ー ORDINARY ー

※ 登場人物はすべてフィクションです。車と楽器とフィクションに塗れた会社員の日常を、のんべんだらりと書き綴っています。

コペンローブ、仁賀保高原に行く、その1。

景色が良くて、遠くて、行ったことがないところ。

 
遠出する際はいつも上記の条件で目的地を探しているのですが、そういえば日本海側ってあんまり行ったことないなあ、と思うに至りました。豪雪地帯だから夏の間に行っておいた方がよさそうだし、景色も良さそうです。というわけで、今回は秋田県仁賀保高原の風力発電所に行ってきました。
 
総走行距離1,121km。全行程ほとんど快晴で、空と海の青、雲の白、山の緑と、景色の鮮やさが印象的なドライブでした。
 
 
土曜日の夜、日付が変わる頃、ガソリンを満タンにして出発。
 
涼しい夏の深夜、お盆の東北道を、オープンにしてひた走ります。
 
那須高原SAで休憩し、ちょっとシートにもたれて仮眠を取るつもりが、今回も気づいたら朝になってしまいました。2シーターでシートも倒せず、寝心地は最悪なのに、毎回車内で熟睡してしまうのは何故だろう。ちなみにうっすらと窓を開けて寝ると、暑苦しい夏の夜でも換気が出来てそこそこ快適に眠れます。
 
気を取り直して再出発。
 
朝方、雨に降られる中、村田JCT山形自動車道へ合流。山形市に入った辺りからは急に晴れ始め、普段あまり馴染みのない、東北内陸部の街並を眼下に眺めながら走ります。
 
月山ICから湯殿山ICの区間は未開通らしく、一度下道へ。国道112号、通称月山道路に入ります。風光明媚なワインディングを、標高1,984mの月山を右手に眺めながら走るこの区間は、非常に気持ちが良かったです。
 
再び山形道に乗り、鶴岡JCTから日本海東北道へ。現状この区間の終点である、酒田みなとICまで北に向かって走り、下道に降ります。
 
この区間も、進行方向の先に雄大な鳥海山を臨む、異常に景色のよい高速道路でした。真っ直ぐに伸びた車線、空の青と日本海の青、鳥海山の緑。たまにフラフラと飛んでいる鳥。ここはまた走りたいです。道中、前方に大学生らしき野郎二人組が乗った、真っ白できれいなインテRが走っていたのをよく覚えています。
 
以降、国道7号線羽州浜街道を日本海に沿って北上し、目的地であるにかほ市を目指します。

 
…それにしても、走行中は写真が撮れないので、記録が残せるドライブレコーダーがほしいなあと最近よく思います。車で遠出する場合、結局一番記憶に残る光景って、運転中のフロントガラス越しの景色だったりするんですよね。頭の中に残ってるからいいんですけど、日本海東北道から眺めた鳥海山の景色は、媒体使って記録に残しておきたかったなと思いました。
 
 
昼近くにもなるとさすがに日差しがキツイです。高速走ってる間は気にならなかったのですが…。帽子を装備し、熱射の下をオープンでダラダラと走ります。
 
東北に来て驚いたのは、とにかく風車が多いこと。風況がよいらしく、日本海沿を移動していると、大体風車が建っています。
 
スマートジャパン・エネルギー列島2014年版(5)秋田
 
日本海東北風力発電所マップ
 
地図を見ていただけるとわかるように、日本海沿いを走っていると笑えるくらいの風車が立ち並んでいます。最初のうちこそ見かけるたびにはしゃいでいましたが、さすがに慣れてきて、気がつけば海沿いの景色の一部と化していました。

空腹を感じ、道の駅にかほの近くで昼食を取ることにしました。
 

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 せっかく遠くまで来たので、奮発して海産物をツマミにオールフリーで一杯やることにしました。名物らしき岩牡蠣、サザエ、ウニ。牡蠣飯が味が染みてて美味しかったです。
 
そのまま海沿いを走ればにかほですが、ちょっと遠回りして、鳥海ブルーラインを走ります。山から臨む日本海と、にかほ市の街並がとんでもなく美しかったです。
 

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それにしても、ワインディングはともかくとして、峠の走り方が未だによくわかりません。別に速く走りたいわけではありませんが、どうもスムーズに走れないのです。ヒルクライム、ヒルダウンはどんなイメージで運転すればいいのやら。
 
 
山を下り、街中に下りて、気がついたらにかほ市に入っていました。のどかな田舎道を、看板を頼りに、目的地である仁賀保高原へ向かいます。
 
続きます。