう。暑さを押してフルオープンで駆け抜けた甲斐がありました。また走りたい…。

 

10:00過ぎに青森市に到着。駅近くの適当な駐車場に停め、遅めな朝飯がてら青森市場の名店、丸青食堂で海鮮丼をいただくことにします。


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※市場にして遅めの時間ですが、旅行客が多いせいか結構賑わっている青森市


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こちらです。新鮮市場・丸青食堂。

 

ツーリングブログを漁ったところ、市場に来たバイカーは大体ここで食ってます。何食ってもうまいとのことで、マグロは大間で食うし今はいいやと思っちゃいたのですが、店員さんに注文を告げる際、口が勝手に本マグロ丼を頼んでいました。脳みそがマグロになっていた。2,500円也。


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気が遠くなるレベルでうまかったです。どぶっちゃけた話、大間で食ったマグロよりうまかったという…。

 

目的を達してしまった感があるのですが、ここで帰ってしまっては本末転倒なので本州最北端を目指して予定通り突っ走ることにします。


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駐車場近くで発見した三ツ星製パン。昼飯は走りながらパンでも食おうとアイスコーヒーとセットでいくつか買いましたが、激ウマでした。

 

11:00頃青森市を出発。夏泊半島の外周を周り、大湊線沿いに湾の内側を走り、内陸部を抜けて国道270号で大間を目指します。


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あまりの暑さに12:00〜14:00頃は屋根を締め、小一時間仮眠しました。さすがに疲れていた模様…。

 

涼しくなったから頃合いを見計らって再度オープン。夕暮れの海沿いを一十三十一を垂れ流しながら突っ走り、16:00過ぎに無事大間に到着しました。


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前述の通り、どっちがうまかったかというと正直青森市で食ったやつのほうが、一撃目ということもありうまく感じたのですが、今回も苦労して走ってきたのでそんなこたあどうでもよく、『大間で』『マグロを食う』目標を無事達成できたので大層満足してます。また、なんやかんや言いつつ激ウマです。


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やって来ました本州最北端。

 

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梁井、はしゃぐ。


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端っこで迎える日没は何度見てもよい。


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土産屋でビールを買い込み、宴を開始します。本日のつまみは土産屋で買ったマグロハム。こいつをステーキにして、チビチビとビールをいただきます。


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昨日の龍飛岬を遥かに超える風でした。青森は全般風が強かったな…。

 

最後の夜です。

コペンローブ、東北にマグロを食いに行く。その2。

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2019年8月19日(月)5:30起床。やることがなさすぎて即寝たおかげか、自分にとっては相当の早起きです。

 

昨日のコンビニで適当な朝飯とコーヒーを補給し出発します。冒頭の写真は国道7号をやや内陸に入った、にかほ市街地の入り口付近。この日は本当に景観に恵まれた1日でした。

 

日本海側、秋田県の東端の国道7号をひたすら北上します。下記の写真は由利本荘市の岩城二古、道の駅岩城アイランドパーク。


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朝も早よから知らない街の海沿いにいるという事情が精神を高揚させます。楽しすぎる。

 

ここから数時間走り、8:00頃に秋田県秋田市に到着しました。ここがまた、激烈に良かったです。


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秋田県秋田市、土崎港。秋田運河を挟んだ対岸は向浜という地名で、日本製紙の工場やら風力発電所があるようです。早朝から海を眺めてぽけっとする家族連れや釣り人が多数。

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海の向こうの工場地帯ってやたらワクワクしますよね…。


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道の駅あきた内に建つポートタワーセリオン。夜間はライトアップされるらしいです。タワーからは、男鹿半島、太平山、鳥海山も臨めるとのこと。今調べたら恋人の聖地という情報が出て来ました。日本に恋人の聖地は果たしていくつかあるのか。

 

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あまりに景観が良かったので、1時間以上何をするでもなく滞在してしまいました。

 

何て言うか、新居昭乃が主題歌のアニメに出て来そうな街ですね秋田市。もっというとエロゲの舞台みたいだなと思ってました。地方都市で、海が見えて、港があって、中盤のデートイベントに映えそうなスポットもあって、ラストバトルの舞台になりそうな謎公園もあるという。2000年代前半のノベルゲーム、やりたくても追いつかなかった積みゲーが結構あるので死ぬまでに消化しておきたい…。

 


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男鹿市にちょっとだけ立ち寄ります。男鹿半島に入る手前にあるアヤメ珈琲でコーヒーゼリーを、露天で名物(らしい)しょっつる焼きそばを購入。しょっつる、秋田産の魚醤らしいです。魚醤がどんな味なのかイマイチ認識できていませんが、これはうまかった…。


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青森県西津軽郡深浦町に12:00過ぎに到着。謎の店でウニサーモン丼をいただきました。とんでもねー値段がしましたが、今回の旅行の目的が海産買い漁りなの、資金を投下できるうちは投下していきます。


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すぐに近くにある不老不死温泉に到着。龍飛岬近辺に温泉が見つけられなかったので、今日の風呂はここで早めに済ませます。チョイスの理由は名前の強さです。これで(理論上)死なない。

 


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17:30頃、龍飛岬に到着しました。とんでもなく風が強いです。ちょっと曇って来た。


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龍飛岬、青函トンネルの記念碑があります。

 

 

謎オブジェ。天地乖離しそう。

 

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本日のお宿。テントが吹っ飛びそうです。

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たまには出前一丁から脱却しようと、この日の晩飯はチキンラーメンです。スープが必要ないのでゴミが一個減るのが楽でした。


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おかずは例によってウィンナー。いつ食ってもうまいし飽きがこない。

 

途中椅子ごとひっくり返りそうになりながら食事を済ませ、椅子や荷物をほぼ片付けてテントとコペンに収納。明日起きたらテントごと海まで飛ばされていたことがないことを祈りながら就寝しました。龍飛の名前は伊達じゃない。海沿いはやっぱ風強いんですね…。

 

続きます。

コペンローブ、東北にマグロを食いに行く。その1。

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自分にとって毎年恒例となっている夏休みキャンプツーリングですが、2019年は例年と一味違っておりました。

 

毎度のごとくコペンの助手席にキャンプ道具を満載にして、一週間あちこちフラついていたことに違いはないのですが、何が違ったかというと私にしては珍しく『食』が目的であったことです。この年は東北は青森県、本州最北端の大間(おおま)町まで、マグロを食いに行ってきました。

 

 

事の発端は2019年4月27日における新山さんの下記ツイートです。

 

 

10連休となったこの年のゴールデンウイークに、通算3回目となる北海道ツーリングに出た新山氏。曰く、『今まで全部バイクだったのでシルビアで行くのは今回が初。実質初上陸みたいなもん』とのこと。今回は自走で青森まで突っ走り、大間・函館間の津軽海峡フェリーで北海道に上陸したそうです。フェリーって大間からも出てたのか…。

 

「フェリー搭乗前に食べた大間のマグロが絶品だった」という土産話を遊びに来た新山さんから聞きながら、そういえば久しく東北行ってないなあと思い、今回の行き先が決定しました。

 

ついでに今年は海沿いを走りたかったので(去年が長野の山間ツーリングだった)、

 

1日目…秋田県にかほ市

2日目…青森県東津軽郡の龍飛岬

3日目…陸奥湾をぐるっと回って青森県大間町

 

という、東北外周を日本海側からぐるりと攻めるルートに決めました。このルート取りを決めた去年の自分を褒めちぎってやりたい。風光明媚なルートでした…。

 

 

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例によって助手席にキャンプ用具を満載して出発します。今回は3泊すべてキャンプです。


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今回のツーリング用に仕入れたアルバム2枚。Chonのセルフタイトルアルバムと、Loyle CarnerのNot Waving, But Drowningです。

 

ギターアルバムが聴きたかったのと、3020 SOULSに入りたてということもあって現代のチル系ヒップホップを聴き漁ろうと、Tom Misch経由で知ったLoyle Carnerを選択しました。こいつが大当たりでした。2枚とも未だに愛聴してます。


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山形県内陸の寒河江サービスエリア。湾岸ミッドナイトC1ライナーの某荒井氏のセリフを見習って端っこに停まるコペン君。走る目的を間違えてはいけない。


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昼食。ヘルシーなもんが置いてるなと思って食券機の前に立ったものの指と胃がカツ丼を押してしまいました。まいうーです。


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16時前後には無事、にかほ市三崎公園キャンプ場に到着しました。いいペースで走れました…。


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思えば海沿いのキャンプ場はこれが初めてかもしれません。景観はよかったですが、夜はフナムシと格闘していました。こいつら魚やら何やらの死骸が主な食料らしいので、じっとしていると食料と思って噛んでくるらしいのですが、動いている限りはとりたて害もないので無視していれば問題ありません。

 

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ここをキャンプ地とする!(キャンプ場使用料300円)


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めちゃくちゃ天気が良かったです。車で数分のコンビニに食料調達がてら、バックに鳥海山を臨んで記念撮影するコペン。帰りにもう一度立ち寄ってビールを補充します。


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日が暮れてきたので風呂を済ませます。にかほ市象潟(きさかた)町の海沿いのに位置する、展望温泉ねむの丘。


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いい湯でした。絶景だった。


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ねむの丘に隣接するお土産店のモンベルコーナー。


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生酒。氷結仕様らしいです。


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謎のアームロック。


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海沿いでしばらくチルアウトしてから移動。先程のコンビニでビールを補充して本日のメインイベントを開始します。


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※最近テントの中にライトを放り込んで拡散ランプにする技を会得しました。


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ビールとウィンナーラーメン。最近キャンプ飯はこれだけあれば十分になってしまった…。外で食えば何でも激烈にうまいですが、この組み合わせは普通に家で食ってもうまいです。香ばしさが増します。


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キャンプの定番アルバム、Boards of CanadaのThe Campfire Headphaseを垂れ流しながらツーリングマップルで明日のルートを確認します。基本海沿いで、男鹿半島は残念ながら時間がないのでほぼスルー。秋田県大潟村の謎区画が個人的山場です。ツーリングマップルの編集者に「すごい風景。ここは日本か?」とまで言わせるの、相当ですよね。

 

続きます。

James Tyler ClassicをSSHに換装する。

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リアシングルの使い勝手も大層良かったのでかなり悩みはしましたが、James Tyler Classic、購入時の画策通りSSHに換装しました。

 

フロントとセンターがSuhrのML Standard、リアがSuhrのThornbuckerの弦間50mmタイプです。狙い通り、スッキリした使いやすいSSHに仕上がりました。超満足です。音は下記の通り。

 

 

カッティングに合うスッキリしたセンター、使いやすいフロント、やたら抜けるハーフトーン。ソロ中に切り替えても違和感のないリア。TSを踏んでも困らない高域の出方。最高であります。

 

 

Tyler Classicを『メインのフェンダーストラトと同じ感覚で扱えるメインのSSHストラト』にしたいと思いつつ、『それならTylerよりSuhrにした方が幸せになれる』と気づいたその後で辿り着いた結論は、

 

『ピックアップを全部Suhrにする』

 

という大層身もふたもないないものでした。ピックアップ交換は博打と聞きますが、MLとThornbucker積んでるギターで好みの音がしなかった試しがないので…。

 

というわけで、気が変わらないうちにサウンドクラウドのおねーさんのお世話になり、一週間も経たぬ間にパーツが到着しました。

 

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Thornbucker、ニッケルのカバーにレリック感があっていいですよね…。


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合わせて、弦高調整用のネジが固かったのでそのうち交換しようと新品のVSVG。ブリッジの予備を買うならペグも買っとこうと、SD91のHAP(ペグポスト高調整機能付き)のマグナムロックタイプを買いました。

 

ビンテージタイプのポストに差し込むやつの方が、弦の先が指に刺さることがなくて好きなんですが、『1弦側のポストの低さから弦がワッシャーに当たる問題』を解消するには、ロック式にしてほぼ巻かないことしかなかろうとこいつを選択。気が向いたら交換しようと思います。

 

一通り自分でやろうとも思ったのですが、

 

①リアハムを取り付けるにあたり高さによっては弁当箱ザグリでも加工が必要になる可能性があること

②穴を残したくなかったので新しくピックガードを新調したかったこと

③3Sの印象がやたら良かったので、いつでも戻せるように元のアッセンブリを残してピックガードごと製作してもらいたいと思ったこと

 

などから、大人しくショップに頼むことにしました。浅草の老舗、ネイキッドギターワークスさんにお世話になります。


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で、帰ってきたのがこちら。

 

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ピックガードはホワイトにしました。見た目が締まる…。受け取り時、あまりの格好良さに直視ができませんでした。理想通りであります。セレクターとノブが元の色のままで若干浮いている為、千石電商でホワイトのを買ってきてそのうち付け替える予定です。

 

 

今回のオチその1です。ネイキッドギターワークスの店長さん曰く、


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「これですね。ピックアップ、若干ですけど、傾いてるの分かります?」

「(ネックエンド及びブリッジの直線と比べる)言われてみれば…。これは、なぜ?」

「元のアッセンブリを型取りしたんですよ。タイラーは弁当箱ザグリですが、本来キャビティーはシビアにザグられてますから、ピックガード製作の場合は、原則的に元のピックガードを踏襲するんですね。…で、元になったタイラー純正のピックアップがですね、ズレて付いてるんですよ」

「ズレて付いてる」

「スラントしてるとも言います」

「スラントしてる」

「です」

「それは、えっと、狙いがあるんですかね」

「断言は出来ませんが…タイラーなんで、おそらくですが、ズレちゃってるんだと思われます」

「ズレちゃってる」

 

ズレちゃってるらしいです (後程、元になったオリジナルのピックガードを確認したところマジでズレズレだった)

 

「というわけで、リアもフロントとセンターの真ん中を出して設置しました。正直、ポールピースの位置については多少ズレていても影響を感じにくいですが、見た目の印象はちょっとのズレで相当感じられますので、既存のピックアップとのバランスを優先しました。こちら、問題ないですか?」

 

ここまで確認を取っていただいてありがたかったであります。弾いたところ特に1弦側に弱さは感じません。むしろソロを弾くときはバランスがいいのではないかとも思い、こちらで受け取ることにしました。ありがとうございますネイキッドギターワークスさん。

 

 

オチその2。

 

ネイキッドギターワークスの隣には、オススメした方万人が認めるとんかつ屋さんがあります。その名もとん将。オススメはロースカツ定食です。


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女将さんのオススメは塩だそうです。半分塩のみ、半分ソースで食べました。激ウマでありたした…。付け合わせの漬物までうまかったです。いつか電車で行ってビールで飲みたい…。

 

 

オチその3。

 

機会があれば後述しますが、ツイッターで絡みのある某あるふぉーと氏と邂逅したのもこの店でした。

 

タイラーを預けて要望を話していたところで、PRSを背負った若者さんが入店。作業台に置かれているタイラーを見て目を剥き、私とタイラーを交互に見渡してから、店主に促されてご自身のギターを取り出していたのですが、後程確認したところ、あれは「このギター、もしかしてあいつのか?」と持ち主を特定されていたようです。世間は狭い…。

 

これを機に、Tylerを探していたあるふぉーと氏にJapanのStudio Eliteを巡ってやりとりをしていくことになるのですが、それはまた機会があれば後述します。

 

 

理想のタイラークラシックを手に入れられたので、今後死ぬ気で愛用していきたいと思います。よろしくお願いします。

 

James Tyler Classicをバラしまくって調整する。

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念願叶って手に入れたJames Tyler ClassicのUSA。

 

やたらと弦高が低い状態で09-42弦が張られていたこともあり、即バラして調整作業に入りました。調整後の音が下記の通り。

 

 

結構いい感じじゃないでしょうか。太さと張りが稼げた気がします。

 

フロントは元より、リアに程よいコンプ感があって使いやすいです。Tom Misch的に、ソロ中に低音弦から駆け上がるフレーズで使うと気持ちがいい。ハーフトーンのキラキラ感は高域が出るタイラーの本領が出ている気がします。

 

弦高セッティングは1.5-2.2くらいです。1弦をもう数mm上げたかったんですが、ブリッジのネジが固着していてうまく動かず、強く弾いた時の破裂音がギリギリ許容範囲なのでこれでよしとします。

 

で、今回のエントリのメインは『タイラーUSAの分解記録』です。

 


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※分解前のタイラー君

 

James Tylerの分解記事、結構探したんですが全然出てこないんですよね…。私の知る限り初期の初期のClassicをバラしている次の記事くらいです(大変参考になりました)。

 

手入れた1995年製 James Tyler USA Classicをバラバラに分解観察!! / KOTA MUSIC

 

ポッド、コンデンサ、ボディー側の導電塗料や、配線の取り回しなども気になるところだったので、弦交換と各部の確認がてらバラしてみることにしました。どなたかの参考になれば幸いです。

 

ちなみに、購入時に注記されていた不具合は下記の2つ。1つはネックジョイント部の塗装ハゲ。


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もう1つは3弦2フレットのフレット減りです。どうすりゃこんなところここまで局所的に減るんだろう…。


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ストラトは最低限ここまでは素人ノリでバラせるのが好きです。

 

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ブリッジはWilkinsonのVSVG。初期のタイラークラシックは基本的にこいつが付いているようです。6点支持で、弦間ピッチは10.8mm。これのおかげでリアハムは50mmタイプを載せやすいのが有り難いです。

 

スプリングは3本。5本に換えたい気もしますがベタ付けなら大した影響もなかろうと、今のところは現状維持です。

 

弦を裏直しするときに気づいたんですが、VSVG、3弦6弦だけ通し穴がネックよりなんですね…。

 

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ネックジョイント部のボディー側。CFEは楽器屋の他個体記事を参照したところ、輸入代理店の『コンチネンタルファーイースト』の略だそうです。そこの『Lack Pracid Blue』の『#40』。ネックのズレを防止する為の金属スリーブは入ってなかったです。

 

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ネック。うっすらと鉛筆書きでCOSMOSとある上からマジックでCFEと上書きされてる。ナンバーが同じ40と読めるので、書き間違いか?とするとCOSMOSも楽器屋なんだろうなと考えてます。

 


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ネックジョイント部分。OKとのこと。

 

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ジョイントプレートはJapanと同じく2枚重ね。黒がボディー内側です。


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ヘッド。Classicはスモールヘッド (ロゴ一行分細い)なんですよね。これがほしかった…。

 

加えて『Los Angles Custom Shop』『Handcrafted James Tyler USA』との表記付き。これが付いていると倍音が増えるらしいです(適当)。

 

続いてボディーいきます。


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タイラー安定の弁当箱ザグリ。Studio EliteもClassicもザグリは変わんないんですね。

 

ビビったのは、導電塗料(と思われる何か)が塗られていたこと、某氏のブログ曰く、USAはボディー側のシールディングがないと書かれていたので…。ピックアップアッセンブリの作成依頼でネイキッドギターワークスに預けた時、『ほとんどシールド効果が出ていない』とのことでしたが、果たして純正なのか後塗りなのか…。

 

Bottom’s Up Guitarsに入っていた2006年製のJim Burst Classicの記事を見るとうっすら同色のシールディングがされているように見えるので、おそらく純正なんでしょうね。

 

そいつはネックジョイントのボディー側に金属スリーブも入ってました。こいつが2002年製なので、仕様の変遷がちょっと分かってきたような…。


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ピックガード側。配線が捻られている。ツイッターで呟いたところ、だまっちさんに『ギターに効くのかはわかりませんがツイストペアケーブルの効果を狙っているのでは』とのこと。ノイズキャンセル効果が見込まれるとか。


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ポットはEP085 250K 0149とあり。CTSの250Kらしいです。カーブの挙動は私の感覚がザルなので当てになりませんがAカーブじゃなかろうかと思います。


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コンデンサ。セラミックの0.033uFが付いてます。ハイパスは撮り損ねたのでそのうち追記します。

 

最後にペグです。ここは自分なりに気になった問題が1つありまして…。


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タイラーのペグ、おそらくGOTOH製であろう、ペグポストの高さが調整できるタイプが付いてます。1,2弦側に付いているとストリングガイドがない為です。Suhrとかもこの仕様ですね。

 

で、Studio Elite等はロックペグが付いてるのでポストに巻き付ける必要もないのですが、Classic系だとクルーソンタイプが付いているので、そこそこ巻く必要があります。すると、下巻きにしていくと巻き数によってはワッシャーの高さに干渉するんですよね…。


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※ちょっと当たってる(ように見える)

 

ので、一度確認した後に巻き直しました。

 

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下巻きの場合は1巻ちょいですね…。どちらかというと張りが出るんじゃなかろうかと巻きまくる方なので注意しないと…。


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完成です。

 

 

3シングルのストラトとしてはこれで完成で良いのですが、この後結局、悩み抜いた挙句にSSHに換装することになります。

 

続きます。

James Tyler Classic (USA 2002).

ギターを買ってしまいました。2002年製、念願のJames Tyler Classic USAであります。

 

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『出たら買う』と決めていた仕様が突如J-Guitarに現れたので、即日コペンをすっ飛ばして閉店前の店に滑り込み試奏、2秒で購入を決めました。

 

一度音出しした後、全バラして一通り仕様を確認し、すぐに調整と音作りの悪戦苦闘記に入ることになりますが…そちらについては仕様含めて次のエントリでまとめようと思います。買って帰ってすぐに録った音は下記の通り。

 

 

09-42の弦が張られており、弦高も1.3-1.8くらいのセッティングだった為、ややビビり気味です。音も高域が目立ちます。この辺りタイラーらしい気もしますが…、もう少し大人しい音にすべくここからアレコレ弄ることになります。その辺はともかくとして、とにかく探すのに苦労したギターでした。

 

 

『使う音の7割がストラトのフロントクリーン、2割がハム歪み、残り1割がハーフトーンその他諸々』という現状において、『メインのストラトと同じ感覚で扱えて、リアハムがローパワーで高出力のテレキャスのようなイメージで使えるSSHストラトがほしい』と考え始めてしばらく。

 

手持ちの日本製Studio Eliteは、音の傾向が大分違う上にリアハムが超パワフルで、何とか使いこなしたいとあれこれ弄り倒してはいる現状です。残る手持ちのSSHである改造G&Lも、ネックの握りが薄く、メインのストラトとはちょっとイメージと違います。

 

そんな中、SuhrのClassic Antiqueのシェルピンクを試奏したときのイメージが案の定ドンピシャで、『これだ』と思ったものの、その日は一旦冷静になって帰宅。その夜にふと考えたのが、

 

『どうせならこの感じで本家タイラーがいい』

 

という完全なロゴへの欲望でした。

 

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※Suhrの試奏を経てメインでほしいと思い始めたTyler Classic SSHのイメージ画像

 

無事資金繰りの目処もついたので、『メインのストラトと同じ感覚で扱えるJames Tyler Classic SSH捜索の旅』の火蓋が、わりと唐突に切って落とされました。

 

 

が、James Tyler USAのClassic、とにかく弾がありません。

 

都内の店を徘徊してもデジマートを巡回しても出てくるのはStudio Eliteが大半で、ClassicのUSAは極小数しかありません。出物があってもメイプル指板だったりカラーが好みでなかったり、目当てのブツがさっぱり出ない。出たら出たですぐ売れるので、このおかげで資金が貯まるまで待つことが出来たのは僥倖と言うべきか何なのか…。

 

気長に探せばいいやとも思いつつ『ハードオフならワンチャンあるんじゃないか』とも考え、吉祥寺店などデカ目の店舗を狙ってあちこち見に行ってみました。するとまあ、あるわあるわ。ドンピシャのは見つけられませんでしたが、吉祥寺店には結構レアな個体が釣られていました。

 

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※夕方のハードオフ吉祥寺店。デカイ。撮影とネット掲載可とのことで以下気になったやつの写真です


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※吊られていたTylerシリーズとガラスケースに封印されていた噂のTylerアコギ。値段はAskだそうです。

 

ローズ指板のフルオプションが珍しかったのと、おそらくマムヨボディーと思われるBurning Warerが渋かったです。

 

加えて、「この色があったら欲しいな」と思ってたSuhrのClassic Antiqueのソニックブルーを発見。うおー!! と心惹かれたものの、ピックアップが欲しい組み合わせでなかったこと、やっぱり買うならTylerがよいという初志貫徹精神から、試奏もせずに退散。そうそう見つかるもんでもないよなあと、ホープ軒でラーメンでも食って帰ることにしました。


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※Suhr Classic Antique。いつ見てもかっこいいですわこのカラー。

 

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※ビザールギターコーナー。モズライトタイプがあったらちょっとほしいとはずっと思っている

 

 

事態が急変したのは、ホープ軒のラーメンを平らげて何気なくスマホをいじっていたそのときでした。

 

いつもの癖でGoogle先生に「James Tyler」と打ち込んで検索、ヒットしたページを適当に巡回していると、J-Guitarの下記のページを発見。同時に目をひん剥いて、スープをすするレンゲごと固まる私。

 

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………

……

 

上記の発見が18:30。コペンで青梅街道をすっ飛ばして池袋まで辿り着いたのが19:30頃。2秒の試奏で購入意思を固め、晴れてお持ち帰りと相成りました。


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さあ、僕と一緒にうちに帰ろう…。


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※記念撮影

正直、試奏の印象がそこまで良かったわけでもなく、一番欲しかった仕様はClassicのSSHモデルなのでドンピシャかというとそうでもないのですが、「ストラトの形をしたローズ指板のタイラーでボディーカラーが好みであれば後はどうとでもなる」と判断。つくづく、ストラトほどストラトの形をしていればストラトの音がするギターないと思うんですよね…。

 

帰って即録った音は冒頭の動画の通り。ハイよりの傾向があり、弦も細いもんが張られていたので、交換がてら全バラと調整でなんとかしようその日は買った満足感もそこそこに爆睡してしまいました。次回からしばらく、分解結果、調整記録、ピックアップアッセンブリの丸ごと更新の悪戦苦闘記に入ります。

 

続きます。